ホテル・ピーベリー
人に後ろ指を刺される事態になってしまった主人公が、逃げるようにしてやってきたホテルで起きた他の客の水死。事故か、事件か…弱った心のまま謎を解いていく主人公の姿にはらはらします。
友人に勧められてハワイのとあるホテルにやってきた「ぼく」こと木崎淳平。そのホテルにはルールがあって、…
本が好き! 2級
書評数:29 件
得票数:342 票
初めまして、小むらさきと申します。
推理小説、時代小説、その他ハウツーものなど、浅く広く雑多な感じで読みあさっております。
最近はあまり時間が取れなくて冊数が増えないのが悩みのタネですが、相変わらず読書が楽しみなのです(笑)。
どうぞよろしくお願いします。
人に後ろ指を刺される事態になってしまった主人公が、逃げるようにしてやってきたホテルで起きた他の客の水死。事故か、事件か…弱った心のまま謎を解いていく主人公の姿にはらはらします。
友人に勧められてハワイのとあるホテルにやってきた「ぼく」こと木崎淳平。そのホテルにはルールがあって、…
キレた老人の末路。老爺なんてチョロい、と思った姉娘二人の誤算。失ってから見えてきた世界。盛りだくさんの要素で構成された悲劇です。
寄る年波で引退を考えたリア王は、娘たちに父をどれくらい愛しているか、と尋ねると、巧いことを言えた姉二…
アメリカ南部の田舎町に潜伏中のCIA工作員、恋に謎解きに大活躍・・・って目立っちゃダメでしょ。
ルイジアナ州のシンフルという田舎町に身を潜めたCIAのエージェント、通称フォーチュンが活躍するミステ…
夏休みに出会った二人の女の子たちの物語…を、読んでいる女の子の物語。魔女修行の成果はいかに。
草子は、学校にうまく馴染んでいけず、図書館を自分の唯一の拠り所にしているような子でした。ある時、司書…
日本文化の総合芸術と思しき茶道の世界の事物を英語で説明。新たな発見に目から鱗でした。
最近ミーハーに茶道が気になるワタシは、つまみ食い的にそれに関する本を読んでみたりしています。 著者…
形を作って、そこに心を入れることへの理解が深まります。 すとん、と胸に落ちてくるときの心地よさよ。
だいぶ順番待ちをして借りられた一冊でした。二十歳の時からずっと続けてきた茶道との関わりを描いたエッセ…
かき集められた厄介者集団の部署が、どう化けるのか。フランス発のミステリーにわくわくでした。
フランスのミステリーは「メグレ警部」シリーズぐらいしか読んだことがないもので、色々新鮮さを味わいまし…
これを「事件」と称すべきか、称さざるべきか、それが問題だ。
「ハムレット」といえばあの名セリフを思い浮かべる人も多くいるでしょう。この小説の中での語り手である探…
自分自身を実験台に老いるとは何ぞや、と観察した記録。それにしても男ってどうして自分の分身に名前をつけたがるのか……⁈
何かと後期高齢者についてのニュースが目に付くようになった昨今、老人になるとはどういうことかが的確、そ…
ミステリーの集大成だけに、一話ずつ読み進むにつれて背中のぞわぞわ感がクレッシェンドな一冊でした。ただ、箸休め的なお話もありますので、ご安心を(笑)。
様々な長さの掌編が収められた一冊で、スリリングな味わいを基調としながらもその強さと性質の変化にとんだ…
老後の憧れのロールモデルのリストにまた一人加わりました。忍(おし)ハナさん、カッコいい……!
他の老人たちがリュックを背負った男女の区別もつかない虫へと化していく中、忍(おし)ハナ(78)は一人…
会社内で見られるであろう各種嫌がらせの数々。どんな種類があるものか、細かく分類された名前を知ってみるのもまた一興です。
ドラマの原作だったかな、と思いながら借りてみました。コンプライアンスの観点からみた会社生活における悲…
第二次世界大戦の足音が響いてくる中、日本陸軍の組織内の鬼っ子「D機関」の暗躍に胸が踊るシリーズ。多彩な語り手の視点から、その時代の空気もひしひしと感じます。
何となく背中にヒンヤリとした恐怖も感じながらも、結城中佐率いる有能なスパイたちのスリリングな活躍にも…
ヘンリーの快刀乱麻の活躍を思う存分楽しみました。たとえ予定調和と思われようと、最終的には彼が丸く収めてくれるというこの安心感(笑)。
月に一度の美食の会、「黒後家蜘蛛の会」のお話を、それぞれのゲストと共に楽しみました。しかも今回は、女…
ルイジアナのド田舎に潜伏中の女工作員……であるにも関わらず目立ってしまう不運なヒロイン(笑)。でも、読んでいるこちらには元気をもらえます。
久しぶりに思わず定価のまま買ってしまった文庫となりました。「ワニ町」シリーズの第2作目なのですが、物…
舞台は昭和五十年。神奈川県の山奥に赴任してきた駐在さんと、彼の奥さんが手掛けた事件の短編集。
若干判で押されたような展開という印象は否めないとしても、その安定感がなんとも心地よく温かくて、読み終…
女性への不当な処遇を改めさせるために力を尽くしてきた、これまでの女性達の運動について説明してくれる一冊。
大人が読んでも勉強になる児童書だと思われました。男女平等が最も進んだ国の一つであるスウェーデンの作家…
喋るガイコツ「シド」と母娘のやり取りがとても楽しいミステリでした。今後のシドの人生、もとへ、骨生の発展を心から祈念したいと思います。
初めて読むのがシリーズの二冊目だった、ということがハンデとはまるで思えないほど、あっという間にこの小…
生活していく上での様々な側面について、その問題の解決法としてこんな仕方もあるんだ、と参考になります。
人間が暮らしていく上で欠かせない「衣」「食」「住」を初めとして「仕事」「趣味」「人間関係」「健康」等…
ちょっとハデにやりすぎちゃったCIAエージェントの行き着いた先は、 ワニの棲む河が流れる田舎町。
私にとってはお初の作者で、表紙の絵には実を言うとあまりそそられなかったので中身を読む気が低かったので…