風神雷神 風の章



  

風神雷神図屏風を描いた俵屋宗達の生涯を描いた物語です。 宗達は絵師ではなく、絵職人と書かれていますが、要するに彼は、今でいうところのインテリアデザイナーだったのだと思います。
かの有名な風神雷神図屏風を描いた俵屋宗達の風神雷神を描くまでに至る生涯を描いた物語です。 芸術好き…
					本が好き! 1級
					書評数:57 件
					得票数:633 票
					
遅読です。
書評ではなく、個人の感想と読解を書いています。
ネタバレもあります。あしからず。



  

風神雷神図屏風を描いた俵屋宗達の生涯を描いた物語です。 宗達は絵師ではなく、絵職人と書かれていますが、要するに彼は、今でいうところのインテリアデザイナーだったのだと思います。
かの有名な風神雷神図屏風を描いた俵屋宗達の風神雷神を描くまでに至る生涯を描いた物語です。 芸術好き…




  

更紗が文を思う時の描写がとても切なくて、それが読み終わった後も心にしみこんで長く余韻を残すそんなラブストーリーでした。
青少年の誘拐が法律で厳しく取り締まられるようになったのは、最近のことですが、 未成年の二人が一緒に…




  

中国王朝を舞台にしたファンタジー。 龍生八子と呼ばれる8人の皇子が、策謀をめぐらしながら、13か月の九天逐六という玉座争奪戦を戦う物語です。
中国王朝を舞台にしたファンタジー。 最近は一世を風靡した時代物の韓国ドラマがほとんどなくなって…




  

セックスなしでも、私を愛してくれますか。
前半部、不幸な貧乏話が延々と続くので、 この手の話の嫌いな私は、ちょっと辛くて、読むのをやめようか…



  

今、世界のトップエリートが美術館の美術講座などに通って美の感性を磨いているそうですが、今の人間が知性の極限に進化を待たずに行き着くためのショートカットコースを提供するのがまさに、美意識なのでしょうか。
最初このタイトルを見た時、 ああ、そうだよねと思いました。 企業のデザイナーがどんなに美しくて素…


  

孟母三遷の教えみたいな話です。 実の親だからといって、いい親とは限りません。 そして、子供は親を選べません。 で、義理のお母さん梨花さんが、主人公優子ちゃんの親を探して、東奔西走、悪戦苦闘する物語です。
孟母三遷の教えみたいな話だなあと思ったのでした。 実の親だからといって、いい親とは限りません。…




  

美登利と信如の恋物語のはずなんだけど、よくよく読んでみると、それってどこにかいてあるのか、全然わかりませんでした。 吉原界隈に住む子供たちの物語ですが、当時の明治の様子がよくわかるお話です。
たけくらべというと、『ガラスの仮面』で、主人公の北島マヤが美登利役を演じていたのを読んでいたので、美…



  

戦中戦後のベルリンのち密な描写が素晴らしい作品で、 日本の戦後ばかり見せられてきた私には、とても新鮮な作品でした。
人間てどうして人間を殺すのだろう。 地球上の生命の中で唯一自分の同種族を殺す種族。 なぜ争いが起…


  

「むらさきのスカートの女」が持っていて、黄色いカーディガンの「わたし」が持っていないものは何。
せつない。 物語がミステリー仕立てのトリックなものなので、読み終わって、はて? と、思うんだ…



  

ミステリーのようなホラーのような異空間学校もの。 あなたは、友達や、周りにいる人たちの、つらさや心の痛みにちゃんと気づいていますか。
ミステリーのようなホラーのような学校もの。 こちらの方が処女作だったのですが、私は先に『かがみの孤…




  

人形浄瑠璃の名作『妹背山婦女庭訓』を書いた立作者近松半二の生涯を、読みやすい文章で描いてあります。浄瑠璃なんて見ないけど、この本は面白かった。
とにかく文章が読みやすい。 そして、実在の人物の話とは知らずに読み始めたので、純粋に物語として楽し…


  

実に見事に職場あるあるなエピソードばかりで、そうそうそうと、共感することこの上ない。 タイトルの『とにかくうちに帰ります』は、豪雨の中、家に帰ろうとする話。連日台風ニュースが続く中で、実感します。
『職場の作法』 実に見事に職場あるあるなエピソードばかりで、 そうそうそうと、共感することこの上…




  

調律師を目指す青年のお話ですが、究極の調律って、こういうことなのかなって思います。
一瞬の出会いが人生を決めてしまうことがある。 けれどそれは、本当にたまたまの偶然だったのか。 出…



  

ネットの炎上を気にし過ぎなのかも。 そういわれてみれば、そもそも、普通のブロガーが炎上なんてしないわ。
週刊新潮に連載されたエッセイのまとめ本。 サクサク読みやすい文章と内容だったので、3日で読み終…




  

中国三大悪女として有名な西太后ですが、悪女ではなく、ものすごく聡明で有能な政治家であったことがわかります。 漢民族の纏足を禁止したのも、科挙を廃止したのも、西太后です。
中国三大悪女として有名な西太后ですが、この本を読んでみると、悪女ではなく、実は、ものすごく聡明で有能…



  

人が人を貶める。無意識な社会のシステムが、引きこもりをつくりだす。 解決策はどこにあるのですか。
なんだかとても暗くて悲愴で読むのがつらくなりそうな本で、図書館で借りるのを一瞬ためらった。 引きこ…



  

不愉快なものを不愉快と言ってなぜ悪い。(感想その2) ホールデン・コールフィールドの時代を読み解く。(感想その4)
不愉快なものを不愉快と言ってなぜ悪い。 主人公ホールデン・コールフィールドが、物語の中で次々と…


  

子供の世界は限りなく残酷だ。(感想その1)
子供の世界は限りなく残酷だ。 いじめの話なんじゃないのもしかしてこれ。 と、読み終わってふと…


  

彼女の死によって、神は、彼女の願いを聞き届けた。
彼女の死によって、神は、彼女の願いを聞き届けた。 彼女は、彼女を愛する彼女の周りの人たちが、自…



  

バケモノは怖いけれど、そのバケモノを生み出しているのは結局は、人間だ。
映画『来る』とは、後半がやや違う。 映画では、ぼぎわんという化け物は、国家を挙げて倒すほどのバケモ…