シュリ-マン旅行記 清国・日本
「シュリーマン旅行記 清国・日本」は私たち日本人が知ってはっとするようなことがたくさん書かれている。 歴史好きにはたまらない本である。
古典落語に「王子の狐」という落語がある。王子にある扇屋という料理屋が舞台で、王子の狐が人間に化かさ…
本が好き! 1級
書評数:423 件
得票数:1525 票
現在、私たちが文化的な生活を送れるのも、先人たちの知恵と努力の賜物であることは論をまたないと思います。歴史上偉大な人たちの中には自分の考えを書物として残しています。それが名著です。名著を読むことは自分を成長させてくれます。
「シュリーマン旅行記 清国・日本」は私たち日本人が知ってはっとするようなことがたくさん書かれている。 歴史好きにはたまらない本である。
古典落語に「王子の狐」という落語がある。王子にある扇屋という料理屋が舞台で、王子の狐が人間に化かさ…
個人が大事であると漱石はいう。個人の問題は漱石文学の重要なテーマである。ある意味「私の個人主義」は漱石文学の解説書ともいえる。
夏目漱石は松山中学で1年間教鞭をとったあと、熊本の第五高等学校へと赴任する。そして、第五高等学校在…
ハーンは東京帝国大学で英文学を教えた。ハーンがその職を辞めたあと彼の授業を受け継いだのは洋行帰りの夏目漱石と上田敏であった。
ある夜、一人の商人が江戸の紀ノ国坂を歩いていると、濠(ほり)ばたに女が一人うずくまっていた。商人は…
村井は「食道楽」を書く前に「酒道楽」「女道楽」なるものを書いており、この2書では酒を飲むこと、妾を抱えることを諌めている。
それにしても村井弦斎の「食道楽」はすごい小説である。前代未聞というより空前絶後の小説といってよい。…
「食道楽」を読むと村井弦斎とは単なる小説家ではなくどこか神がかり的な人間のように見えてくる。化け物みたいな人物である。
それにしても村井弦斎の「食道楽」はすごい小説である。前代未聞というより空前絶後の小説といってよい。…
宮脇俊三「時刻表2万キロ」はこれぞ名著といわれる名著である。この本がこれからも未来永劫読み継がれること請け合いだからである。とにかくぞくぞくするようなおもしろい本である。
宮脇俊三「時刻表2万キロ」はこれぞ名著といわれる名著である。この本がこれからも未来永劫読み継がれる…
当時ヨーロッパではナチスが戦線を拡大し、勢いを増していた。ナチスはユダヤ人を捕まえ収容所に送って殺そうとしていた。いわゆる<ユダヤ人狩り>であった。
日本は日露戦争において辛うじて勝利したが、財政事情は悲惨そのものであった。日本が大国ロシアとの戦争…
大自然の中でのびのびふるまうアンの姿は、私をすがすがしい気持ちにさしてくれた。
小説の世界では、孤児は勇気があってやさしくそして回りから好かれて成長していくパターンが多い。「小公…
谷崎は衣・食・住そして女性に対しても贅を尽くした。思い浮かべるのは終戦直前の谷崎と谷崎が師匠と慕っている永井荷風との再会のことだ。
日本の作家には文豪あまたあれど、大文豪と問われて真っ先にあがるのはやはり谷崎潤一郎ではないだろうか…
漱石は前近代を肯定し、近代を否定したのではない。安易な近代の肯定と安易な前近代の否定を否定したのである。
私が高校生の頃から文学作品といわれる小説を読み始めてから、最初に、まさに心の底から感動した作品は夏…
日記自体は明るいものである。アンネはつねに前向きで、世のため人のために生きたいと何回も書いている。
心底暗い気持にさせられる作品というものがある。私にとっては、「アンネの日記」がそれである。「アンネ…
江戸時代には現代人が忘れた古きよきものがあるような気がする。
幕末の主人公は薩摩・長州藩ではあるが、影の主人公は水戸藩であろう。最後の将軍一橋慶喜は烈公と呼ばれ…
日本人と自然とのつながりの強さをしみじみと感じる。また、長年、不思議に思っていたことが氷解した。それはおはぎとぼた餅の違いである。秋分の日にお供えするおはぎは、春にはぼた餅と呼ばれるとのこと。
暦には太陽暦・太陰暦・太陽太陰暦の3つがある。太陽暦は地球が太陽を回る約365日を1年とし、それか…