勝手にふるえてろ

片想いにありがちな思い込み恋愛。こじらせてしまうと、ここまできてしまうのでしょうか。 勝手にふるえてろ、という言葉さえ、思い込みの連続の上で出てきた自分勝手な叫びのような気がします。
二兎を追うものは一兎をも得ず、の結末になるかと思いきや、ヨシカは、自分を好いてくれる相手と付き合うこ…
					本が好き! 2級
					書評数:12 件
					得票数:161 票
					
小説が好きで、こちらに参りました。障害のある子供と暮らすバツイチ母です。仕事と介護で、なかなか自分の時間が取れないのですが、夕食後のブログタイムとともに、隙間時間で楽しめる本の世界は大好物です。ブログは、「詩人の時を刻む」です。気が向いたら寄っていただけるとうれしいです。たくさんの本とここで出会えるのが楽しみです。よろしくお願いいたします。

片想いにありがちな思い込み恋愛。こじらせてしまうと、ここまできてしまうのでしょうか。 勝手にふるえてろ、という言葉さえ、思い込みの連続の上で出てきた自分勝手な叫びのような気がします。
二兎を追うものは一兎をも得ず、の結末になるかと思いきや、ヨシカは、自分を好いてくれる相手と付き合うこ…

獄中の、毒女と呼ばれた連続殺人犯の取材を進める女性記者。 取材しているつもりが、いつの間にか、振り回され、追い詰められていく。 たどり着いた場所は、思いもよらないところだった。
二人の女性の心理描写にまず引き込まれます。 この殺人犯の女性の心の軌跡を知りたいと、この女性記者の…




 
  

私の最も大切な本のひとつです。 外国で、一人もがいていたときに、支えてくれた一冊でもあります。 人は、誰かと比べて優越感を味わうこと無しには生きられないのだろうかと考えさせられます。
戦後の混乱期に、黒人兵と結婚し海を渡った女性が主人公です。人種差別や貧困の問題を扱っているのですが、…

フェイスブックの往復書簡のみで、綴られていくのですが、結末に対する伏線がほぼ無いので、最後に、別の意味で驚くサスペンス。 こんな長文のやり取りは、しないだろうとは思いつつも、あっという間に読みました。
とりあえず、先が気になってあっという間に読み終えてしまいました。 最後は、本当に思いもよらない展開…

様々な障害を抱えた方々を講師に招き、実際に行われえたゼミを通して、現役の東大生たちに起きた化学反応を綴った一冊。
招かれた講師である障がい者の書いた本ではありません。ゼミに参加した東大生の書いた原稿を本にしたもので…

ふたごではないけれど、家族であり友達であり恋人のようでもある、近すぎる関係の二人。繊細さといびつさを抱えながら、傷つけあう姿。精神を病んでぎりぎりの世界で生きてきた彼と共に過ごしてきた作者の心の記録。
私小説に似て異なるものですが、作者も彼女を振り回す男性も、誰のことか完全にわかる状態で、内面をさらけ…

環境の奴隷にならず、どんなところに置かれても、そこで環境の主人となり、自分の花を咲かせる心を持ち続けようということ。境遇は選ぶことはできないが、生き方を選ぶことはできる。
題名が嫌で読んでいませんでした。置かれたところで咲く、それもわかります。でも時には置かれたところでは…

夫婦にとって奇跡のように嬉しいはずの最初の子供がダウン症で、肺も弱かったら、そして自らも脳性麻痺で、障害のつらさを熟知していたとしたら、どうやって生きていけばいいのでしょうか。
命ってなんだろうと思います。 自分の子供って、障害児じゃないです。あくまで我が子。そしてその子のた…

作者さんの壮絶な戦いの記録です。エッセイコミックという形で出されていますので、読みやすいですが、内容は魂のサバイバルとも言える一冊。周りの方々に支えられながら、この作品を作りあげた作者さんに拍手。
あのとき、あんなことがなければ、ああしていれば、というような、もしも、という言葉がありますが、この作…




 
  

ここまで踏み込んだことを、さらりと書き上げる作者さんの表現力も素晴らしいと思いますが、読んでいるうちに、自分の価値観とか人生観のようなものが、変わっていく経験もできるかもしれない一作です。
ずばり障害者の性の問題を扱っています。作者の小山内さんもご自身ご結婚、出産、離婚を経験されています。…

ここには、一人の恋に落ちる若い男性がいます。 たけしさんの中には、こういうロマンチックな人も住んでるんですね。
男性の書いた恋愛物で、笑いあり、涙あり、かつ軽快な物語を読みたいかたには、良いかもしれません。 水…

韓国で実際に起きた聴覚障害児の性的虐待、暴行を元に書かれた小説です。ひどい虐待と、その後の裁判で子供たちは、さらに傷つきました。後に映画化されて話題になり、裁判やり直しになったそうです。
何気なく立ち寄った古本屋さんで、ふと著者の名前が目に入り、手に取りました。著者コン ジヨンさん。訳は…