世界は「関係」でできている 美しくも過激な量子論【Kindle】





未知の世界を探求するのが科学なら、それは限りなく哲学に近いものになる。
本書はループ量子重力理論研究者のカルロ・ロヴェッリによる一般読者向けの量子力学の解説書です。前著「時…

本が好き! 1級
書評数:337 件
得票数:11607 票
昔からずっと本は読み続けてます。フィクション・ノンフィクション問わず、あまりこだわりなく読んでます。フィクションはSF・ホラー・ファンタジーが比較的多いです。あと科学・数学・思想的な本を好みます。





未知の世界を探求するのが科学なら、それは限りなく哲学に近いものになる。
本書はループ量子重力理論研究者のカルロ・ロヴェッリによる一般読者向けの量子力学の解説書です。前著「時…





数々のSFの名作を彷彿させるだけでなく、現代の物理学をSF的に表現しようと果敢に挑戦しており読んでいてワクワクします。三部作の一作目ですがこの大風呂敷をどのように収束させていくのか楽しみです。
この本を本屋で表紙を初めて見た時、パラボラアンテナが付いたイージス艦に見えて海戦物のSFなのかと勘違…





内容は本格的でありながらも、詩・文学・哲学を交えて「時間」について考察する正に知の巨人と呼ぶにふさわしいループ量子重力理論学者カルロ・ロヴェッリによる科学エッセイ
万物の理論、つまり宇宙がどのようにできているかという理論を発見することは人類の夢であり、そのためには…



この物語は全くのフィクションなのだろう。しかし百田さんに近い年齢の男性にはとても共感できると思う。私は読んでいて忘れていた少年時代の良くも悪くも振れ幅の大きい気持ちを思い出した。
小学6年生の遠藤宏志は家が貧乏で生活保護を受けている木嶋陽介と吃音症の高頭健太と騎士団を結成する。も…


様々な数学にまつわるエピソードを盛り込んで若い読者の興味を喚起しようとする試みは評価できるとしても。
一度数字を見たら忘れない栢山(かやま)は現在高校生。数学が得意だが少し浮世離れしたところもあり自分の…





宇宙と宇宙をつなぐとありますが多宇宙論の話ではありません。純粋な数学の話です。近年読んだ科学技術系の本で1番です。
整数論の難問であるABC予想を知っていますか?過去の提起された整数論予想は難問が多く、未だ解決の端緒…



本書の主張の通り男女の能力差には疑問があるにしても、男女の違いは相当あると私は考える。つまるところそのギャップは研究するテーマの「定義」の問題であるかもしれない。
本書の献本に応募するとき男女の違いについての一般的な誤解を解き真実を解説したものだと素朴に考えていた…





私的には現在のところ今年一番の本。
本書はざっくり言えば小説の中に使われている単語を調べそのパターンを解析し統計的に処理することによりど…




ソ連版Xファイルと言うべき怖いというよりも正に不気味な遭難事故
スターリンの圧政が終わりソ連時代の中で民衆にも僅かな希望が見えたフルシチョフの時代、ウラル山脈の麓に…




宇宙を構成する最小単位である素粒子物理学の歴史と天才たちの織り成す物語
昔の人々は、見たり、聞いたり、五感で感じることができる現象について不思議に思い、その謎を解くべく科学…





人間の頭によって生み出された数学が物理的存在である人間の認知能力を超えて発展する不思議
本書は、数学の発展の歴史を辿りながら、その数学と物理的存在である人間との関わりが書かれており、さらに…




気軽に読める雑学っぽい内容かと思いきや
題名とポップな表紙の絵から気軽に読める本かと思いきや・・・とても本格的な内容でした。つまり結構難しい…



利益を得たのはマスコミだけか
山中教授のiPS細胞の研究でも論文の捏造が発覚し、少し前では東大での同じような事件がありました。しか…




古い本でもいい本はいい
30年近く前の本です。ノーベル賞を取った利根川進さんと立花隆さんの対談本です。 立花隆さんは、…



この題名は出版社側からの提案ではないだろうか
著者は著名な素粒子物理学・宇宙物理学の研究者であり、かつかなりの美人なハーバード大学の教授です。 …





数学者ですら答えられない難問「数学とは一体なんなのか?」についての本です。私にとってはこれほど好みに合った本はなかなかありません。
ニュートンは自然を観察して計測し、ニュートン力学を作りました。それは数学で表されます。ニュートンの時…





私の中ではオールタイムベストの宇宙物
宇宙論は、日々進歩しており驚くようなことが発見されファンタジーを感じるわけですが、今現在まで分かって…