流転の海




宮本輝自身の父子関係を描く渾身の大河小説!と聞いて、全9巻のうちの最初の1冊を手に取りました。豪放磊落そのものの「熊吾」、あれ?この彼が主人公?キツネにつままれたみたい。
宮本輝のエッセイなどをちょっと読んでみた記憶からは、彼の父はあれこれと事業に手を出しては失敗して、し…

本が好き! 1級
書評数:674 件
得票数:8986 票
主に小説、そして、クラシック音楽関連本を濫読している女性です。
ときどき新書、近現代史関連本にも食指を伸ばしております。(2017年8月に登録)




宮本輝自身の父子関係を描く渾身の大河小説!と聞いて、全9巻のうちの最初の1冊を手に取りました。豪放磊落そのものの「熊吾」、あれ?この彼が主人公?キツネにつままれたみたい。
宮本輝のエッセイなどをちょっと読んでみた記憶からは、彼の父はあれこれと事業に手を出しては失敗して、し…




自分なんていなくてもいい、と思い詰めた「小さい”つ”」が家出をしてしまうお話。そして、著者も挿絵画家もドイツ人。
なるほど。 著者は1967年生まれ。 20歳で来日し、上智大学の比較文学部比較文学科を卒業したの…





1頭の素晴らしい競走馬「オラシオン」をめぐる大河ドラマ。馬に人生の希望を託す人々の熱い吐息が伝わります。
上巻を読み終えた時点では、今後の主役はオラシオンを乗りこなすジョッキー、奈良だな! な~んて勝手に…





競走馬を誕生させ、育て、走らせるまでのドラマに、そして、関係者(ファーム経営者、馬主、調教師、騎手)の抱える心の闇に、ただ圧倒されます。
いやあ、宮本輝、すごいなあ。。。。 上巻を読み終えた時点での、シンプルな感想です。 ひょんな…





ある特別な事情から別れた若い夫婦が10年後に偶然再会。それを機に始まった長々しい往復書簡で構成された小説です。引き込まれます。
考えてみれば、往復書簡という連絡手段自体、もう今の世では考えられませんね。 この本の初版が刊行され…




英国ダガー賞受賞作。物語中盤での「大どんでん返し」に度肝を抜かれました。小説の最後ではなく、まん中でこんなにビックリしたのは初めてかも。
どんな経緯でこの本を図書館に予約したのか、すっかり忘れ果てていた私。図書館ホームページの「内容紹介」…





ストーリーとしては、やはり映画より原作のほうが説得力あります。映画のラストシーンに納得できなかった私も、原作を読んで腑に落ちました。
映画で納得できなかったのは、 ・なぜ最後になって、芸妓との間の「実の娘」が突然に現れる? ・国に…





ご多聞にもれず、映画「国宝」を鑑賞後、「原作はどうなってるんだ?」と好奇心に駆られて手に取りました。なるほど、さすが原作、説得力あり。
上巻を読み終えた時点で感じた、映画と原作の大きな差は 徳次の存在感 です。 徳次とは、映画冒頭…




この刺激的なタイトルが全冊を貫くテーマというわけではありません。とはいえ、さすが鋭い指摘が多々。骨太な内容がお好きな方にはおすすめ。
平野啓一郎がさまざまな媒体に発表した文章が集めてあります。 全体のテーマをつかむことは私の手に余り…




フリーアナウンサーとしての経歴の長い日本語教師による、インタビュー記録。日本語習得の猛者たちの本音が面白く、示唆に富む。
インタビュイーの方々は、以下の通り。 ・Kさん(韓国)2005年日本デビューの歌手 ・孫成順…



ミス・マープル初登場の作。ご近所さん同士でわいわい、きゃあきゃあ言いながら謎解きしている感じで、なんだか微笑ましかったです。
語り手は、殺された大佐が発見された牧師館の主である牧師さん。 人々を導くべき存在という大義名分と、…




警部ペレスシリーズ、ついに完結。悲惨な結末じゃなくてよかった~☆彡
今回、事件の中心となるのは、 シェトランド島の有力者(医者の夫、イベントプランナー?の妻、その子4…





シェトランド島、警部ぺレスのシリーズ7作目。地滑りで発見された美女の遺体は誰?なぜここに?
<シェトランド四重奏>と呼ばれる四季シリーズ4作に続くのは、原題も併記すれば、 ・Dead Wat…




ペレスとウィローがタッグを組む2作目。祝!ペレスの捜査力復活。今回も、最後のめくるめく展開が見事でした。原題は「Thin Air」。白夜のムードと、少女伝説の影と、かな。
前作では、フラン亡き後の抜け殻状態でもあったペレスですが、今回はちゃんと冒頭から捜査の中心にいます。…




≪シェトランド四重奏≫のペレス警部、婚約者の死を乗り越えてここに復活!という作。シェトランド帰省中の新聞記者を殺害した犯人は?その目的は?
作品冒頭、ペレスはまだフランの死から立ち直れず、警察には時短で勤務している身。 すっかり無気力にな…





≪シェトランド四重奏≫の第1作。第2~4作を先に読んでから手に取ったところ、主人公ぺレスや婚約者フランのその後を知っているだけに、細部がいちいち心に刺さって印象マシマシ。
なるほど~。 ペレスは登場時、故郷フェア島の名門ぺレス家の一員として島に帰って新生活を始めるか、は…




≪シェトランド四重奏≫最終作。いよいよ主人公ペレスの故郷が舞台。婚約者フランを両親に紹介するために帰郷したフェア島で殺人事件が。結末があまりに衝撃的。
バード・ウォッチャーの聖域とも言えるフェア島のフィールドセンターで、ナイフの刺さった遺体が発見されま…




≪シェトランド四重奏≫第3作。シェトランド署のサンディ刑事が、シェトランド諸島ウォルセイ島に帰省中、祖母ミマの遺体を発見。銃の誤射による事故か、意図的な殺人か?
第2作同様、「住人同士がみな知り合い」という小さな島で起きた事件がテーマ。 今回は、最初の死からし…




猛暑のなか、涼を求めて「北欧もの」推理小説へ。全4作シリーズの第2作目ですが、1作目を読まずとも十分楽しめました。
シェトランド諸島の四季を織り込んだ、現代英国本格ミステリ≪シェトランド四重奏(カルテット)≫と呼ばれ…





ポアロが登場する最後の作品「カーテン」を読んだので、同じ舞台の最初に戻って何十年ぶりかで再読。うむ。興味深し。
クリスティ出版第1作にして、ポワロ初登場の作。 読者に対する「目くらまし」のうまさが光ります。 …