本が好き!ロゴ

閉じる
拾得

拾得 さん

本が好き! 1級
書評数:688 件
得票数:8194 票

 学生時代は書評誌に関わってました。今世紀に入り、当初はBK1(現在honto)、その後、TRCブックポータルでレビューを掲載してました。同サイト閉鎖から、こちらに投稿するようになりました。
 ニックネームは書評用のものでずっと使ってます。
 サイトの高・多機能ぶりに対応できておらず、書き・読み程度ですが、私の文章がきっかけとなって、本そのものを手にとってもらえれば、うれしいという気持ちは変わりません。 特定分野に偏らないよう、できるだけ多様な書を少しずつでも紹介していければと考えています。
 プロフィール画像は大昔にバイト先で書いてもらったものです。

書評 (688)

「理科」で歴史を読みなおす (ちくま新書)【Kindle】

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

「理科」で歴史を読みなおす (ちくま新書)【Kindle】

「この本は、理科の思考力で歴史を見よう、というものです、歴史的事実は同じでも、注目する主題のとらえ方、推理の過程はかなり違います。しかし、科学史書ではありません。」(本書冒頭、はじめに、7頁)

 冒頭の引用は次のように続きます。  「科学技術はむしろ背景であって、それが人間の感性、知性をいか…

投票(8コメント(0)2025-09-17

イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

イタリア・ルネサンス再考 花の都とアルベルティ

「だから『家族イデオロギー』と『都市イデオロギー』は矛盾せず、家系への自己同一化の狂おしいほどの感覚が、愛郷心の神話を生きることと背馳しない心的機構ができあがっていた。」(205頁)

 イタリアにさほど詳しくなくとも興味深く読める1冊というのに、これほどタイトルのネーミングがうまくい…

投票(10コメント(0)2025-06-30

民衆ジャーナリズムの歴史: 自由民権から占領下沖縄まで

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

民衆ジャーナリズムの歴史: 自由民権から占領下沖縄まで

「それらを丹念に読んでいくと、近代日本の歴史過程で時代変革や社会創造の担い手になっていた編集者や発行人の躍動するペンの響きが聞こえてくる。」(「学術文庫版へのあとがき」より、384頁)

 どこか私の気持ちをざわつかせるタイトルである一方で、「『今風』ではない研究なのだろうな」とも感じた…

投票(11コメント(0)2025-06-23
12345次へ
1ページ目 165件中 1~20件目