銀河鉄道の父

宮沢賢治の生涯を、父親視点で描いた物語。一見ドラ息子に感じさせられるも、立派な父を持ってしまった賢治の苦悩に気付かされる。明治の父親とは、かくやあらん。
死んでから有名になった人の日本代表のような宮沢賢治。正直大して好きではないけど、その私でさえ「かた…

宮沢賢治の生涯を、父親視点で描いた物語。一見ドラ息子に感じさせられるも、立派な父を持ってしまった賢治の苦悩に気付かされる。明治の父親とは、かくやあらん。
死んでから有名になった人の日本代表のような宮沢賢治。正直大して好きではないけど、その私でさえ「かた…



8人の有名推理小説家によって、「誘拐」をテーマに書かれたアンソロジー。誘拐というシチュエーションは、まだまだ可能性を秘めていることに気付かされる。
なかなか豪華なメンバーだけど、普通の新書サイズに8人は多過ぎなんじゃないかなぁ。短さが効いてる話よ…


よくある日本万歳番組と変わりない、浅い内容。
世界最高峰の大学・ハーバードでは、「ケース」と呼ばれる教材をもとに議論を行う。その中で取り扱われた…




ほんわかの中に秘められた重苦しさが、本当に痛々しくなる前にハッピーになれるところが癖になりそう
高3の「わたし」こと大島柚子は、銭湯「松の湯」をこよなく愛し、生き甲斐にしていた。ある日いつも通り…



作家アリスシリーズ初の短編集です。
暗号、ダイイングメッセージ、技巧を凝らしたトリックと、本格ミステリーが短編でキュッと詰まってる感じ…


どこか歪になった家族の短編集。表題作は直木賞受賞作品。
最初の話はすごく良かった。『明日の記憶』だけ読んだことあるけど、やっぱ美しくて哀しい話が上手い人な…





結局答えは自分で見付けるしかないんだけど、どうしてこんなにも暖かい気持ちになれるんだろう。
1970年代に、どんなくだらない悩み相談にも必ず真剣に返事をくれることで有名になったナミヤ雑貨店。…



トリックは面白いけど、主人公の存在感が薄い
宝石チェーンのオーナー社長・堂条秀一が、別邸で殺害された。彼はリビングで殺害され、自慢の癒し道具であ…




続編だけど全く違う話・・・と見せかけてやっぱり続編!
夢見がちな若い絨毯商人のアブダラの店は、ある日店を訪ねてきた男から空飛ぶ絨毯を買った。その夜、絨毯…