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Rogi073

Rogi073 さん

本が好き! 2級
書評数:13 件
得票数:145 票

コアな文学が好き。
安部公房やベケットとか。
文字表現の限界を知りたい。

書評 (13)

ハルムスの世界

  

ハルムスの世界

この小さな物語は、いずれも、不条理に描かれている。それは、時に何も意味をなさないような出来事を淡々と描いているだけのようであり、そして、時には、残虐さを感じさせるような出来事を無感情に描いてみたり。

ダニイル・ハルムス ダニイル・ハルムスというロシアの作家の短編集、「ハルムスの世界」という作品…

投票(9コメント(0)2017-02-04

ポータブル文学小史

  

ポータブル文学小史

ポータブル文学小史とは「作品が軽くてトランクに収まるということ」。決して、長大ではないということは翻せば、物語るのではなくて、奇異に言葉を並べる作家であるということだろう。そんな人々の特性が描かれる。

シャンディ この作品は、タイトルだけからすると、文学の歴史を語るような作品に思えるだろうけ…

投票(10コメント(0)2017-01-21

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

  

HHhH (プラハ、1942年) (海外文学セレクション)

ノンフィクションであり、ドキュメンタリーであり、メタ文学な、三種類の要素が入り交じりながら、作品は進む。それらが入り交じりながら、作品はハイドリヒ襲撃とその報復というクライマックスへと迫っていく。

今回紹介するのは、フランスの作家、ローラン・ビネによる作品「HHhH」。この作品によって、ローラ…

投票(13コメント(0)2017-01-20

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

  

トマス・ピンチョン全小説 重力の虹[上] (Thomas Pynchon Complete Collection)

圧倒的。いや、まったく理解できていない。無理やり、理解したつもりなっている。でも、現実世界というのもまたそうであるに違いない。 その現実が現実であるが故もまた、ここに描き出されているようにも感じる。

トマス・ピンチョン 現代アメリカ文学の頂点に立つといって過言ではない作家、トマス・ピンチョ…

投票(13コメント(0)2017-01-20
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