人生にムダなことはひとつもない
確固たる信仰を持って生きるということ
唐突な組み合わせの鼎談だと思われるが、この三人に共通するところがある。それは3人とも確固とした信仰…
本が好き! 2級
書評数:16 件
得票数:224 票
精神疾患を持ちながら、非正規で働いてるアラフォー男子です。
本をもっと読んで、書評をもっと書きたいという意欲はあるのですが、仕事と持病のせいで、遅々として進みません。
「焦らず、しかし諦めず」(ハウス加賀谷さん)と
「大人は遅れていても焦らない」(恩師)
という言葉を自分の戒めにしようと思います。
プロフィール画像は版画家の片岡まみこさんの「おそろい」です。よろしくお願いいたします。
確固たる信仰を持って生きるということ
唐突な組み合わせの鼎談だと思われるが、この三人に共通するところがある。それは3人とも確固とした信仰…
バリア(障害)は細部に宿る
この本の著者は全盲で、それが日常生活を送っていく上において、どういう風に障害となってあらわれるかを…
統合失調症に向き合う第一級のテキスト:中井久夫の「自殺の止め方」を読むだけでもこの本を読む価値があると思います。
統合失調症の当事者やその家族、精神科医から絶大な信頼をえている臨床の精神科医である中井久夫氏による…
原理的にはナショナリズムと個人主義は矛盾しない
本書は、政治学の姜尚中と社会人類学の鈴木二郎の対談である。80ページほどのブックレットである。「民族…
自己の利益はすべて他者につながっている
本書は朝日新聞の身の上相談(「悩みのるつぼ」)に掲載されたものの文庫化である。 本書のタイ…
現代の「統合失調症」の理解不足を補うには、最適な一書
最新の統合失調症とそれに関連する動向と対処法が書かれたのが本書だ。 著者の見るところによる…
統合失調症の人の<気持ち>がわかる
本書の特筆すべき特徴は、統合失調症の症状や病気の解説だけではなく、統合失調症の当事者本人の<気持ち…
漫画家・西原理恵子の「カネ」をめぐる自伝的性格の強いエッセイ
西原が人生を語ろうとするとき、「カネ」を中心に考えざるを得ない。世の中(社会)が、「きれいごと」で…
松本ハウスという希望
本書は漫才コンビである「松本ハウス」のハウス加賀谷の幼少期とキック松本との漫才コンビとしての活動を…
二十歳という季節を生きた画家たちの記録
本書は、平塚市美術館をはじめ、2011年春より巡回した「画家たちの二十歳の原点」という企画展の公式…
「ふつう」とは何かを問い、よりよい「ふつう」をつくりあげていくために
本書は、理論社の(*1)「よりみちパン!セ」シリーズの一冊であり、中学生向けに書かれている。障害学…
生きづらさを捨てていくということ
「べてるの家」は北海道浦河町にあり、さまざまな商売・事業を、統合失調症患者を中心として精神障害を持…
人間は弱いものなのだという認識からの出発
本書は従来の医学系出版社から出たとは思えないような語り口があり、精神病あるいは精神分裂病(*1)に…
研究したいという微熱を持った人に
新聞のサンヤツ(一面の下のほうにある書籍案内の広告欄)で見つけて、「これからのエリック・ホッファー…
「幸福論」と「努力論」としての『泣き虫チエ子さん』
自宅で靴の修理をしている旦那さん(サクちゃん)と、会社で秘書をしている奥さん(チエ子さん)との何気…
悪意なき差別とどう対峙すべきか
この物語は、ただ広島の原爆の悲惨を描いただけのものではない。悲しみを描いただけでもない。読んでいく…