クリュセの魚




地球歴2400年代。火星に入植、太陽系圏内にも進出した人類。伊藤計劃『ハーモニー』を思い起こさせる雰囲気の体内ナノマシン等が普及したテクノロジー系、恋愛宇宙SF。

本が好き! 1級
書評数:225 件
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地球歴2400年代。火星に入植、太陽系圏内にも進出した人類。伊藤計劃『ハーモニー』を思い起こさせる雰囲気の体内ナノマシン等が普及したテクノロジー系、恋愛宇宙SF。





ミルグラムの「6次のつながり」から始まり、社会ネットワークが、社会学、情報技術、感染症、停電や災害、経済学、マーケティングなどを縦横無尽に巡りながら語られる。研究書かつ自叙伝のようなつくり。





「花子とアン」の村岡花子訳。 某国内MBAスクールで「経営倫理」の教科書に指定されていた。 強欲で自分勝手な主人公のおじさんが不思議な体験を通して心を入れ換える話。





特に面白かったのは、オーストラリアとニューギニアの部分。
特に面白かったのは、オーストラリアとニューギニアの部分。 また、ユーラシアがアフリカや南北アメ…




第二次世界大戦でドイツ・日本が勝利し、日本がアメリカを、ドイツがヨーロッパ、アジアを支配している設定のSF。
第二次世界大戦でドイツ・日本が勝利し、日本がアメリカを、ドイツがヨーロッパ、アジアを支配している設定…



新潮文庫のナンバリング1冊目の本。 この本に収録しきれなかった短編をを集めたという2冊目『ようこそ地球さん』のほうが好き。





収録の半分ほどが宇宙モノ。あとがきに、そのすべての短編は1969年の人類月面着陸以前の作品であることが書かれている。
収録の半分ほどが宇宙モノ。あとがきに、そのすべての短編は1969年の人類月面着陸以前の作品であること…



中学生の翔太と、猫のインサイトによる対話を通して哲学をする本。(哲学を学ぶ本ではない) 哲学用語はほとんど出てこず、中学生にも身近なテーマで思考を深める本。





金閣寺放火事件をテーマにした小説。主人公について、多くは一部を除き三島由紀夫の創作らしい。『仮面の告白』に近いものを感じた。





左利きの悲哀を、100近くの事例で紹介した本。




2002年刊の徳間デュアル文庫の復刊。戦争を経て感覚者(サード)と感応者(フォース)が共存する社会。研究者が300億個に混断(シュレッディング)された事件を、捜査官と少女が捜査する。超能力バトルSF。





三島由紀夫の初の書き下ろし小説。性愛とプライドと苦悩に満ちている。中でも男性の肉体描写は生々しい。



星野源の、東日本大震災~脳梗塞による闘病までの3年間の連載エッセイの単行本





オートメーション化された社会が人間の知性や人生にどのような影響を与えているかを事例で紹介。最終章は感動的。




コンピューター・ネットワーク間の抗争が描かれるシリーズ4作目。





災害、事故、戦争。それらによる死者と生き続ける人との、「想像」を通した関わり方と、「関わらなさ」について。




グリコ・森永事件の当時は1歳。全く知識がなかったので、事件の詳細や犯人像に迫っていく部分は面白かった。一方で主題と思われる終盤の展開は重苦しい。





森博嗣作品のコミカライズの中では群を抜いて良いと思う…の続編。





『女王の百年密室』を読んでおくと世界観がつながる。終盤にミステリー要素がありつつ、答えの解説はないので、考えないといけない。





「自衛隊駐屯地で割腹」というイメージが強い三島由紀夫が、どのような社会背景において、どのような思想を持っていたかが分かる。常に命懸けの態度をとっていることが、確かに危うい感じ。