天久鷹央の推理カルテIV: 悲恋のシンドローム



天才、天久医師の診断する病名は聞いたことのない病気ばかり。それにタメ息と同時に、卓越した診断力に拍手。
知念を最も有名にした天久鷹央シリーズ。本の帯に160万部販売達成と派手に描いてある。 主人…

本が好き! 1級
書評数:6242 件
得票数:91965 票
昔から活字中毒症。字さえあれば辞書でも見飽きないです。
年金暮らしになりましたので、毎日読書三昧です。一日2冊までを限度に読んでいます。
お金がないので、文庫、それも中古と情けない状態ですが、書評を掲載させて頂きます。よろしくお願いします。



天才、天久医師の診断する病名は聞いたことのない病気ばかり。それにタメ息と同時に、卓越した診断力に拍手。
知念を最も有名にした天久鷹央シリーズ。本の帯に160万部販売達成と派手に描いてある。 主人…



処方は猫。心の病は、猫が治してくれる。
京都の住所は複雑だ。 京都府中京区麩屋町通上ル六角通西入ル富小路通下ル蛸薬師通東入ルにある…



校則、学校側の必要性の理論を覆すのは、非常に難しい。
映画「ブラック校則」のノベライズ作品。 数年前、高校の校則がブラックで、生徒の人権を侵害し…



会社から放りだされた男たちは、本当に社会、家庭の粗大ごみだ。
気鋭の女性作家が描く、男たちの恋についての作品集。 この作品より、優れた作品が収録されてい…



文学から読み物の世界に気持ちを移す。するとその世界には、ベストセラー作家がたくさんいて、しのぎを削っている。大山さんの「猫弁」シリーズもそのひとつだ。
大人気の「猫弁」シリーズ完結編。完結編とうたっているが、よく調べてはいないが、この作品の後も、何冊…



世の中、多様性の認識への重圧が激しい。これに対する疑問は許されない。
難しい作品だった。朝井さんの創作モチーフとあっているか自信が無いが、思ったことを書きたいと思う。 …



本が売れていないというが、読者を徹底的に楽しませようと創造力を発揮している作品は何十万部も売れている。
大山の大人気「猫弁シリーズ」第8作目作品。 猫弁というのは、新宿の古く傾きかけたビル内にあ…



あずかりやさんでは、品物だけでなく、喋った言葉も預ってくれる。
ベストセラー「猫弁シリーズ」でブレークした大山淳子が次のシリーズ「あずかりやさん」でもまた、ベスト…



現役医者がミステリー作品を書く。こんな場合、トリックに我々が知らない病気を使用する。
怜悧な頭脳と膨大な知識を持つ変人女医天久鷹央とそれをアシストする小鳥遊優、統合診断科の名コンビが活…



脂肪の塊、牛のようなお姫様を、美女に変身させ、若い優男、美男子とめぐり合わせる。たのしいファンタジー。
江戸旗本祐筆係の加納家当主加納光政。昨今の幕府の緊縮政治により、いずれ家屋敷も没収、俸禄も減らされ…



赤ちゃんの病気の措置対応には、母子手帳携帯が必須。
医療過誤をめぐる物語。 ITベンチャー企業社長の野々村喬一の息子喬太2歳9か月が、未明に高…



しばしば、ハードボイルド作家にあるのだが、俺の作品のアイデアはすばらしいだろうと、とうとうと描く。それが、ちょっと・・・・。
寿司と居酒屋のコンビネーションのチェーン店で大成功を収めた「築地うめもり」の社長梅森大介。この事業…





江戸時代末期、剣や武術の達人は戦争では必要なくなった。軍を造り上げ、大砲、銃で戦うことが必要になった。
見事な小説だと思う。 幕末小説と言うと、明治維新に向かって走るか、維新を成し遂げた、リーダ…



あまり期待しないで読む。内容はともかく、物語にでてくる会話にひねりがあり、結構な面白さがある。シリーズ化され何冊か出版されている。
今は、ブックオフに古本文庫を注文して読む本を購入している。大量に購入しているので、本や作者の特定を…



え?!こんなところで、物語は終わるの。物語はこれからじゃん。
「ママナラナイ」というタイトル。人間は幾つになっても、変化に襲われる。それが、心であったり体であった…




料理、食事小説とは、登場する料理がすべて美味で、舌がとろけるような小説ばかり。しかしこの作品はでてくる料理はすべて不味い。逆転の発想がユニーク。
料理、食事がテーマの短編小説集だ。料理、食事小説というのは、たいていは、舌がとろけるような美味な料…



吉原、舞鶴屋の看板花魁、胡蝶と小夜衣の人生を、美しい文章で描く
直木賞受賞作品「吉原手引草」に続く、吉原シリーズ作品。この作品は吉原大籬・舞鶴屋四代目の主人、舞鶴…



軽トラで台風の吹き荒れる中、1000キロも走る、大変なロード小説。
少し悲哀のこもった中編3編のロードノベル小説集。 私の家のある場所は、40年前に開発された…



この作品集で描かれる「ギャラ飲み」という飲み会は本当にあるのかな・・・・
ベストセラー「終電の神様」シリーズ作品。 今回の作品は、台風がやってきて、終電の時間が早く…



紫式部の「源氏物語」は未完だった。未完の章で、式部は、自分の恋人のことを書くつもりだった。
私たちは歴史で平安時代のことは、箇条書きされた項目を覚えるだけで詳細をあまり習わない。また、歴史小…