新版 動物の社会―社会生物学・行動生態学入門





動物の社会や行動を主に包括適応度と血縁淘汰の概念から説明した本。数式も登場するが、多くの事例でも動物の社会と行動を説明している。難しいが非常に考えさせられる本である。
ぽんきちさんの 書評 を拝読して興味を持った本。かなり読み応えのある本だと、警告があったがその通り難…

本が好き! 1級
書評数:1686 件
得票数:37662 票
神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。





動物の社会や行動を主に包括適応度と血縁淘汰の概念から説明した本。数式も登場するが、多くの事例でも動物の社会と行動を説明している。難しいが非常に考えさせられる本である。
ぽんきちさんの 書評 を拝読して興味を持った本。かなり読み応えのある本だと、警告があったがその通り難…





中世はそれほど退行した時代でも暗黒でもないと言う中世観を一新する本。取り上げられている11の虚構と事実は非常に説得的だ。
こちらも朝日新聞の書評欄で知った本。中世というと暗黒、非知性的、退行、暴力、残虐という否定的なイメー…


歴史は単一国家や民族の内発的なものではなく、他国家、他文明との接触により発展するという考えに立ったグローバル・ヒストリーを解説した本。歴史の本ではなく、歴史をどう分析するかの方法論を説いている。
朝日新聞の書評で知った本。本書を読んで戸惑ったのだが、これは歴史の本ではく歴史論の本であり、「グロー…




ロベスピエールと渡り合い、ナポレオンをコケにした堂々たる変節漢の一代記。彼は一筋縄ではいかぬ人間だった。
評伝文学ではいくつか作品のあるツヴァイクのジョゼフ・フーシェの評伝。あまり知られていない人物だが、フ…




アーチャー最新の短編集。分野を問わないストーリー・テラーぶりは堂に入っている。次回の長編の出だし三章まで載っており、著者の自信がうかがえる。
前作 「十五の訳あり小説」 から7年ぶりのアーチャー七番目の短編集。最新の短編集でもある。本作はいさ…




アーチャー五番目の短編集は、自身が収監された刑務所で同胞の犯罪者から聞いた話。短編の中でも一番面白く、転んでもただは起きぬ著者の面目躍如な作品となっている。
著者ジェフリー・アーチャーは、1999年、買春疑惑を逃れるためにアリバイ工作をし、それが発覚して偽証…


前作と同じく実話を元にアーチャー流のアレンジをした短編集。珍しくホロリとさせられる作品が2編もあるが、全般的に落ちは冴えない。
アーチャーの第四短編集。前作 「十二枚のだまし絵」 と同じく、新聞記事や自分の見分を元ネタとして短編…



12編の大半は、著者が現実に見聞した話を著者流にアレンジしたと言う。彼に書かせるとどれもこれもアーチャー色に満ちた話になってしまう。
著者の第三短編集。今回も十二編の作品があるが、そのうち九編は、色々な出来事を参考にそれをアーチャー流…



アーチャーの第二短編集。題名の通り「意外な結末」を主題にした短編で、うち10編は著者の体験を元にしていると言う。意外性は・・?
題名の通り十二編の短編でどれも意外な落ちがついた作品を集める。本書の冒頭に十編は著者の実体験に基づく…



軽いサスペンスが持ち味の作家ジェフリー・アーチャーの最初の短編集。毒矢の矢はきっと著者の名前に掛けたのだろう。どれも肩の凝らない楽しめる話になっている。
サスペンス、架空の人物の評伝(バイオノベル)作家アーチャーの最初の短編集。表題通り十二の作品が載って…





有名な作家ジェラルド・キャンドレスが死去した。父を長く担当した編集者から回想録を書かないか?と言われた娘のサラは、父の消息が1951年以前、ふっつりと消えてしまっている事に気づく。父は一体誰だったのか
バーバラ・ヴァイン名義で日本語訳が出ているものの最新の作品である。 1997年7月、高名な作家…



養護施設の介護士ジェネヴィーヴが世話をする老婦人ステラには秘密の隠れ家があった。ステラと親しくなったジェネヴィーヴは、その家の掃除を頼まれる。長年使われなかった家。そこにはステラの秘密が隠されていた。
バーバラ・ヴァイン名義の八作目。これまでのヴァイン名義の作品の語り手は作家、作家のリサーチャー、作家…



両性愛者ティムの恋の顛末。物語の大半を彼の手記で辿る。彼と恋愛関係にあったイヴォーは何かの悲劇に襲われ、その秘密はティムも知っている。だが再会を約束したイザベルの住所を彼は失い、知ることが出来ない。
バーバラ・ヴァン名義の第七作。 本書の9割は、ティム・コーニッシュと言う青年の手記が占める。残…




アスタの日記に未解決の殺人事件の手掛かりがある、そう聞いたアンは、アスタの日記だけではなく、裁判記録なども読み込む。同時に亡くなった伯母スワニーの出自の調査も続ける。
語り手アンの祖母アスタは、1905年から1967年まで膨大な日記をつけていた。アンの伯母でアスタの「…




語り手アンの祖母アスタは死後、膨大な日記を残し、それを娘でアンの伯母であるスワニーが文学作品として刊行し評判となる。そんなスワニーが50歳を過ぎてから「アスタの実子ではない」と言う匿名の手紙が届く
バーバラ・ヴァイン名義の第六作。第四、五作と異なって、最初の作風に戻り再び過去と現在を行き来する形式…



地下鉄マニアが格安の家賃で経営するアパート「ケンブリッジ学校」に縁あって集まったひとたち。大概の登場人物はロンドンの地下鉄に何等かの形で関わる。その人たちの運命は?
ケンブリッジ学校(ケンブリッジ大学とは関係ない)と命名されたロンドンの一角にあるアパート?宿舎?に集…




人生に絶望して自殺を図ったリトル・ジョー。彼を助けたのはシャンドーと呼ばれる美青年だった。以後、リトル・ジョーはシャンドーのギャロウグラス(従者)になる。だが本書の真のギャロウグラスとは誰だろう。
ルース・レンデルがバーバラ・ヴァイン名義で書いた四作目。これもサスペンスと人間の心情を絡めた小説とな…





五十代にして「男たらし」になる、語り手エリザベスの親代わりである遠戚コゼットの気まぐれから「階段の家」に若い男女が集う。そこにエリザベスが子供の頃に知り合ったベルも加わった。それが悲劇の始まりである
ルース・レンデルがバーバラ・ヴァイン名義で書くサスペンスの三作目。 語り手は作家のエリザベス。…





アダムがかつてひと夏を過ごした親族の住居で人骨が発見された。アダムを始めそこで過ごした若者たちは事実の露見に怯える。果たしてその夏、そこで何が起きたのだろうか。生物学者グールドが賞賛した心理小説。
偶然の作用で人々が運命に翻弄される様を描いた作品である。 ヴィーヴィス・ホールの住人チップステ…





推理小説家ルース・レンデルは、母方の名を使いバーバラ・ヴァイン名義で文芸色の濃い作品を書き上げた。推理小説とは別の、時制や人々の回想が入り組んだ作品である。
ウェクスフォード警部シリーズで知られる作家ルース・レンデルが、別のペンネーム、バーバラ・ヴァイン名義…