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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1689 件
得票数:37747 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

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ゴッドファーザー 上

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ゴッドファーザー 上

ゴッドファーザー即ちヴィトー・コルレオーネの一代記。彼がシシリー島を出てニューヨークのマフィアのボスになるまで。彼は合理的な人間で暴力も性も好まない。そんな彼の支配下で裏社会も平和だったのだが・・・。

同名の映画の原作。 上巻は三部に別れているが、実質的なストーリーは第一部のみと言ってよい。 …

投票(19コメント(0)2021-11-10

リンゴォ・キッドの休日

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リンゴォ・キッドの休日

中編2編を載せる。リンゴォ・キッドこと二村刑事が非番の日に任された事件を扱う。彼が主人公兼語り手であるが、彼の目にしたことが語られるものの、その語り手の内心の描写が殆どない点が、僕には目新しかった。

「リンゴォ・キッドの休日」と「陽の当たる大通り」のいずれも180頁程度の中編を収める。本書の主人公は…

投票(19コメント(0)2021-11-06

クリスマス・プディングの冒険

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クリスマス・プディングの冒険

本書のミス・マープルもの「グリーンショウ氏の阿房宮」はなかなか凝ったトリックを使っている。これだけでも読む価値はあるかもしれないが、仮にハヤカワ文庫だけで集めたとしても本書も重複の多い短編集である。

本書「クリスマス・プディングの冒険」はハヤカワ版の短編集だが、6つの作品のうち3つが創元社のクリスチ…

投票(23コメント(2)2021-11-02

クリスチィ短編全集 5

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クリスチィ短編全集 5

本書は百頁程度の中編4作からなる。但し、そのうち2作品は他の短編の焼き直しであり編集の仕方に問題がある。全集とした故、仕方ないのかも知れないが、冒頭の「厩舎街の殺人」が秀逸だったのにこの構成は残念

クリスチィ短編全集の第5巻は全てポワロものである。掲載作は「厩舎街の殺人」、「謎の盗難事件」、「死人…

投票(20コメント(0)2021-10-31

クリスチィ短編全集 4

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クリスチィ短編全集 4

本書も第3巻と同じく原作の「黄色いアイリス」を中心に他の短編集の作品もあるハイブリッドな構成。評者イチオシは「夢」。原作の表題作「黄色いアイリス」はノン・シリーズのある作品を彷彿とさせ、これも悪くない

クリスチィ短編全集の第4巻は、13編からなり、ポワロもの9編、ミス・マープルもの1編、パーカー・パイ…

投票(19コメント(0)2021-10-29

クリスチィ短編全集 3

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クリスチィ短編全集 3

この第3巻から英語版の短編集と構成が異なるハイブリッドな短編集となっている。有名な戯曲の小説版「三匹のめくらのねずみ」の他、ポワロ、ミス・マープルが4編ずつ、謎の探偵クィン氏が1篇掲載されている。

創元社のクリスチィ短編全集の3巻目は、10編の短編を収めている。創元社の全集は第2巻までが原語の「死…

投票(21コメント(0)2021-10-27

クリスチィ短編全集 2

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クリスチィ短編全集 2

「リスタデール卿の謎」と言う題名の短編集の全訳。全てノン・シリーズで、多くは素人の巻き込まれ型、飛び込み型のミステリ。類型的な作品もあり、多様性を示したとは言えないがシリーズものに無い味わいがある

本書は創元文庫の短編全集の2巻となっているが、原書では「リスタデール卿の謎」と言う題名の全てノンシリ…

投票(23コメント(0)2021-10-25

クィン氏の事件簿

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クィン氏の事件簿

実態不明の探偵クィン氏と常識人サタースウェイト氏のコンビ。彼等は常に男女の幸せの為に働く。ミステリでありながらプロットではなく雰囲気で読ませる。ご都合主義の筋書きでも好きにならずにいられない。

「クィン氏の事件簿」と題されているが、ハーリ・クィン氏はミステリ史上、もっとも実在性のない探偵と言え…

投票(27コメント(0)2021-10-21

パーカー・パインの事件簿

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パーカー・パインの事件簿

禿げ頭の大男、退職官吏のパーカー・パインが扱う事件。十二の短編のうち前半の六編は主に家庭内のもめ事や人生相談。果たして、この探偵の特色を他の有名キャラクターに比較して際立たせることが出来るのか・・。

クリスティの無名のキャラクター、パーカー・パインを探偵役とする短編集である。「パーカー・パインって誰…

投票(24コメント(2)2021-10-19

教会で死んだ男

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教会で死んだ男

本書は、ポワロが11編、オカルトが1編、ミス・マープルが1編と言う構成。ポワロものは創元社の第2巻とかなり重複する。ミス・マープルには「13の謎」と言う短編集があるが、本書の1編はそれに漏れた作品

本書の大半は、創元社の 「ポワロの事件簿2」 と重複している。残りと言うと著者に失礼だが、「ポワロの…

投票(25コメント(0)2021-10-15

ポワロの事件簿〈第1〉 (1960年)

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ポワロの事件簿〈第1〉 (1960年)

名探偵ポワロの初期短編集。作品は全て「ポワロ登場」からなる(本書から漏れた「ポワロ登場」の作品あり)。密度の濃い文章とみずみずしい文体から著者の若々しさを感じる。プロットはまさに古典的。

1920年に「スタイルズ荘の怪事件」で名探偵ポワロをデビューさせたクリスティーが、彼を主人公に書いた…

投票(23コメント(0)2021-10-11

数学に魅せられて、科学を見失う

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数学に魅せられて、科学を見失う

中学や高校で習う物理法則を記述する式は美しい。美術や音楽と全く異なる世界でも美は存在する。だがその延長で最新の基礎物理学がを論じると大変なことになると言う警鐘を鳴らした本である。

朝日新聞の書評で知った本。本書の問題意識は「はじめに」に書かれており、「美意識に頼った判断がいかに現…

投票(21コメント(9)2021-10-05
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