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ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1690 件
得票数:37757 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 4ページ目(222件中 61~80件目)

延びすぎた寿命

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延びすぎた寿命

人間の平均寿命は3倍にも延びたと言う。それには様々な要因がある。この寿命の延びは以後も決して右肩上がりではない。著者は、生物学的な限界ではなく、現代特有の要因で平均寿命は今後反転する可能性を説いている

朝日新聞の書評で知った本である。 過去270年、人間の平均寿命は3倍になったとのこと。種々のデ…

投票(30コメント(0)2022-10-16

絵画は眼でなく脳で見る――神経科学による実験美術史

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絵画は眼でなく脳で見る――神経科学による実験美術史

題名から想像される内容とはやや趣を異にして、美学と科学の連携を中心に論じた本である。著者の専門は美学であり脳の勉強もされているようだが、残念ながら類似の内容を論じた他書に比してやや皮相的。

朝日新聞の書評で知った本。自分は脳科学に興味があり、題名から想像されるのは絵画を見た時の脳の反応なの…

投票(23コメント(0)2022-10-14

波紋と螺旋とフィボナッチ

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波紋と螺旋とフィボナッチ

著者の専門は動物の皮膚の模様。シマウマの縞は何故出来るのかをチューリングの理論で説明している。現象の数理モデル化は、生物学では新しい潮流だが、著者はそんな波に乗るだけではなく批判精神も持ち合わせている

いけぴんさんの 書評 とソネアキラさんの 書評 を読んで手にした本。これまで生物系では進化論とか人類…

投票(20コメント(0)2022-04-01

宇宙の終わりに何が起こるのか

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宇宙の終わりに何が起こるのか

宇宙の終末について、有力な5つのシナリオを、どんな未来か、なぜそのような未来になるのか、物理的に解き明かしてくれる。いずれも明るい未来ではないが、非常に遠い将来か確率の低い事象であり、心配は要らない。

こちらも朝日新聞の書評で知った本。 宇宙の終末について、現在わかっている最新の科学から5つのシ…

投票(24コメント(2)2022-03-26

時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

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時間の終わりまで 物質、生命、心と進化する宇宙

熱力学の第二法則を中心とした物理法則と進化や意識、宗教、芸術などを論じた異色の取り合わせの内容となっている。これは著者の人間観に大きくかかわるが、一読してみて違和感のない優れた科学解説書になっている。

朝日新聞の書評で知った本。 物理法則や宇宙の始まりと終わり、心と意識やその精華と言える宗教や芸…

投票(24コメント(2)2022-03-24

フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

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フューチャー・オブ・マインド―心の未来を科学する

脳科学と最新技術との組み合わせの可能性を論じ、それを応用すると精神疾患など、主として医療にどのように役立つのかを説明した本。かなり荒唐無稽な話もあるが、採算などを度外視すると全て実現可能な事らしい

著者は物理学者(ひも理論の権威)であって脳神経学は専門ではないと「はじめに」で断っている。著者独自の…

投票(24コメント(1)2022-03-22

グローバル・グリーン・ニューディール【Kindle】

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グローバル・グリーン・ニューディール【Kindle】

自然エネルギーや分散化を特徴とする脱化石燃料化を説いた本。著者はこれをグリーン・ニューディールと称し、財政面の裏付けやビジネスモデルまで提示した一種の政策パッケージの本としている。

本書は地球規模の緊急事態と言われる気候変動に対する処方箋を示す本である。 第Ⅰ部では、化石燃料…

投票(17コメント(2)2022-03-14

意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

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意識はいつ生まれるのか――脳の謎に挑む統合情報理論

意識を統合情報理論の観点から説明した本。意識の科学的解明は非常に難しい課題だが、本書はそれを情報と統合の観点から説明し、これまで評者が読んで来た中ではもっとも腑に落ちた本と言える。

拙評は 「「科学道100冊2021」に挑んでみる!?」 参加書評です。 意識と言うものを、統合…

投票(22コメント(0)2021-12-20

BAD DATA 統計データの落とし穴~その数字は真実を語るのか?

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BAD DATA 統計データの落とし穴~その数字は真実を語るのか?

数字による評価は客観性があるように見えるが、何を評価指標に置くかで、実は正確性が歪む。実態を表さななくなると言った方が良いか。それを豊富な事例で語り、評価指標に潜む危険性を説いた本。

本書も朝日新聞の書評で知った本。中身を読むと題名に反して「統計データ」ではなく「評価指標」の落とし穴…

投票(21コメント(0)2021-12-16

ロボット学者、植物に学ぶ―自然に秘められた未来のテクノロジー

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ロボット学者、植物に学ぶ―自然に秘められた未来のテクノロジー

ロボットは、動物の形態や行動をヒントとしたものが多い。著者はロボット学者でありながら植物をヒントとした土壌探索ロボットを開発した。その開発の経緯を記したもの。

本書も朝日新聞の書評で知った本。 著者はロボット学者。章番号のない最初の章と終章を入れて全部で…

投票(24コメント(0)2021-12-14

数学に魅せられて、科学を見失う

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数学に魅せられて、科学を見失う

中学や高校で習う物理法則を記述する式は美しい。美術や音楽と全く異なる世界でも美は存在する。だがその延長で最新の基礎物理学がを論じると大変なことになると言う警鐘を鳴らした本である。

朝日新聞の書評で知った本。本書の問題意識は「はじめに」に書かれており、「美意識に頼った判断がいかに現…

投票(21コメント(9)2021-10-05

不死細胞ヒーラ  ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生

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不死細胞ヒーラ  ヘンリエッタ・ラックスの永遠なる人生

人体外で初めて培養に成功したヒーラ細胞。科学に数々の貢献をしたが、細胞提供者の家族は、医学界の放置された。その事実を誰も非難することなく淡々と語る著者の姿勢に脱帽

ぽんきちさんのお勧めで手にした本である。ぽんきちさんの書評は こちら 。 題名の不死細胞ヒーラ…

投票(25コメント(11)2021-08-26

WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

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WHAT IS LIFE?(ホワット・イズ・ライフ?)生命とは何か

細胞、遺伝子、自然淘汰などの生物学の基本的な考えを踏まえ、生命とは何かを著者なりに定義してゆく。入門書的でありながらも最先端の研究にも触れており、この分野を俯瞰するに相応しい本である。

これも朝日新聞の書評で知った本。 量子力学で有名なシュレディンガーが同名の本を書いており、その…

投票(22コメント(0)2021-08-24

LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義【Kindle】

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LIFE SCIENCE(ライフサイエンス) 長生きせざるをえない時代の生命科学講義【Kindle】

著者の専門のオートファジーと健康長寿は密接な関係がある。本書は、科学とは何か、から説き起こし、細胞、細胞と病気、そしてオートファジーへと説明を掘り下げ、健康長寿の鍵は何かを分かり易く説明している。

朝日新聞の書評で知った本。細胞から生命現象とは何かに迫る内容である。 全体は五章に分かれるが、…

投票(25コメント(0)2021-08-22

スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか【Kindle】

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スピルオーバー——ウイルスはなぜ動物からヒトへ飛び移るのか【Kindle】

2012年刊行ながら、2019年末以降のコロナ・パンデミックを予言した本として米国で話題になった本。新興伝染病がなぜ多発するのか、それは人間の側にも原因があると言うことがわかる。

朝日新聞の書評で知った本。新興の伝染病を中心に8種の疾病を取り上げる。題名のスピルオーバーとは異種間…

投票(27コメント(2)2021-08-20
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