本が好き!ロゴ

閉じる
ゆうちゃん

ゆうちゃん さん

本が好き! 1級
書評数:1701 件
得票数:38009 票

神奈川県に住むサラリーマン(技術者)でしたが24年2月に会社を退職して今は無職です。
読書歴は大学の頃に遡ります。粗筋や感想をメモするようになりましたのはここ10年程ですので、若い頃に読んだ作品を再読した投稿が多いです。元々海外純文学と推理小説、そして海外の歴史小説が自分の好きな分野でした。しかし、最近は、文明論、科学ノンフィクション、音楽などにも興味が広がってきました。投稿するからには評価出来ない作品もきっちりと読もうと心掛けています。どうかよろしくお願い致します。

書評 (1701)

動物たちは何をしゃべっているのか?

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

動物たちは何をしゃべっているのか?

霊長類研究者の山極氏とシジュウカラ研究者の鈴木氏の対談。人間も動物も言語だけではなく身振りや視線でコミュニケーションを図ってきたが、人間のそれは最近は文字偏重となり、問題があるのではないかという。

くにたちきちさんの 書評 を読んで手にした本である。面白い本のご紹介ありがとうございました。 …

投票(21コメント(0)2025-10-21

言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

言語の本質-ことばはどう生まれ、進化したか

たとえ言語の習得であっても、身体感覚に根差していなければならない。著者はこの記号接地という問題を言語でありながら、アイコン性の高いオノマトペから説き起こし、言語の本質に迫っている。優れた言語学の本。

こちらも朝日新聞の書評で知った本。 本書は題名の通り言語の本質に迫る本であるが、大きな問題に取…

投票(21コメント(0)2023-09-04

言語の起源 人類の最も偉大な発明

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

言語の起源 人類の最も偉大な発明

言語の起源をホモ・エレクトゥスに遡らせる著者の持論をまとめた本。著者の言語起源論は非常に興味深い。同時に、言語学界では定説?らしいチョムスキーの生得文法説への反論にかなり頁が割かれている。

朝日新聞の書評で知った本。本書の著者は 「ピダハン」 でも有名。 言語の起源について考察した本では…

投票(25コメント(0)2021-01-27

文化がヒトを進化させた―人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

文化がヒトを進化させた―人類の繁栄と〈文化-遺伝子革命〉

文化は遺伝に影響し、その遺伝が更に文化を発達させる。文化-遺伝子共進化という著者の考えを詳細に説明した本。人間だけが発達した文化を持つ理由も綿密に考察されている。

朝日新聞の書評で知った本。そろそろこの手の本はだいぶ読みつくした感じがするのだが、つい手が出てしまっ…

投票(21コメント(0)2020-01-10

心の視力―脳神経科医と失われた知覚の世界

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

心の視力―脳神経科医と失われた知覚の世界

視覚を喪失した人々がどのように対応してきたのか、を紹介した本。本書の視覚は広義で、視力そのものの他、失認症や失語症などが含まれる。大脳皮質の大きな部分を占める視覚野が脳の「優良不動産」というのは至言

何等かの視覚に障碍を持った人が代償で日常生活を取り戻して行った軌跡を追い、視覚と言う興味深い感覚と脳…

投票(23コメント(0)2019-08-13

1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

1491―先コロンブス期アメリカ大陸をめぐる新発見

コロンブス到達以前のアメリカ大陸は、人口も多く、先住民はユーラシア大陸と全く違った型の文明を築いていたと言うことを、比較的新しい研究成果を交えて解説してくれた本。アメリカ大陸の歴史に感心のある人は必携

Tetsu Okamotoさんに御推薦頂いた本。参考までにTetsu Okamotoさんの書評をリン…

投票(33コメント(7)2018-08-19

島に住む人類 オセアニアの楽園創世記

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

島に住む人類 オセアニアの楽園創世記

南太平洋の島々、これは各種環境パラメータを変えた天然の実験室に例えられ、移住した人達がどのような文明を築くのか比較文明論の格好の材料である。実際、狩猟採集民が拡散した筈が、そこには農耕の楽園が広まった

オセアニア文明とも言える、南太平洋に広がる島々に暮らす人々の生活様式を考古学的に読み解く。タヒチを始…

投票(27コメント(0)2017-11-12

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

ピダハン―― 「言語本能」を超える文化と世界観

チョムスキーやピンカーの言語理論を超越したアマゾンの少数民族ピダハンの言語と文化。彼らは直接経験を文化の基底とし抽象化を嫌い言語にもそれが色濃く表れる。本書は彼らの中に長年暮らした著者の苦労の結晶だ。

【​公​式​】​#​棚​マ​ル​「​こ​の​本​に​惚​れ​ま​し​た​!​」​フ​ェ​ア​を​開…

投票(33コメント(5)2017-09-27

アダムの旅―Y染色体がたどった大いなる旅路

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

アダムの旅―Y染色体がたどった大いなる旅路

DNA同士の差異を比較することで、主として出アフリカ以降の人類の足跡をたどる本。男性特有のY染色体の差異を探ることで6万年前の現生人類の出アフリカ、それ以降の世界各地への拡散の痕跡をたどる。

DBさんの書評を読んで手にした。 DNAの解析の本と言えば、以前 「イヴと七人の娘たち」 (ブライ…

投票(27コメント(0)2017-07-06

文化進化論:ダーウィン進化論は文化を説明できるか

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

文化進化論:ダーウィン進化論は文化を説明できるか

生物学では進化論が理論的な支柱になった。社会科学の多くの分野では、学説の客観性が問題で、学問を跨ぐ理論的支柱もない。本書は、この様な社会科学につき進化論を応用して理論的支柱を建てようとするものである。

生物の進化と文化の変化には強い類似性がある、と言うことはダーウィン自身が指摘している。本書は、共通す…

投票(19コメント(4)2016-11-11

音楽の科学---音楽の何に魅せられるのか?

本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント本の評価ポイント  

音楽の科学---音楽の何に魅せられるのか?

音楽と呼ばれる音の連なりを人間が理解できるのはなぜなのかと言う疑問に回答する目的で書かれた本。音楽自身の分析(楽理上の分析や、物理的な分析など)、それを聴く人間の生理学上の分析から幅広く説明をしている

efさんの書評を読んでどうしても読みたくなった本。efさんのひそみに倣って言うなら、自分はフルートで…

投票(27コメント(0)2016-09-22
1ページ目 16件中 1~16件目