ほんとうに大切なこと





祖母と孫娘のニューヨークでの日々が描かれた心打つ小説。 ふだん忘れがちな小さな喜びを見つけること、これからは私もやってみようかと思った。
両親の離婚、母親との死別、恋人との別れ。 様々な悲しみをかかえきれなくて、自殺を図った23歳のジェ…

本が好き! 1級
書評数:643 件
得票数:10165 票
本とパンが大好きな京都人です。大人が読んでも面白い児童書を見つけるが大好きです。
ミステリやおいしい食べ物が出てくる物語なども好き。
心温まる素敵な本に出合えると嬉しくなります。





祖母と孫娘のニューヨークでの日々が描かれた心打つ小説。 ふだん忘れがちな小さな喜びを見つけること、これからは私もやってみようかと思った。
両親の離婚、母親との死別、恋人との別れ。 様々な悲しみをかかえきれなくて、自殺を図った23歳のジェ…



5歳の男の子ゼゼーの日常を綴った、ブラジルの情感あふれる物語。
ブラジルの国民的作家ヴァスコンセーロスの半自伝的名作と謳われていたので、手にとってみた児童書です。 …




大学がある町の、牧歌的で上品で、ユーモアもあるミステリ。主人公のシャンディ教授の、ひょうひょうとしたところが面白い。
農業大学のある田舎町が物語の舞台。 主人公は、カブの新種開発などをしている応用土壌学の教授シャンディ…



時間をこえて、過去や未来へ。ハラハラドキドキの物語集。読んだ後ちょっと優しい気持ちになれます。
ひょんなことから時間をこえて、過去や未来へ行ってしまった子ども達の物語です。 田舎の家の押入れ…




婦人科の病気の話なのに、横森さんが書いたエッセイはなんだか明るい。
女性の4人に1人ぐらいは、あると言われている子宮筋腫。 著者の横森さんも、長年子宮筋腫を持ち続けて…





好奇心旺盛な四姉妹の冒険話が面白い。ちょっとした世界旅行気分が味わえます。
11歳のコーネリアは内気な少女。 母親は有名なピアニストだが、コーネリアはピアノじゃなくて、本が好…




尾道をモデルに書かれたファンタジックな小説。一度は訪れてみたい魅力的な町だ。
瀬戸内沿岸の町、潮ノ道を舞台にした連作短編集。 著者の故郷でもある尾道がモデルとなっているようです…




主人公は動物愛護センターの五番犬舎に住む犬「ラルフ」 辛い過去を背負っている犬たちの気持ちが伝わってくる。 悲しくて楽しくて、考えさせられる良書です。
動物愛護センター「ハッピー・ポーズ」に何年もいる雑種犬「ラルフ」が語り手。 ラルフは「見込み無し」…




卵料理カフェであり、本屋であり、手芸品店でもある「カックルベリー・クラブ」 こういうお店、あったら楽しそうだなあ~。
卵料理のカフェ「カックルベリー・クラブ」を経営する40代の未亡人スザンヌ。 彼女が事件に巻き込まれ…




美味しいお菓子とコーヒーで、心の窓が開くハートフルな物語。
ななかまど町の「手作り小路」のカード屋さんの娘かなめちゃんは、小学3年生。 学校帰りにドアを開ける…





食事を美味しく楽しくとることって、こんなにも人を前向きな気持ちにさせるんだ。
人生の終わりに、いったい何を食べようか。 この本を読んだ後、自分なら…と考えた。 ホスピスのリクエ…



「ゆで卵のキーマカレー」「大人のカツサンド」というメニューならぬ目次が並ぶ短編集。そのメニューの、いや物語の意外な中身を味わえる1冊です。
食べ物をキーに、様々な人々の物語が語られる短編集。 語り過ぎない、余白を感じさせる文面。 キ…





グレイハウンドという犬種。この本を読んで、とても興味を持った。 人間の都合で運命に翻弄される犬の物語です。
主役はグレイハウンドという俊足で知られる種類の犬です。 1匹のグレイハウンド、人間の都合で3度も飼…




私にはわからない私立女子高の世界、かいま見ました。なかなかに厳しい世界かな。少女たちの複雑な心が、じわっと伝わってくる。
私立の女子高に通う少女達の日々が描かれた物語集。 ◇フォゲットミー・ノットブルー 希代子は…





美味しいものを食べるのが好き!料理するのも好き!そんな作家井上荒野が綴る食べ物のエッセイ。 おもしろいです!
作家井上荒野さんの食べ物に関するエッセイ。 色々な食べ物や料理への思いや、その時の状況を描いてあっ…



6年ぶりに刊行された作品集。以前に読んだ作品とはちょっと違うけど、これもまた辻内ワールドなんだろうなあ。
「多輝子ちゃん」で太宰治賞を受賞してデビューした辻内智貴。 6年ぶりに刊行された作品集は、はたして…





書店ガールという響きから、サラッと軽いライトノベル風の話かと思ったら、けっこう骨太でしっかりした物語だった。本を、書店を、愛する気持ちが伝わってきます。
書店に勤める店長の理子と、中堅正社員の亜紀が主人公。 2011年の大震災後の書店のありようが、描か…




心に傷を負った人達だからこそ、こんなに優しく強くなれたりするんだろうなあ。
夫、小野寺君が突然いなくなった。 妻まりあは、前に小野寺君と訪れた南の島へ行ってみる。 まり…



泥のような川、その川の周辺で日々泥のように生きる人々。 読んでいるうちに昭和の宮本ワールドに引き込まれていきました。
こんなに有名な作家なのに、読んだことがない。 太宰治賞を受賞して、作家デビュー。 そんな宮本輝さ…




「食べる宝石」なんてロマンチックな響き! この本を読んで、コーヒーゼリーが食べたくなってきました。
皆さん、スイーツといえば何を思い浮かべますか? 洋菓子ならケーキや焼き菓子、アイスクリーム…。 …