旅する女―女シリーズ完全版
『SF作家は女が書けん』という言葉に反駁した小松左京さんが、『それならタイトルに「女」とつけたのを書いてやろうと思たんや』ということで生まれた「女」シリーズ
北山杉の村、京都・中川集落で偶然出会った見知らぬ和服の女。その女に「新さん」と呼びかけられた啓介の口…
本が好き! 1級
書評数:207 件
得票数:3014 票
ぼちぼち行きます
『SF作家は女が書けん』という言葉に反駁した小松左京さんが、『それならタイトルに「女」とつけたのを書いてやろうと思たんや』ということで生まれた「女」シリーズ
北山杉の村、京都・中川集落で偶然出会った見知らぬ和服の女。その女に「新さん」と呼びかけられた啓介の口…
金という魔物に魅入られた女
単調な専業主婦生活にこんな筈じゃなかったと不安を感じた梨花は、変化を求め銀行務めを始めた。 梨花の…
爆撃聖徳太子って一体どういうこと!?それは読んでみてのお楽しみ。思い切ったタイトルに1本取られました。
中国統一を果した隋。更なる勢力拡大を図る隋皇帝・煬帝の次なる狙いは朝鮮半島。そして朝鮮諸国が陥落すれ…
イタリア語通訳界の横綱・田丸公美子さんがユーモアたっぷりに語る通訳事情とイタリア人考察。イタリア仕込みの下ネタもふんだんに交えた痛快エッセー集。
嘘つきは通訳の始まり? 田丸さん曰く 通訳とは外国語が流暢に話せればできると考えている人が多い…
表題作「神様」を含む9つの連作短編集。 作品に登場するのは主人公の私、ご近所さん、人の暮らしをする熊、梨の木の妖精(?)、河童、人魚、チジョウノモツレが原因で壺の精になった女、時々現れる叔父の亡霊。
人も動物も摩訶不思議生物も一緒に暮らす町。魔法の国でも何でもない、どこにでもありそうな普通の町。別に…
前作「セーラー服と機関銃」から1年。女子高生親分、再び。
親分を襲名した目高組は解散し、普通の女子高生に戻った星泉。 しかし、そんな泉がまたまた人に頼ら…
映画版のあの名セリフ「カ・イ・カ・ン!」は無いけれど
かつての興隆の影も無く、組員たった4人となったヤクザ・目高組。亡くなった先代組長は後継ぎを、甥又はそ…
繁栄を極めた江戸時代から、やがて衰退を迎える明治初期に渡り、捕鯨に命を懸けた太地の男達を描いた短編集
10m足らずの手漕ぎ舟で、時には20mを越える鯨に挑む。 死と隣り合わせの危険な漁を成功させる為に…
小説としては淡々としすぎていて途中退屈に思えたのだが、良精の人柄に惹かれ、読後感は非常に良かった。 明治~昭和初期の世相を知る上でも有益な作品。 惜しむらくは、本書廃版で入手はやや難しい。
いきなり変な事を言うようだが、「良精」は「よしきよ」と読むのが正しい。無学な私は「りょうせい」と読む…
最近何かと話題になることが多い(ですよね?そんなこと無い?)地方と選挙をテーマに、田舎町の村長選挙をユーモラスに描いた作品。
元より需要など無い公共事業で借金まみれの辺鄙な農村・戸陰村。 これまでは対立候補も無く、無投票…
2002年、経済に行き詰まり閉塞感漂う日本で80万人の中学生が登校を拒否。 彼らはネットを駆使し独立国家作りを目指す。
村上龍さんが描く近未来社会実験小説。 今なら当たり前の出来事、 例えば 偶然事故現場に居合…
権力という魔力に人は勝てないのか?
東日本大震災後、日本の自信と誇りの回復を旗印に首相となった宮藤隼人は、その高いカリスマ性により、原発…
大学を卒業したもののまともな職に就けずにネットカフェ暮らし。この主人公の場合、そもそも甘ちゃん過ぎる。だけど確かにねぇ...
(上下巻を通しての書評です) 片貝耕平は東京の三流大学を卒業後、最初に就職した会社は上司と反り…
倒産寸前弱小出版社再建に乗り出す、並みの堅気よりずっと堅気なヤクザの奮闘の物語!
昔気質の任侠道を守り抜く阿岐本雄蔵組長が率いる阿岐本組は代貸(ナンバー2)の日村誠司の下に若造4人の…
シリアスかつユーモラスな農村復興の物語
多岐川優はアメリカでMBAを修得し、大手銀行に就職。銀行では企業への融資審査を行い、後に大手IT企業…
男を惹きつけて止まない小谷夏子は天性の詐欺師なのか? とびきりの美人と言う訳ではないのだが、男をその気にさせる話術は天才的だ。
夏子が企むのは結婚詐欺、遺産相続詐欺、保険金詐欺、絵画詐欺、宗教詐欺と何でもござれなのだが、一度も警…
天才だけが辿り着く極みがある
役者一家に生まれ、20歳にして芸歴も長く、才気溢れる東響子。 大学の演劇サークルに参加したばかりで…
賛否両論、もはや語りつくされているとは思いますが...
総計2000ページを超える長編(文庫本になると6冊)。いやぁ~長かった。しかし、さすがベストセラー作…
サラダを見るとジャンクフードを食べてしまう...そんなことないでしょ!と思うのですが、似たようなことは実際色々あります
著者ケリー・マクゴニガルはスタンフォード大学で教鞭をとる心理学者です。 この「スタンフォードの自分…
正にオタクの元祖、あ、いえ、天才茶道家の物語です。
秀吉は利休に切腹を命じた。 表向きの理由は、寺に安置された利休の木像が不敬であること、茶道具を…