詩人と狂人たち (ガブリエル・ゲイルの生涯の逸話)【新訳版】 (創元推理文庫)
結びつけられる狂気のロジック、美しく懐かしく奇妙な英国ミスティ。 世界は幾度となく逆さまになり、詩人、ガブリエル・ゲイルがあるべき世界を取戻す。 冬の夜長に、南條竹則訳で、チェスタトンを。
詩人で、王立美術院の画家でもあるガブリエル・ゲイルと、実業家ジェイムズ・ハレルは、"双子の天使"と呼…
本が好き! 2級
書評数:29 件
得票数:362 票
翻訳小説、ミステリー、料理本を良く読みます。時々美術関連本。
結びつけられる狂気のロジック、美しく懐かしく奇妙な英国ミスティ。 世界は幾度となく逆さまになり、詩人、ガブリエル・ゲイルがあるべき世界を取戻す。 冬の夜長に、南條竹則訳で、チェスタトンを。
詩人で、王立美術院の画家でもあるガブリエル・ゲイルと、実業家ジェイムズ・ハレルは、"双子の天使"と呼…
エラリー・クイーンがデューセンバーグで大追跡!
クリスマスのウエストヴァージニアで、首を切断されたT字型の死体が、丁字路のT字型の道標に磔にされた酸…
1642年11月2日、深い森の奥で、おれは死神を見た。二度。ドイツ三十年戦争を舞台に、アンデルセンの「火口箱」が、過去の悪夢を纏い、夜の黒と、血の赤に、彩られた一冊になる。
フライテンブルクの戦いのさなか、死神に行きあったオットー・フントビスは半獣の男に助けられ、「恋に落ち…
ジェヴォーダンの獣の謎を追う、七年戦争の後のフランス、狼とお伽話の中から。
1764年から1769年、フランスのオーヴェルニュ、ジェヴォーダンで、狼に似た獣が女性や子供を襲い、…
悪い使者を憎むことなく、真実を知ることが出来るなら
無一文で、『塔』に辿り着いたジョー・クィンは、一人の修道女から、パトリック・オゴーマンの消息を調べる…
薔薇の下には、秘密がある、でも、本当は?
エステラ・ドゥヴィーニュは、妊娠中に、夫のビル・キングに殴られたことから、障害を持つ娘、ドロレスを出…
重なり、響き合う、喪失と再生の物語
黒森の中で、編集者のハンナ・ブロックは女性の惨殺死体を見つける。被害者は村の村長の妹で長い家出の末に…
消えてしまうから、今のこの気持ちを残すことが出来れば、と願う
収録されているのは七作品。ひとつの作品の登場人物に関わりのある人が別の作品に出てきたりして、夢の続き…
人間の作るものは人間に似ている、野蛮で、悲しくて、そして時々とても美しい。
それが何であるのかは、少しずつ少しずつ書かれていく。真夜中の襲撃、辛くも逃げた人たちの口から、定かに…