とはずがたり(上)



鎌倉末期の瀬戸内寂聴!? 両統迭立期に宮仕えした女房時代の驚きの男女関係を尼僧となり振り返って書き出した作品
田辺聖子先生の『田辺聖子の古典まんだら 下』で知り、読んだのが本書です。講談社学術文庫では、上・下巻…

本が好き! 1級
書評数:333 件
得票数:3114 票
“本を読めば広がる光(知識)と闇(知らない世界)”を楽しむ!
歴史(日本史・世界史問わず)と歴史理解のために本を読む団塊ジュニア世代
毎年、とにかく読了として目標を設定して読んでいます。2023年は『平家物語』を読んでいます。
歴史理解のため、宗教・思想・哲学、政治・経済、科学・技術など読みます。



鎌倉末期の瀬戸内寂聴!? 両統迭立期に宮仕えした女房時代の驚きの男女関係を尼僧となり振り返って書き出した作品
田辺聖子先生の『田辺聖子の古典まんだら 下』で知り、読んだのが本書です。講談社学術文庫では、上・下巻…




『源氏物語』54帖の各帖のあらすじと『源氏物語』を平安人を始め、これまでの人がどのように接し、理解しようとしたかや平安時代のことが分かる1冊
大河ドラマ『』『光る君へ』でも、『源氏物語』が宮中で広く読まれ、一条天皇を前に華やかな講読会も開かれ…



阿刀田高先生の軽妙な語りで、ライトながらもしっかりと味わえる『源氏物語』の世界とトリビアなネタ満載な『源氏物語』のエッセイのような解説本
大河ドラマ『光る君へ』も佳境に入り、第41回「揺らぎ」では、紫式部は道長に『源氏物語』の進行について…




平安時代に男として育てられる女の子と女として育てられる男の子が成長していくそんな設定の物語があったなんて驚き!
平安後期に作者未詳の「とりかへばや物語」が生み出されます。この古語の「とりかへばや」とは「取り替えた…



100話の中から田辺聖子先生が選んだ19話で味わうボッカチョの『デカメロン』の世界
本書は、ルネサンス初期の作品として有名なボッカッチョの『デカメロン』が全10日間100話で構成される…



近代文学の中で光彩を放った樋口一葉、与謝野晶子、林芙美子などの女流作家の作品を田辺聖子先生の解説で知る続巻
本書は、上下続の3巻構成で、田辺聖子さんが2000年4月から2002年3月にかけて大阪で行った「古典…




鎌倉時代から江戸時代までの古典作品や和歌、川柳、狂歌まで幅広に扱った田辺聖子先生の古典まんだら下巻
本書は、上下続の3巻構成で、田辺聖子さんが2000年4月から2002年3月にかけて大阪で行った「古典…




古事記からとりかえばや物語まで、奈良から平安時代の古典作品を田辺聖子先生の解説で味わう上巻
本書は、上下続の3巻構成で、田辺聖子さんが2000年4月から2002年3月にかけて大阪で行った「古典…




一条天皇の第二・第三皇子を出産し、二人共が東宮、帝位につき、国母として朝廷政治に存在感を発揮し、道長亡き後も一門の柱として活躍した彰子を描く下巻
『月と日の后(下)』は、一条天皇の中宮彰子(藤原彰子)が主人公で、何も分からず父の道長の意向で一条天…



藤原彰子が12歳で、父・道長の実権掌握のために一条天皇に入内させられ、定子の存在を気にしながらも、二人の皇子を生み、一条天皇を支える姿を描く上巻
『月と日の后(上)』は、一条天皇の中宮彰子(藤原彰子)が主人公で、何も分からず父の道長の意向で一条天…



![歴史群像 2024年12月号[雑誌]【Kindle】](https://m.media-amazon.com/images/I/51-Cx2KZ3kL._SL160_.jpg)
隆家が活躍する刀伊の入寇や厳島の戦いを史実としてはどうだったかの検証などが面白い188号
太平洋戦争については、日本海軍の真珠湾と呼ばれたトラック基地をめぐる戦いや、上杉謙信が何度も越後から…



ダンテ『神曲』と並び『人曲』とも称される10人が10日間毎日1話ずつ語る100話で構成される人の世の恋をはじめとする出来事を集めた作品
著者のボッカッチョは、1313年にイタリアのトスカーナに生まれ、ダンテ、ペトラルカに並ぶルネサンス初…




今の私たちの生活や考え方では理解しづらい『源氏物語』をアーサー・ウェイリーの英訳のその逆翻訳で理解しやすくなることの分かる1冊
『源氏物語』を世界文学レベルにしたといっていいアーサー・ウェイリーによる『源氏物語』について、100…




『源氏物語』がなぜ重厚になったのかが分かるような解説でより理解が深まる1冊
数年前に『源氏物語』を読みための副読本として読んだのを『光る君へ』で、中宮彰子の提案で『源氏物語』3…



紫式部の娘の賢子、和泉式部の娘の小式部と中将の君の三人の女房と道長と源明子の間の息子の頼宗によって繰り広げられる道長一門の”とりかへばや物語”
『あかね紫 (集英社文庫(日本)』は、紫式部はすでに女房生活を引退し、宇治に引きこもって仏道修行に励…




『源氏物語』のさまざまな和歌に、その隣に俵万智さんが現代風に詠んだ和歌と登場人物の恋愛模様をエッセイで楽しむ『源氏物語』
『愛する源氏物語 (文春文庫』は、歌人・俵万智さんが、800首近くの和歌が散りばめられている『源氏物…




『源氏物語』完成!その後の後日談としての藤式部の人生の終わりと娘の賢子の藤原彰子のもとでの女房生活の恋と活躍を描いた最終巻
紫式部の人生と、その人生の過程で執筆されていく『源氏物語』の各帖を味わうことのできる『香子(五) 紫…




一条天皇崩御、三条天皇の即位、道長が外戚の野心を更に強く出す中、父為時の国守任命と弟の惟規の客死。『源氏物語』では光源氏が亡くなり、薫と匂宮の恋物語始まる四巻
紫式部の人生と、その人生の過程で執筆されていく『源氏物語』の各帖を味わうことのできる『香子(四) 紫…




大黒屋光太夫に先立つこと約100年、シベリアに漂着し、皇帝の招きでモスクワまで行き、皇帝に謁見を果たした大坂の若き商人の恋あり、陰謀ありのスカッとする大冒険譚
江戸時代に漂流してロシアに渡ったといえば大黒屋光太夫ではないでしょうか。私はそうです。それが彼に先立…




『源氏物語』の執筆をつづける中、中宮彰子様に漢詩を進講、道長の召人となり、彰子出産を日記につけるように命じられて、敦成親王の誕生とその祝いを記録する紫式部
紫式部の人生と、その人生の過程で執筆されていく『源氏物語』の各帖を味わうことのできる『香子(三) 紫…