黒いカーテン

2017年度の復刊フェア対象作品。
事故で昏倒したことがきっかけで、記憶喪失から回復したタウンゼンド。しかし、彼の中では三年半の歳月が…

本が好き! 1級
書評数:179 件
得票数:2920 票
書評、と聞くと難しそうだと思いましたが、感想なら書けるかも、と思い始めてみます。よろしくお願いします。

2017年度の復刊フェア対象作品。
事故で昏倒したことがきっかけで、記憶喪失から回復したタウンゼンド。しかし、彼の中では三年半の歳月が…

シリーズ第二弾。彼女たちの今後も読んでみたいです。
四谷のカルチャーセンターで出会った、千鶴、桃、真紀、公子。性格も学校も異なるけれど、それぞれ悩みを…

シリーズとしては八冊目。今回も楽しく読みました。
都内近郊で若い女性が次々と首を絞められ、惨殺された。警察は現場に残された血痕のDNA鑑定を行い、容…

お手頃価格の随筆集。
音楽の道をあきらめ、文学を志した十代。大学では英文科に籍を置くもののフランスの詩に心惹かれた。稲垣…

中国史もの。短編六編。
歴史のなか、人は天命に従い生きるのみ。だが無数の夜に沈んでいった、愛の、怒りの、欲望の、幾つを史書…

傑作ミステリー集、第二弾。
逆転に次ぐ逆転、超絶トリック、鮮烈な美しさ。死してなお読者を惹きつけてやまないミステリーの巨匠、連…

積極的に悪事を働こうとした者がいないのも、悲しみを強めているでしょうか。
危機に瀕する都市国家テーバイを救うためオイディプス王は神託を請う。結果は、「先王ライオス殺害の犯人…

犬にまつわる五つの短編からなる一冊。アンソロジー、いや、“ワンソロジー”。
伊坂幸太郎・大崎梢・木下半太・横関大・貫井徳郎―当代きっての人気作家5人が、「犬」にちなんだペンネ…

1924年から1933年までの10年間に書かれた作品から厳選した15の中短編からなる一冊。アンソロジー第2弾。
関東大震災からの復興、昭和改元、忍び寄る大戦の影――。この10年だから生れた、厳選15編。中勘助「…

八つの短編からなる一冊。
蓋を開けたら最後、この近江屋に災いが降りかかる…。決して中を見てはいけないというその黒い文箱には、…

12の短編からなる一冊。
盆市で大工が拾った迷子の男の子。迷子札を頼りに家を訪ねると、父親は火事ですでに亡く、そこにいた子は…

初期の時代小説、短篇を四つ収録。
夜な夜な出没して江戸市中を騒がす正体不明の辻斬り“かまいたち”。人は斬っても懐中は狙わないだけに人…

『本所深川ふしぎ草紙』に出てきた、回向院の茂七を主人公にした短編集。
鰹、白魚、鮭、柿、桜…。江戸の四季を彩る「初もの」がからんだ謎また謎。本所深川一帯をあずかる「回向…

七つの短編からなる一冊。
近江屋藤兵衛が殺された。下手人は藤兵衛と折り合いの悪かった娘のお美津だという噂が流れたが…。幼い頃…

単行本『約定』を文庫化にあたり改題。六つの短編からなる一冊。
藩命により友を斬るための刀を探す武士の胸中を描く「春山入り」。小さな道場を開く浪人が、ふとしたこと…

強く健気に生きる女性たちを描く。短編集。
義和団事件後の北京。ドイツ軍本営の青年将校を尋ねて現れた美しく上品な娼婦は、かつて将校が伯林で薔薇…

ほぼ楚漢戦争の話でしたが、楽しく読みました。
日本の文化は中国文化の影響を濃厚に受けているので、中国の史実や人物や故事成語の知識がなければ、日本…

サッと読めて、読後はほっこり。
地味な派遣社員の三智子は彼氏にフラれて落ち込み、食欲もなかった。そこへ雲の上の存在である黒川敦子部…

主に90年代初めに書かれたエッセイを集めた一冊。
現代の日本人が使う箸が、古代中国では、食物をつまむ道具であると同時に、食物のある場に神を降ろすため…

幽霊の花魁と地味な女子大生とのドタバタ劇。
書道一筋の内気な大学生・多摩子は古い簪を見つけた夜、春風と名乗る花魁の幽霊に取り憑かれてしまう。「…