真実の合奏


姉小路さんのデビュー作。 シリーズものの初期作品。
ミステリーとしては、相当荒削りな印象を受ける。 帯を読んでみると、デビュー作でもあるので、なるほど…

本が好き! 3級
書評数:23 件
得票数:100 票
乱読ですが、歴史物、推理小説を中心に読んでいます。生物学、進化論などのほか、山岳ものも好きです。


姉小路さんのデビュー作。 シリーズものの初期作品。
ミステリーとしては、相当荒削りな印象を受ける。 帯を読んでみると、デビュー作でもあるので、なるほど…




書評の評価が高いミステリーでしたので、期待して読みました。期待通りで満足です。
フランスの田舎町で起きる人種差別的背景をうかがわせる殺人事件が発生。 田舎警察の署長の奮闘と、フラ…




オリンピックがらみのサスペンスで、タイミング的にも面白い時期に出会いました。
吉川英治賞、受賞作品。 1960年代の空気を想像させられる作品でした。社会派の作品ともいえると…

進化論の考え方を、社会の変遷にも当てはめて説明しようとした作品
進化論は、さまざまな生物がさまざまに形を変えてきた過程を説明するだけなのだろうか。 そうではなくて…




9つのフィールドワーク結果をまとめたもの。 それぞれの事例研究も面白いが、全体を貫くバックボーンが見られるのは、好印象。
宗教的なコミュニティ、近代的な教会、スラム化していた地区の再生、西部の零細農家の連帯活動などを訪問し…




南フランスの発掘現場で、2体の人骨が発見される。数百年前のもので事件性はないようだが、なぜか現地警察が乗り出してくる。その裏には、数百年前に失われたとされているキリスト教の一派の宝物をめぐる謎が潜む。
ミステリーではあるが、歴史小説でもあり、相当突っ込んだ調査をもとに書かれた往年のベストセラー。 聖…

巷にあふれるビジネス本と少し違うかという期待で、電子書籍ダウンロードしましたが失敗。
学者の著作ということで、普通のビジネス本とは違うかと思い、電子書籍ツールで簡単にダウンロードできたこ…




すでに4件の書評があり、いまさらご紹介するまでもないとは思いますが。非常に爽快な読後感です。
重松さんの作品は、初めてでしたが、書評を見て、購入いたしました。 日常生活、父であり、会社人である…



姉小路さんが、自らのデビューまでの道のりと、応募作品に対する評者の論評をまとめた作品。まじめにデビューしようと思っていてもいなくても、読み物として楽しめます。





スウェーデンを舞台とする薬物犯罪、それを牛耳るマフィアとの戦い。北欧特有の暗い情景描写に加えて、息詰まるようなシーンの連続で、楽しめます。
犯罪組織を摘発するための潜入捜査を指揮する警察組織幹部、それを知らされず通常の殺人事件として事件を追…




これは本当に怖すぎる。。
これを読んで、人がいない幕営地でのテント泊が本当に怖くなりました。 山に登る人もいろいろな人がいる…


山は男の世界なのか、それとも山の前では男女とも被造物にすぎないのか。
山仲間との会話で、山は男の世界だと言い切り、精神修行の場ととらえる立場を主張する主人公。そんな彼が職…



経済史学者による文明論。西洋の覇権時代の終焉とその理由を解説。
米国および欧州が、世界経済・政治を牛耳っていた時代は終わったというセリフは、ずいぶん前から耳にするチ…




奥田さんの作品は本当に夜更かしの危険ありです。
奥田さんの「最悪」に続き、2作目を読ませていただきました。引き込まれ、結末が気になり、最後まで読み通…





昔、山に登っていたが今はという方は共感できると思います。
最近、山から足が遠のいているが、それでも山には惹かれるものがある。たまたま出てきた記録を頼りに、当時…



哲学者が書く社会的生活術。
哲学者が自分の身の回りにいる人を例に挙げながら、人間関係の煩わしさにとらわれることなく、自己を保ち、…




明日、朝早い時は読まない方がよい1冊。
3つのつながりのないはずの人生があるきっかけで交差する。最悪の方向に流れていくのだが、結末が気になっ…


これは、評価の分かれる作品。情報将校としての一面に焦点を当てたのは画期的と思うが、逆に他の面が捨象されている気がする。
杉原ビザで有名な外交官の知られざる一面を追った作品。前半の満州時代、欧州への赴任のところまでは読ませ…





これは面白い。ずいぶん分厚い訳書ですが、シリーズで読みたい。
書店で並んでいた1冊を手に取り、引き込まれ、シリーズ全部を購入しました。ワークホリックで、中年のさえ…




イタリア人の恋愛観、人生観がわかってくるエッセイ。イタリア語同時通訳の作者が実際にあったエピソードを赤裸々に綴っている。
最初、ロシア語通訳の米原真理さんの本から入り、シモネッタこと、田丸久美子さんのイタリア男の世界に。実…