望み



  

願うのは、息子の死か――
石川一登は建築デザイナーで生計を立てている。妻の貴代美はフリーの校正ライターで、高校生の息子、規士、…
					本が好き! 1級
					書評数:46 件
					得票数:433 票
					
基本、オススメの本しか紹介しません。本が好きで小さい頃からたくさんの本と出会いました。物語の中に引き込まれて、わくわくしたりドキドキしたり、時には悲しかったりしたことが忘れられません。
少しでもそんな本と出会えるお手伝いができればいいな、と思っております。
気軽に話しかけて下さると嬉しいです!



  

願うのは、息子の死か――
石川一登は建築デザイナーで生計を立てている。妻の貴代美はフリーの校正ライターで、高校生の息子、規士、…


  

自分の行動が社会、友人、家族、子どもたちにおよぼす影響を、完全に無視できる状態とは?
サイコパスと聞くと重大犯罪を犯した連続殺人犯を連想させる。だが、サイコパス(精神病質)とは精神病では…




  

死刑は無力だ――被害者遺族が真に望む結末とは一体何なのか
物語は井口沙織と仁科史也の出会いから始まる。 小さい頃に母を病気で亡くした沙織は父と二人暮らしだっ…


  
怖い・・・けど、現実的じゃないなぁ
本間はそこそこの出世と幸せな家庭を持つ、平凡なサラリーマン。そんな本間が、友人の誘いに乗って足を踏み…

  

「復讐法」は正義か?悪か?
2020年の日本。ここでは「復讐法」に則り、惨殺された被害者の遺族は加害者に合法的に"復讐"できる。…


  

一人称である手法が冴える最後
「誰か」「名もなき毒」に続く杉村三郎シリーズの第3弾。 今多コンツェルンという一大グループ企業…




  

『子供たちの今後の人生をあの世から眺められると思うと楽しくて仕方がない。そのためには肉体なんか失ってもいい』
宮本康代はある日、自分が経営するスナックに人を雇い入れた。田島百合子と名乗る瓜実顔の彼女は憂えた雰囲…



  

「世の中には負の遺産というのがある」
いつもの風景。出勤する真一を見送るために親子でいつもの道を歩いていた時、突然現れた男に目の前で真一を…



  

臓器移植は「命のリレー」なのか、それとも偽善なのか
七月三日の未明、マラソン中の男性が惨殺死体を発見する。 酸鼻を極めるほどの異臭を放つその死体は、な…



  

膠着[こう-ちゃく] 粘りつくこと。しっかりくっついて離れないこと。 ある状態が固定して、ほとんど動きがなくなること。
丸橋啓太は接着剤の総合メーカーに勤める新入社員。 研修後、営業部に配属になったが早々に注文の10倍…



  

善意なんてものは、実は悪意よりも理解されがたいし、煙たがられることも多い。
柔和な絵柄とタイトルに騙されて、シリーズ1冊目から読んでいます。本書は3冊目。 篠崎希実は深夜…




  

「最後の最後に世界を反転させる。それもSFの醍醐味です」
舞台は1000年後の日本。機械文明は壊滅し、精神力で物体を動かす「呪力」を人類が使えるようになり、犯…


  

ヤクザが畑違いの出版社を見事に立ち直らせるサクセスストーリー
日村誠司が代貨を務める阿岐本組は今時珍しく任侠道をわきまえたヤクザ。 その阿岐本組長が、兄弟分の組…



  

小学生でも読めるミステリ、大人でも読める児童書
「四人ゲーム」 真っ暗な部屋の四隅に四人の人間が立ち、肩を順番に叩きながら部屋をぐるぐる回るゲーム…




  

「見る」ことで聖域を荒らされるのなら、一生見ない
時は近未来。アメリカで最先端の科学捜査方法が開発された。MRI捜査と呼ばれるその方法は、殺された被害…
  

  

「それでも、生きろ!」
時は戦国の世。近づく者の命を吸う"殺生石"を生まれながら体に宿す信濃国滋賀城の姫君、咲弥は、周囲の…



  

「仕事っちゅうのは、金儲けじゃない。人の助けになることじゃ。人が喜ぶ顔見るのは楽しいもんじゃけ。そうすりゃあ、金は後からついてくる。客を大事にせん商売は滅びる」
東京建電の営業第二課課長の原島が出席する定例会議から物語は始まる。 営業成績が華々しい営業一課…




  

「還暦ぐらいでジジイの箱に蹴り込まれてたまるか」
三匹のおっさん、こと、定年退職後、近所のゲーセンに再就職した剣道の達人キヨ、柔道家で居酒屋「酔いどれ…



  

「人は、人であること自体がこんなに卑しい」
教育実習のために母校に戻った広瀬は、教室で孤立している不思議な生徒・高里と出会う。しかし彼には不吉な…




  

「外国人留学生の敬語が日本に来て悪化したら嘆かわしい」
日本語教師である海野凪子さんと外国人学生の日々のエピソードを蛇蔵さんが漫画にした、爆笑&考えさせられ…