きみの言い訳は最高の芸術
詩人のエッセイ集。すごく話題の人だ。十代の頃に読んだら「これは私のことを書いた本だ」と思ったかもしれなくて、あるいは「この人は神だ」と思ったかもだけど、そんな簡単なもんじゃないよ、と今ではわかる。
本が好き! 1級
書評数:479 件
得票数:7560 票
小説、歴史、哲学、短歌。
それらを読んだり居眠りしたりしながらふらふら生きています。最近はノンフィクションが多め。
詩人のエッセイ集。すごく話題の人だ。十代の頃に読んだら「これは私のことを書いた本だ」と思ったかもしれなくて、あるいは「この人は神だ」と思ったかもだけど、そんな簡単なもんじゃないよ、と今ではわかる。
高校生たちが馬鹿でかわいい。私もこんな風に馬鹿だったよなーと思う。あの時代はもう戻ってこないけど、当時の馬鹿で愛しい時間は永遠なのだ。これはその時代を今生きている女の子たちの物語だ。
数学が苦手過ぎて人生に支障をきたしているので読んだ。読んだ結果、数学に慣れても人生に支障をきたしたままであることがわかった。式がいきなり自明のように計算されていたりしないので親切である。良書だ。
幕末天才軍師の力量と豆腐
大村益次郎に興味がわいたのである。 大村は元の名を村田蔵六という。幕末の最後に突然現れ、薩長を…
※織田信長は本日不在にしております
「あなたは」 「織田信長」 「あなた超有名よ」 「俺はどんな風に後世に伝って(ママ)んの…
たまには一番嫌いな本を
正直この手の本は好きではないな、というのがタイトルからの印象である。なんか成功した人が「人生で必要な…
なぜ「いや、昨日財布に落ちられまして、お金がないんですよ」と言わないのか?
というような疑問に答えてくれるよ。言語学だけでなく、日本語や言葉に興味がある人におすすめです。認知言…
確定申告の時間だーーーーー!!
というわけで、著者と税理士さんの対話形式で書かれているこれを読みました。専門用語がそんなに出てこない…
バイブルを読んで義を知る人となる
いっぱい載ってる。というとそれまでだが、1000載っているので実際読みごたえがある。「文学としての川…
猫とふて寝とお風呂の話。
壇蜜さんといえば大変美人で、色っぽくて、華やかな方というイメージがあるが、本書はそうでない、やや不機…
イエーイ、めっちゃ滋賀県!!
滋賀路はすべて琵琶湖の中である。 そのように思っている人がいるだろうが、それは滋賀県のことをよ…
お金儲けの方法、教えます。
稲森和夫の名前をご存じだろうか。若い人はご存じじゃないかもしれない経営者である。京セラやKDDIの社…
男心・女心、わかってますか?
あああああ、と思う。それが本書の感想である。 本書は、角田光代、穂村弘の両氏が、複数のテーマに…
あなたは彼を信じますか?
本書はけっこう話題になったし、映画化もされたから、ご存知の方も多いと思う。ストーリーはこうである。あ…
あなたは恋をしていますか?
恋の話って、意外と他人としにくい、ような気がする。私が男だからかもしれない。女性は「いや元カレがさあ…
「すべて国民は、健康で文化的な最低限度の生活を営む権利を有する。」けど……
本書のテーマは生活保護である。まったく準備のないまま生活保護の担当部署に配属されてしまった主人公義経…
鴨長明、歌についてあれこれ語ること
鴨長明は方丈記を書いた人である。そのように国語の教科書にも歴史の教科書にも載っている。しかし、奴はた…
おっさんが語るニッポンあれこれ。
巷で今「文豪ストレイドッグス」という作品が注目されていることをご存じだろうか。私はご存じではないが、…
短歌の「評」って何すんのさ?
短歌をやる人間にとって歌集は、小説を愛する人間にとっての小説本のようなものである。それはいいのだが、…
ナマズの住む国、日本
本書は東日本大震災後に(ここ重要)、歴史上の地震がどのようなものだったか明らかにしようとするものであ…