日本国勢図会 2012/13





思考を後押しする玉手箱。震災のデータから国民の睡眠時間まで。
実は小学生の頃から数字に苦手意識があり、小学生の親になった今でもソレは変わらず、この様な本を手に取る…
本が好き! 1級
書評数:404 件
得票数:6888 票
マンガ大好き。マンガ・小説が中心です。
浮世の雑事に気を取られ、一年近く留守にしておりました。
少しずつ再開して参ります。





思考を後押しする玉手箱。震災のデータから国民の睡眠時間まで。
実は小学生の頃から数字に苦手意識があり、小学生の親になった今でもソレは変わらず、この様な本を手に取る…





「マサル、人生は短い。読書のための読書には意味が無い。生きるための道具として、本を利用するのだ。」あとがき抜粋
佐藤優さんを知ったのはコミックス「憂国のラスプーチン」からだった。 鈴木宗男議員の捜査に巻き込まれ…





悪人を自認する鶴見俊輔<これが本物だという考えから、わたしはわりあいに早く離れた。常に疑うことが…それが悪人の立場。>盲目的な信仰〜神のみならず、国家、文明の全知…誂えられた物を無心に手に取る危険性。
戦争も歴史も文学も哲学もよく知らない私だが、凄く面白かった。 日本の内側からも外側からも眺めた経験…





引用「ロリータ」の物語の悲惨な真実は、いやらしい中年男による十二歳の少女の陵辱にあるのではなく、ある個人の人生を他者が収奪したことにある>亡命者ナボコフの作品に母国での安寧を奪われた女達が見出す物とは





BSEにまつわる事象を、科学と社会学的視点から語ってゆく。BSEに国内が汚染されている可能性に目をつぶった農水省「恐ろしいものは見たくない、見なければ存在しないのと同じ」…どこかで見たような光景である





漢字研究の第一人者・白川静に梅原猛が質問を重ねるような形で対談が進む。かつて異端の学者と見なされていた白川の背負う世界を「ディオニュソス的中国観」と梅原は例える。「漢字の背後に畏しい神の世界がある」