砂の女



  

一刻も早くこの本から抜け出したいという焦燥感がすごかった!
閉所恐怖症気味の私にとって、この小説は思った以上に 恐ろしいものでありました。 砂穴の底から…

					本が好き! 1級
					書評数:811 件
					得票数:20964 票
					
ジャンルを問わず、年間200冊を目標に読書をしています。
「たしかあの人が、あんなことを言っていたな…」というような、うっすら記憶に残る書評を書いていきたいと思っています。どうぞよろしくお願いします。



  

一刻も早くこの本から抜け出したいという焦燥感がすごかった!
閉所恐怖症気味の私にとって、この小説は思った以上に 恐ろしいものでありました。 砂穴の底から…

  

気にしなければ、もしかしたらなんともないことなのかも知れないが…
以前、「もしもノンフィクション作家がお化けに出会ったら」で、 随分、夜中に怖い思いをさせられた工藤…



  

人の幼少期の話は、自分の幼少期の記憶を呼び覚まします(本文より)
素敵な児童書を書かれている高楼さんの子供時代の 思い出を綴ったエッセイ。 3歳から8歳まで官…



  

幼少時代、泣き虫だった僕
短編小説の「少年」を読んで、一気に谷崎の幼少時代に関心が高まる。 「少年」は子どもたちの話ではある…



  

言葉を発さなくとも意思の疎通ができる拓人と小さな生きものたち。いくら言葉を重ねても意思の疎通ができない大人たち。異なるふたつの世界を行ったり来たりしながら・・・。
読み物でありながら視・聴覚が研ぎ澄まされてゆくような ちょっと変わった読み心地の小説。 日常…



  

今も息づく娘たちの憧れ
リアルタイムで「それいゆ」を読んでいた母の影響もあり、 中原淳一のイラストを見つけるとついつい手を…



  

どんなに憎まれ口を言い合っても、美味しいもの食べて、美味しいお酒をクイッと呑んでチャラになる
新作なのかと思ったら、昔の恋愛小説の短編を集めたものでした。 道理で言い回しや職場の様子がちょっと…



  

若い女の無心な寝顔ほど美しいものはないんですって。
谷崎から川端へちょっと寄り道をと思い、 かの有名な「眠れる美女」から読んでみようとその扉を開いた。…



  

第28回りす会議で、でんわを作ることに決まりました
もう、この天然なかわゆさに、 思わず足をバタバタさせてしまったのである。 でんわという便利な…




  

こんなことがあるのか?目の前に居たあの人が・・・
楽しみにしていた小池さんの長編。 500ページ、ずっしり重い本で、深夜ベッドの中で読むには いさ…



  

ハムエッグス、コオフィ、マアマレイドにピーナツバタ 片仮名表記はおいしそう!
とても静かな林芙美子の日常を描いた随筆。 旅、花、食、絵、書くこと、住まい等々、 林芙美子の…



  

モリリンこと森鴎外、現在の渋谷に現る!!
もうどうしょうもなく、くだらないなぁと思うのだけれど、 イマドキの女子高生と、80年の時を経てタイ…



  

ちびっこたちの芝居ごっこは、とんでもないことに!
谷崎の色々な「味」が愉しめる、所謂バラエティパック的な1冊。 短編が7つです。 谷崎文学に関…



  

タイトル通り、中年ネタ満載で面白い!
酒井さんご自身が、身を持って日々の生活から抽出した話題は、 同世代にはたまらないものがあり、思わず…



  

『「可愛い女」というより、「憎めない女」だったよ!』と、言うつもりが・・・。
むふ、これを読めばすこしは「可愛い女」に近づけるかしら? なんて、ちょっとした野心を持ちながら読み…




  

もっともっと世に出て欲しいと思えた作品です
戦中、戦後と、それぞれの国の子供たちが過酷な状況からその後どのような人生を歩んだかを綴った小説です。…



  

深い孤独に向き合うような小説だった
なんと淡々とした日常なのだろう。 それなのに、それだから、孤独というものの本質を覗いたような、 …



  

「怖い話の基本」がここにあります
まずは、これだけの体験談をよくぞ集めたものだと、ひたすら感心です。 この本に出てくる話はどこかで聞…
    

諦めないで! 肌はいくつになっても再生する!
佐伯チズざんと言えば「美白の人」というイメージで、 一時、テレビで洗顔やパックで気軽にできる肌のお手…




  

あまりにも唐突な変化に感情が遮断された
アフガニスタンってどんな国? 「雨があまり降らず、かわいた土や岩や砂ばかりのように思われている」と…