仕事に効く 教養としての「世界史」

「出口史観」が随所に散りばめられている。 歴史に対する見方が変わる一冊。
本書のタイトルは「仕事に効く教養としての世界史」となっている。 「歴史が仕事に効く」というのはどう…

本が好き! 2級
書評数:35 件
得票数:454 票
文学作品、特に時代の波を超えて生き残った古典的作品を日々読んでいます。

「出口史観」が随所に散りばめられている。 歴史に対する見方が変わる一冊。
本書のタイトルは「仕事に効く教養としての世界史」となっている。 「歴史が仕事に効く」というのはどう…




切っても切り離せないのが家族との関係性 話題の脳科学・人工知能研修者である著者が、 家族との関係性について迫る。
著者は人工知能の研究者であるとともに、一児の母でもある。 人工知能研究者としての脳科学の理論、 …




著者の古典への想いが詰まった書評集でもあり、 また、古典の有用性についても説いた、読書法でもある。 著者の古典への想いがひしひしと伝わる一冊。
著者は「超~法」シリーズや1940年体制等の著書がある経済学者。 経済学が専門だが、著書の中には古…





歴史上存在した、経済、軍事等のあらゆる面で他国を凌駕した「最強国」。 そうした、「最強国」が成立するための法則を解き明かす。
歴史上存在した、経済、軍事等のあらゆる面で他国を凌駕した「最強国」。 そうした、「最強国」が成立す…




「誤解」という日常の中でありふれた現象を、数学的、総合的に考察した一冊。 「誤解」がもたらす、社会的損失、同時に、 「誤解」がもたらす、新たな可能性についても言及。
著者は「渋滞学」「無駄学」等、理系の視点から社会科学の問題を捉える研究者。 本著ではケーススタディ…





「ローマ史の中には人類の経験が全て詰まっている」と著者は言う。 強者の時代から弱者の時代へ移行する中で、 我々はどのように生きて行けばいいのか? 再編の時代を生きる我々に様々な示唆を与えてくれる一冊。
著者は古代ローマ史の研究家。 ローマの歴史を紐解いていくと共に、 1500年という時の流れによっ…





稀代の読書家による新書書下ろし、 「読む」という行為から出てくる「疑問」に対する「回答」は、 この一冊に全て凝縮されているといっても過言ではない、と思わせる一冊。
出口治明「本の使い方」角川新書 著者は元ライフネット生命会長で、 現在は立命館アジア太平洋大…




偉大な政治家でも、百戦錬磨の将軍でも、秀逸な文人としてでもなく、 ローマの時代を生き抜いた、一人間としての「カエサル」
著者はイギリスの歴史家で、古代ローマとローマ軍事史が専門。 カエサルの脅威 《カエサルは…




著者によって、一刀両断される14人の歴史的偉人 著者の好き嫌いの感情のあえて隠さずに前面に押し出した意欲作
男の肖像 塩野七生著 文春文庫 著者はフィレンツェやローマ等をテーマにした歴史小説を中…

「人間の魂のはかりしれぬ奥底を抉り出す」という点は、変わりないが、 「上巻」とはまた異なる種類の「悪人」の数々
「下巻」では、現在から100年程度の人物たちが中心となる。 そこには、「上巻」とは異なる、行動原理…


「諏訪」が持つ風土の力。 出版、製造、誰もが知る、企業の創業者は実は諏訪人である事の秘密
諏訪式。 小倉美恵子著 亜紀書房 「朱に交じれば赤くなる」 「水は方円の器に従う」 「…

底が知れぬ、人間の魂の奥底に迫る。 「事実は小説よりも奇なり」を体現している、 歴史上の「悪人」の数々。
「権力は人間を堕落させる」とは良く言われる。 何故、「権力」はこんなにも人間を堕落させてしまうのだ…




「ビジネスモデル」という観点から「歴史」を見ることで得られる新たな知見
野口悠紀雄 世界史を作ったビジネスモデル 新潮選書 本書の著者は「1940年体制」のような…

血で血を洗う惨劇! 涙と笑いが同居した圧倒的描写力
あらすじ ローマの武将タイタス・アンドロニカスは、 捕虜であるゴート人の女王タモーラの長男王…




悪魔との契約に応じたファウスト~
ゲーテ「ファウスト」岩波文庫を読みました。ファウスト博士はありとあらゆる学問を修めたが学問の無力さ…