これからの「正義」の話をしよう (ハヤカワ・ノンフィクション文庫)
「白熱教室」がなぜ人気なのか。さらに知りたくなった。
数年前に話題になった「白熱教室」のマイケル・サンデル先生。そのサンデル氏が自らの考えを綴ったのが本…
本が好き! 1級
書評数:446 件
得票数:5146 票
出版社勤務、アラフォーのイクメンサラリーマン。小説を中心に、ポピュラーサイエンス、評論など、ユルユルと紹介していきます。
「白熱教室」がなぜ人気なのか。さらに知りたくなった。
数年前に話題になった「白熱教室」のマイケル・サンデル先生。そのサンデル氏が自らの考えを綴ったのが本…
「お・も・て・な・し」の舞台裏
2013年秋、オリンピックの招致レースで東京が勝利を収めた。その最終プレゼンを指揮したバーリー氏が…
何を書いてもネタバレになりそうで、書評を書くのを躊躇していたのだが、ある事実を知り、書くことにした。
映像化不可能。小説の醍醐味を堪能した。 二つの話が並行して進んでいく。 一つは「現在」…
1000円以下でこんなビッグネームのインタビュー集が読めるのは日本だけではないだろうか。
現代の世界的知識人の大御所6人にインタビューし、そのやりとりをまとめた一冊。その6人とは ジ…
人気スパイサスペンスシリーズ第三弾。今回も、超クールなイケメン(想像)スパイたちが暗躍する。
いまや柳氏の代名詞ともいえる、D機関シリーズの第三弾。D機関で養成されたイケメンスパイたちが、世界…
「本当の自分」が見つからないあなたへ。
「私とは何か」。この普遍的な問いについて、平野氏が出した一つの考え。それが「分人」という新しい人間観…
デザインを認知心理学の立場から分析した一冊。デザインの本ではなく、デザインの心理学の本だ。心理学について予備知識があると、理解しやすいだろう。
デザインを認知心理学の立場から分析した一冊。 デザインの本ではなく、デザインの心理学の本だ。心理…
友情、恋愛、死。人間の「こころ」にかかわる三大テーマが、これでもかと読み手を突き動かす。
先日、タブレットなるものを購入。じゃあ電子ブックデビューでもしてみるかということで、本書を読んでみ…
この手の本に懐疑的な人にこそ手にとってもらいたい。何を隠そう、私もこの手の本には懐疑的だからだ(そんなヤツが献本を申し込むな、という話もありますが…)。
もうあと10日ほどで年も変わるが、年の初めに、ダイエット、禁煙、脱浪費癖、禁酒、脱ギャンブルなどな…
テーマは重いが、かといって読みにくくはなく、グイグイとストーリーに入り込んでいける。
タイトルの「ドーン」とは、小説中の有人火星探査プロジェクトの名称。そのプロジェクトに参加した日本人…
ストーリー仕立てで、さまざまな知識や概念を解説するという試みは数多くなされてきたのだろうが、私が知る限り、本書はその成功例の筆頭である。
『亜玖夢博士の経済入門』に続く亜玖夢博士シリーズ第2弾。文庫化を待っていた。 このシリーズは…
「私はどちらかといえば合理的な人間だ」と思っている方も多いだろう。しかし現実はそうではない。人間という動物がいかに非合理的か、本書を読めばよく分かる。
『理性の限界』『知性の限界』に続く、限界シリーズの三作目。前二作と同様、仮想シンポジウムという形式で…
日露通訳のエキスパートである米原さんが通訳の魅力を存分に語った本。通訳と翻訳の違い、現場でのハプニング、誤訳・珍訳の例など、具体例や経験談が満載。通訳、特に同時通訳に興味のある人は必読。
日露通訳のエキスパートである米原さんが、一流通訳としての自らの経験を元に、通訳の魅力を存分に語った…
脳移植という大胆な設定により「人格とは何か」「自分とは何か」「生きるとは何か」を問いかけてくる。どこまで臓器を取り替えたら自分ではなくなるのだろうか。脳さえ残っていれば自分のままでいられるのだろうか。
これまた母から借りた東野小説(何冊借りてんねん)。 純一という男が事件に巻き込まれ、脳を損…
「あなたは何教の信者ですか?」と聞かれたとき、あなたはどう答えるだろうか。「無宗教です」という答えは、真実なのだろうか?外国・外国人とかかわりのある仕事をしている人には必読の本。
「あなたは何教の信者ですか?」と聞かれたとき、あなたはどう答えるだろうか。「無宗教です」という答えは…
東野さんの交通事故に対する思いが伝わってくる。便利さに引きずられ、交通事故の悲惨さから目を背けてはいないか。東野さんの、そういう思いを受け止める小説ということにしておきたい。
これも母から借りた東野本(何冊借りてんねん)。『天使の耳』と同様、交通事故を題材にしたストーリーで…
モヤモヤしていたことがスッキリ解消した。グレートジャーニーの流れ、特に日本における人類の流れを知りたいと思っていた。まさにど真ん中ストライク。私の疑問に、ズバリと、かつ分かりやすく答えてくれた。
こんな本が読みたかった。 いやいや、モヤモヤしていたことがスッキリ解消しました。私はグレートジ…
人間の脳の不思議さを改めて認識。著者のラマチャンドランは神経科学を専門とする医師・研究者で、視覚や幻肢に関する研究で有名な人。そのラマチャンドランが、数々の驚くべき臨床例を紹介。
ドーキンスやグールドと並んで、生命科学の一般向け書籍の書き手と評されるラマチャンドラン。以前から興…
折々に、新しい手法に挑戦する東野さんだが、本書では「手記」という手法で読者にチャレンジしてくる。読んでいない方は「それがどうした」と思われるかもしれないが、これがなかなかに面白い試みなのである。
以前、母に『白夜行』を薦めたところ、東野作品にハマってしまい、近ごろは逆に「あんた、これ読みなさい…