大人の流儀
私もこのような歳の取り方がしたいものだ…。
伊集院氏の作品は,忘れ去られてしまったヒトの情や,誰もが経験するであろうセンチメンタルな幼き日の抒情…
本が好き! 1級
書評数:312 件
得票数:1534 票
ただの読書好きです
今から読む本と今まで読んできた本の整理を少しづつやっていければ…
私もこのような歳の取り方がしたいものだ…。
伊集院氏の作品は,忘れ去られてしまったヒトの情や,誰もが経験するであろうセンチメンタルな幼き日の抒情…
街の灯,玻璃の天,に続く「ベッキーさんとわたし」のシリーズ最終巻である。 五・一五事件の年に幕を開けた本シリーズは,二・二六事件で幕を閉じる。
街の灯,玻璃の天,に続く「ベッキーさんとわたし」のシリーズ最終巻である。 五・一五事件の年に幕を開…
生と死 といった重いテーマをこんな角度からも描ける作者は上手いと思う。
書店で,「おすすめ文庫王国」2010-2011 エンターテインメント部門 第1位 に惹かれて本著を手…
たった105ページから構成される本著には,とてつもない魅力が詰まっていた。 生,死,愛,自然といったテーマに,Cocco の感性がなびいている。
淡い写真に添えられたCoccoによる12編のポエム&エッセイ集。 元々,Coccoの紡ぎだす歌…
最近,橋下氏批判を読んだことから,橋下氏の著書を読んでみた。 できるだけ,新しいモノをと,本著を選択した。
最近,橋下氏批判を読んだことから,橋下氏の著書を読んでみた。 できるだけ,新しいモノをと,本著を選…
私の場合,プレゼンテーションは学術発表が中心になるのだけれど,ジャーゴンだらけになり,難解になる事もしばしばである。 本著に触れ,内省出来る時間が持てた事が,一番の収穫だった。
最近,思ったような発表がなかなかできずに困っていた。 そんな時 本屋で陳列されていた本書…
一言でいえば,感性の本かな。 内容は,現代風な名言集(?)といったところか。 街中で誰もが経験するような何気無い所作や言動に含まれる深い共鳴に,思わずにやけてしまう自分がいた。
一言でいえば,感性の本かな。 内容は,現代風な名言集(?)といったところか。 街中で誰…
大阪を離れて,はや13年… 今,大阪に何が起きているのか…
大阪を離れて,はや13年… 今,大阪に何が起きているのか… 今回の知事選,市…
一体誰が,何のために長瀬たちの行動を妨害しようとするのか? 目的は? 慎一郎の父親は本当に生きているのか? そして,長瀬たちがたどり着いた真実とは…。
簡単に言ってしまうと,4年前にサイゴンで消息を絶った父親を探しに行く息子の物語だ。 旅行代理店…
著者の言うとおりなのかもしれない。 誰しも,自分自身の望む人生を思い描くが,その通りに生きていける人は,先ずいない。 その認識が無ければ,夢だけ望む生き方しかできないのかもしれない。
タイトルから手に取った。 本著の内容はといえば,不安神経症もしくはうつ気質の方々を対象に書かれ…
少し,文章が冗長であり,読みにくさもあるが,読み終われば至ってシンプルな物語である事に気付く。 クラリッサ,フラン,イブ,ミミという女性達の哀しくも凛々しい姿と生き方に圧倒されてしまった。
不幸な境遇に生まれ落ちた4人の女性が織りなす物語だ。 クラリッサとロメインの間に産まれた聾者の…
スコットの周りに集まってくる人達のだれが味方で,だれが敵なのか? 翻弄し,苦悩しながらも真実に立ち向かっていくスコットは,やがて真実にたどり着くのだが…。
ハーバード大学で博士課程に在籍し,精神科医の卵であるスコット・トーマスが本著の主人公である。 スコ…
面白くない事はないんだけれど,結局,話が分散しているように思えてしまった。 医療事故か否かをもっと絞り込んで行くべきだったのではないだろうか? あれやこれやと詰め込み過ぎの感がどうしても拭えず……。
物語は,主人公である高宗総合病院に勤務する外科医の窪島典之の十二指腸潰瘍患者に対する広範囲胃切除術の…
話はよくあるタイムスリップものである。 働くのなら住民票は? 年金手帳は? なんて細かいことは抜きにして,娯楽としては十分楽しめる。 あまり期待せずに読んだのだが,読後はなんだかほんわかしてしまった。
話はよくあるタイムスリップものである。 シングルマザーの遊佐ひろ子は,180年前の江戸時代から…
大地震という有事を前に,日本のこれからを憂う。 ここに書かれている事が真実なのか偽りなのかの判断位は,自分自身に任せてもいいのではないだろうか。 危機感を持たないままに,まつらふ民に未来はあるのか?
こんなにも人間は,山に命の息吹を感じるのだろうか? なぜ,過酷な挑戦状をたたきつけるのだろうか? 本格的な登山経験のない自分が読んでも十分に咀嚼でき,山岳の魅力を十分に堪能する事が出来た。
物語は,主人公の矢代翔平とパートナーを組む栗本聖美が,世界第二位の高峰”K2”未踏の東壁へのアタック…
読了後,単なる犬とヒトとの愛情物語だけではなく,同じ命だからっていうチープな言葉で語りたくはないけれど,ペットはヒトのアクセサリーでも癒しの道具でもないっていう作者の怒りを感じるは自分だけか?
ファッション雑誌「JoJo」の編集者である藍がこの物語の主人公。 雑誌の存続をかけた企画で出会…
何故この生物は創造されたのか? 何故1人の女性を必要に追い回すのか? 雄輝は,なぜ失踪したのか? 謎が謎を呼びながらも,最後には見事に収束していく展開には読む手が止まらない。
TENGU,KAPPA,RYUと読んでしまったので,本シリーズ最終作である本著を読んだ。 物語…
この作者の姿勢は一貫している。 動物を飼うものは,最後までその命に責任を持つべきだという主張である。 非常に単純明快な問いかけだが,そんな事すら守れない人間に憤りを作者は感じているのだろう。
「TENGU」,「KAPPA」に続き,ハマってしまった感のある「有賀,ジャックシリーズ」の本著を読む…
謎の生物「KAPPA」との戦いだけではなく,現在の日本の大きな湖や沼で起こっている,人間によって引き起こされた生態系崩壊の危惧を予見した作品でもあろう。
「TENGU」が面白かったので,UMAシリーズの原点である本作「KAPPA」を読んでみた。 物…