数に強くなる
筆者の定量的な感覚を分解して、 それを読者にも分かるように再構成したような内容。 物事をおおよその数に変換してしまうことで、 さまざまな思考やコミュニケーションなどに役に立つ! とおもしろおかしく書いた良書。
畑村洋太郎氏は「失敗学」関係の本で知ったが、 元・東大工学部教授で数学好きだけあって、 本書はか…
本が好き! 1級
書評数:169 件
得票数:220 票
幼児教育主体で、宗教関係も少々。
小説は、昔とてもたくさん読んでいましたが、最近は下火。
英語なら原書も読めるはずだけど、最近は読む時間が...
筆者の定量的な感覚を分解して、 それを読者にも分かるように再構成したような内容。 物事をおおよその数に変換してしまうことで、 さまざまな思考やコミュニケーションなどに役に立つ! とおもしろおかしく書いた良書。
畑村洋太郎氏は「失敗学」関係の本で知ったが、 元・東大工学部教授で数学好きだけあって、 本書はか…
要介護の老人が増加したことに伴い、 介護資源が不足するであろう将来への警鐘を鳴らす作品。 麻痺した四肢を切断して介護負担を減らす 「治療法」を開発・実施した医者とその編集者を中心に展開する。
この作品は入れ子構造になっている。 麻痺した四肢を切断して介護負担を減らすことを目的とした …
ネットで発表された小説の書籍化第4弾。 暑苦しいほど詩的/ロマンチックでありつつ、 論理性/合理性も備えている点で、 海堂尊の作品群に近いものを感じる。 ストーリは、勇者と魔王の出る例のアレがモチーフ。
まおゆうシリーズの第4弾。 理と情の混じり具合が心地良くて、 わりと論理的な解説と、 ベタ…
日本が人類未体験の高齢化社会を迎えるにあたり、 「長生きするって、どういうことか分かってる?」 「私たちの社会に超高齢化を支える実力はあるの?」 と「健康万歳、長生き万歳」ムードに一石を投じる良書。
日本が人類未体験の高齢化社会を迎えるにあたり、 「長生きするって、どういうことか分かってる?」 …
ものすっごく単純化した会計入門。 損益計算書の形式で、 おうちの家計簿から、 スターバックスの決算書から、 日本の国家財政まで扱っている。
ものすっごく単純化した会計入門。 損益計算書の形式で、 おうちの家計簿から、 スターバック…
インターネットを使った情報収集の入門書。「クオリア」や「セレンディピティ」といったカタカナを使用してごまかしているが、大した内容ではない。対象読者のレベルを低く設定しすぎたのかしらん?
インターネットを使った情報収集の入門書。 ITジャーナリストを自称している時点でちょっと...と思…
小飼弾がネット上や身の回りで見聞きした悩みに対して、 小飼弾なりの「決弾」の仕方を示したもの。 他人の思考の理路をトレースすることは一般に楽しいが、 小飼弾さんの思考をトレースすることは非常に楽しかった。
小飼弾氏の著作は、 『未来改造のススメ』、『弾言』に続き3冊目。 3冊とも電子書籍で読んでいて、…
小飼氏が自らの人生論を、バランスシートの体で表現している。 定量化/可視化の手法としてバランスシートを利用しているが、 結果として非常に分かり易く氏の主張が届く。 会計の基礎だけでも勉強しようと思った。
小飼弾氏の著作は、『未来改造のススメ』に続き2冊目。 『未来改造のススメ』は、 twitte…
桜庭一樹の新境地。 「暗くて、甘くて、どろどろ」と「甘くて、すっぱい」を混ぜ合わせた作風。 物語の進行も、世紀や世代をまたぐ長いスパンでなく、短期すぎることもない4年ちょっと。 あぁ、うっとり。
長く買ったまま放置していた桜庭一樹の単行本。 桜庭一樹は、 独特の暗くてねっとりと甘い雰囲気…
久しぶりの大ヒット。「子どもに経験させたい危険なこと」と挑発しつつ、危険面を考慮してどう安全を確保すべきか、何を体験することを主眼に置くかを丁寧に説明しつつ、最後にねらいを示して糸開きをする洗練具合。
「世の中には、ケガをするといけないという理由で、前転や腕立て側転を禁止している学校があります。不安に…
空に浮かぶ さまざまな形や色の雲を、 写真と文で分かり易く解説してくれる雲の図鑑。 何気なく見ているつもりの「雲」も、 きちんと観察すれば多様で面白いことを教えてくれる。
空に浮かぶ さまざまな形や色の雲を、 写真と文で分かり易く解説してくれる雲の図鑑。 何気なく見てい…
ひろくんとゆうちゃんが祖父母の家で家族と過ごすお正月の様子を描く。物心ついたときにはアメリカにいて、日本に戻ってきてからもロクに正月を過ごしていないので、日本の伝統的な年末年始の過ごし方に胸キュン。
ひろくんとゆうちゃんが祖父母の家で家族と過ごすお正月の様子を描く。 12月28日に、おじいちゃ…
まほうつかいの弟子が、先生が留守にした隙に自分で呪文を使ってみたらば、呪文が暴走して困ったことになる...というお約束のストーリ。絵が不気味で魅力的で、読むほどに味が出る渋さがよいです。
まほうつかいの弟子が、 先生が留守にした隙に自分で呪文を使ってみたらば、 呪文が暴走して困ったこ…
2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者Muhammad Yunusの著書。「利益の最大化」ではなく、「特定の社会的目標」を追求するソーシャルビジネスの提唱と、その原形となった自身の活動を描く。
2006年にノーベル平和賞を受賞した経済学者Muhammad Yunusの著書。 「利益の最大化」…
池田学という人もその絵も知らなかったが、実家のトイレに置いてあったのを手に取ったら心を奪われてしまった。ペンによる緻密な書き込みにもかかわらず、スケールの大きさに圧倒される不思議な絵。とにかくすごい。
池田学という人もその絵も知らなかったが、 実家のトイレに置いてあったのを手に取ったら心を奪われてし…
絵本。体が大きくて強い「とらくん」と体が小さくて弱い「ぼく」の非対称な関係が、「ぼく」の反抗を期に対等なものへと変化するまでの過程を描いて、いるのか?
体が大きくて強い「とらくん」と 体が小さくて弱い「ぼく」は友達のはずだけど、 ・ごっこ遊びでは …
森博嗣が、科学とはなんぞやを、科学を忌避する人々に向けて(?)書いた本。感情と論理の2つを与えられているのに、そのうちの感情しか使っていない人に「あなた、損してますよ」と教える優しい(≠易しい)本。
森博嗣は隠居(ブログ閉鎖)してから、 次々に新書を出していて「つまらんわぁ」と思っていたけれど、 …
日本語学校の教師と、彼女の生徒たち(日本語を母語としない)が織りなす日常のエピソードを面白くまとめたマンガ本。言語を介して文化的な雑学も色々仕込まれていて、まめ知識本としては面白い。
凪子さんが学校の(教師の)限界を正直に語る姿はポイント高い。 『ある雑誌のインタビュアーが、凪…
言語は生きているということを改めて実感。「正しい日本語」は作りかえられていくのだということをなんで義務教育で教えないかな、とも思った。あと、古文や漢詩も時間を作って読もうかな。
桜庭一樹は時間のスケールの大きい物語をとても魅力的に描く。「赤朽葉家の伝説」、『私の男』、『ファミリーポートレート』、『道徳という名の少年』。本作は100年に渡る、ある兄妹とその精神的子孫たちの物語。
本書『青年のための読書クラブ』は、 桜庭一樹の魅力である暗さや甘さを内包しつつ、 妙にポップな文…