生態学者が書いたDNAの本 ―メンデルの法則から遺伝情報の読み方まで

DNAに刻み込まれた生物の歴史を読み解くには
遺伝子解析に関する技術が急速に進歩してきた。これにより、分子生物学だけでなく、生態学などの生物学の別…

本が好き! 免許皆伝
書評数:1831 件
得票数:50122 票
分子生物学・生化学周辺の実務翻訳をしています。
本の大海を漂流中。
日々是好日。どんな本との出会いも素敵だ。
あちらこちらとつまみ食いの読書ですが、点が線に、線が面になっていくといいなと思っています。
「実感」を求めて読書しているように思います。
赤柴♀(もも)は3代目。
この夏、有精卵からヒヨコ4羽を孵化させました。そろそろ大雛かな。♂x2、♀x2。ニワトリは割と人に懐くものらしいですが、今のところ、懐く気配はありませんw

DNAに刻み込まれた生物の歴史を読み解くには
遺伝子解析に関する技術が急速に進歩してきた。これにより、分子生物学だけでなく、生態学などの生物学の別…





はじめての、一生わすれない、ともだち
『ことばはいらない』 の続編、というか姉妹編である。 前作はほぼ写真のみだったが、本作では母・ジ…




この時代、「文法」とはラテン語を意味した
チェーザレ・ボルジアを軸にルネッサンス期を描くコミックの4巻目。 初巻は幕開けだから説明的なセ…

「永山事件」の精神鑑定に当たった医師が録音したテープから浮かび上がる、犯人の像
昭和43年の秋、日本中を震撼させる、1つの連続射殺事件が起きた。 事件には奇妙な特徴がいくつかあっ…

風狂か大悟か。笑え、笑え、そして生きよ。
仙厓(1750~1837)は江戸時代の禅僧である。 名前は何となく知っていたし、絵も見たことはあっ…




ぬくもりとまなざしと寄り添う気配。君がそばにいれば、そう、ことばはいらない。
人気ブログ Maru in Michigan の書籍化。 マルは柴犬の男の子。2007年生まれ…

古代文明と中世ヨーロッパをつなぐ糸
イスラム文明は、7世紀以降、勢力を広げ、全盛期には中東・北アフリカ・イベリア半島・インド亜大陸まで版…



神仏習合の痕跡を訪ねる旅
日本には古来、土着的な信仰がある。古くからの神が祀られていたところに、仏を祀る「寺」が出来て…

終戦時、十代だった著者が、若い世代に伝えておきたいと思う、戦争の横顔。
歴史上の事件を語るとき、どの国とどの国が戦争をした、どこそこの都市が侵攻された、何万人の人々が犠牲に…





目的論的でなく、純粋数学でもなく。「そうか!」と膝を打つ数理的生物学。
語呂のよいタイトルである。 しかし意味のわからないタイトルとも言える。 なんだこの無闇と画数の多…





1年掛けて、ゆっくりと和に親しむ。
2014年、新年です。 新年に合わせて、こんなカレンダーを買ってみました。 その名も「歳時記…

真に怖ろしいのは、強固で邪な悪ではなく、「陳腐な」悪である
原題:Eichmann in Jerusalem A Report on the Banality …




気鋭のマリンバ奏者と往年の名木琴奏者が、時を経て邂逅する
本書の主人公、平岡養一は、一世を風靡した木琴奏者である。 戦前、単身でアメリカに渡り、苦労の末に、…




よい子過ぎないけれども自立心がある子どもたちの日常の冒険を描く楽しいシリーズ
『ゆかいなヘンリーくん』シリーズ改訂新版のうちの1冊。 子どもの頃に同じシリーズの『ヘンリーく…




ディープなザリガニ・キーパーへの道
大人の「ふりかけ」じゃない。 大人の「ザリガニ飼育」である。 「ザリガニ飼育」が「大人」ってどゆ…




「奴をそこいらの貴族の子弟と一緒にはするな あれは野生動物のように頑強でずる賢い」
弱冠16歳とは思えぬ手腕で権謀術数を巡らすチェーザレ。 飼い慣らされぬ野生動物が徐々に牙をむき始め…



18歳の夏。えいえんに大好きなお兄ちゃんが死んだ。
紫の目と狼の牙を持つ美少女、前嶋月夜はもらわれっ子である。UFOが来るという噂のある街、無花果町に住…





かわいい絵にふにゃっと溶かされながら、「かわいいって何だろうか・・・?」とちょっと考えてみる
今年の春に府中市美術館で「かわいい江戸絵画」と題された展覧会があったのだそうである。これが非常な人気…





何かを考えようとするときの基礎データ
*献本ありがとうございます。矢野恒太記念会データブック・シリーズへの何度目かのラブコールが実って大変…




オリエントと西洋が出会い、数奇な物語は、それ自身、数奇な運命を辿った。
アラビアンナイト。元祖枠物語とも言える、一大長篇である。 妻に浮気をされて女性に絶望した王は、次々…