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猫野正

猫野正 さん

本が好き! 2級
書評数:41 件
得票数:138 票

春寒?? 仕事いやましに厳しい(苦笑)
でも、本読む!

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百万のマルコ

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百万のマルコ

柳さんの魅力が伺える短編集。マルコことマルコ・ポーロが獄中で同じ囚人仲間に語る奇妙な国々を巡る奇妙で魅力的な謎の数々。これが、きわめて論理的に(奇妙さは減じることなく)解決されます。ラストもさわやか

史実と虚構とを巧に組み合わせ、読後にひょっとするとあり得たかもしれないと思わせる柳さんの巧みさにうな…

投票(0コメント(0)2011-06-26

シュミじゃないんだ

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シュミじゃないんだ

私はBLは読みません。ぐぁ、この本を読むと猛烈に読みたくなってくるのです。もう、BL本に対する愛があふれてます。その愛が巧みな文章によってこっちにもびしばしと伝わってきます。愛と情熱の本です。

三浦しをんさんによる愛と情熱のBL賛歌。さりげない日常を描きながら、押さえきれないマニアな情熱がこち…

投票(0コメント(0)2011-06-26

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

  

荒木飛呂彦の奇妙なホラー映画論

「こういう映画だからこう見ろ」なんていう意見に対して、皆さんは「クソ食らえ」と言い返しましょう。これは本書の中の一文だが、ここには荒木さんの映画に対する見方が宣言されていると思う。曰く「自由に楽しめ」

ホラー映画についての良質な案内書。基本的なホラー映画はしっかり押さえてあるし、何より映画に対する愛情…

投票(2コメント(0)2011-06-26

ある日、爆弾がおちてきて

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ある日、爆弾がおちてきて

表題作は、驚異ともいえるイメージ喚起力を持つ物語の作者、古橋さんによるボーイ・ミーツ・ガールな物語。派手な文体ではなく、でも、的確な表現で少々哀しい出会いと別れが描かれます。あっ、SFでもあります。

密かにラノベ界の古川さんと呼んでいる、古橋さんのSF短編集です。表題作を含め、全てがボーイ・ミーツ・…

投票(4コメント(2)2011-06-26

増補版 放浪探偵と七つの殺人

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増補版 放浪探偵と七つの殺人

歌野氏の文章は感傷と紙一重の切なさを持つ。そしてまた、トリックと叙述重視という意図が明確だ。七つの事件+文庫で初めて入った「マルムシ」を加えて、計8編。歌野さんのいろいろなところが楽しめます。

歌野晶午さんは潔い。「マルムシ」の中で、語り手はこう語る。「たとえ○○さんが・・・何を隠していたにせ…

投票(3コメント(0)2011-06-26
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