ラ・プティット・ファデット La Petite Fadette




「本格ミステリ・コミック」と書いてあるけど、これをミステリと呼んだらミステリ好きが怒る気がするので、普通に恋愛モノとして楽しんだらいいんじゃないかねぇ。

本が好き! 2級
書評数:57 件
得票数:195 票
主にSFとソフトウェア関連技術書を自炊して読む。読書端末はもっぱらKindle Voyage。紙の本は5年ほど読んでいませんが、一方、不自由な電子書籍は基本的に買いません。DRMに死を。




「本格ミステリ・コミック」と書いてあるけど、これをミステリと呼んだらミステリ好きが怒る気がするので、普通に恋愛モノとして楽しんだらいいんじゃないかねぇ。




インターネットを取り巻く現代を、バイオに置き換えた写し絵になっている近未来SF。各賞総なめなのも納得の傑作。
この設定の話は読んだことあるなぁと思ったら、数年前、SFマガジンに同じ世界を舞台にした短編が載ったん…



検索サイトのパターン集。サイトに検索を組み込むにあたって何が必要なのかを整理するには悪くない。「詳細検索オプションてんこ盛り」みたいなのを出してくるデザイナ黙って差し出すには良いんじゃないだろうか。
なんだか妙にくだけた口調で始まって、おかげでかえって何が書いてあるのかよくわからず、「こりゃ失敗した…




マニア向けにはまったく情報不足だが、もし今回の「はやぶさ騒動」で宇宙探査に興味を持った(でもあまり知識のない)人に勧めるなら本書が一番いいかも知れない。
「どうせ新書だし、中身薄いに違いない」と思って買わずにいたら勧められてしまったので、買ってみた。 …



若いプロジェクトメンバがはやぶさの運用を通して急速に成長していく姿から受け取ったさまざまな感情は、著者の最近の活動を知っていてこそ理解できる。そういう周辺の知識があればとても楽しめる一冊。
wktkしながら手にとった第一印象は「あれ? 薄すぎね?」だった。たった150ページ。7年間におよぶ…




ノンフィクションライターの山根一眞が、「はやぶさ」関係者へのインタビューを交えながら、内之浦での打ち上げからウーメラ砂漠への帰還までを時系列でまとめた本。
電車で泣きながら読んでるおれキモス! はやぶさの華々しい帰還からはや数カ月。もうそろそろ感傷的…



これまでの作品でもいろいろと実験的なことが好きなんだろうなー、と思ってはいたけれど、このエッセイ集でもいろいろと面白い試みをしていて、あきらかに失敗しているものも含めてバリエーションを楽しめる。
「こうの史代の初エッセイ集」ということなので買ってみたけど、エッセイというよりは(やっぱり)絵のほう…




さまざまな環境で孤立する、「ひとりぼっちのプログラマ」に読んで欲しい、珠玉のソフトウェア技術系エッセイ集。
この本はねぇ、「ひとりぼっちのプログラマ」にぜひ読んで欲しいなぁ。 ここでいう「ひとりぼっち」…





SFに登場する中世ヨーロッパと言えばペストです! 他の「中世SF」とは一線を画す傑作。現代パートとのからみが素晴らしい。
いやぁ、かなり面白かった。 ペストが猛威をふるう中世ヨーロッパに異星人の宇宙船が座礁(?)した…




はやぶさプロジェクトがまさに「人事を尽くした」ことがよーくわかる。そういう点がすごくしっかり描かれているのが、本書最大の魅力。やはり現場で指揮をとっていた人の話は重みが違う。
「はやぶさ」本、通算4冊目。いよいよ真打ち登場、川口プロマネ自身による書籍である。山根一眞、的川泰宣…





もうそろそろ帰還から1年にもなるというのに感心することしきり。チャレンジってこういうことなんだよなぁ!
これは面白かった。これまで読んだ「はやぶさ本」の中で一番面白かったかも知れん。ブルーバックス侮れんわ…




プロジェクトリーダ川口さんによる、類書よりはやや技術者視点が多めの書籍。「内部の人」による新しい話題もいくつか。
自分でもこんなに何冊も「はやぶさ本」を読んでどーすんだ、と思わなくもなかったが、実際読んでみるとチョ…




20個近いプログラミング言語について、作者にくまなくインタビューしているので、つまみ食いしながら読めるし、一方それぞれの項がかなり深くつっこんだ内容。
20個近いプログラミング言語について、作者にくまなくインタビューしているので、つまみ食いしながら読め…



ファーストコンタクトものだが、近年よくある知的で友好的ではないあたりがいい。たまにはこういう血なまぐさいファーストコンタクトも書かれるべきだよ!
この作品はネット上のレビューはかなり評判悪いみたいだけど、おれはわりと楽しめたな。主人公の年齢が近く…

評判どおり面白い。ぶっ飛んだ設定、謎が謎を呼ぶストーリー、年端のいかぬ個性的な少年少女による群像劇。少年マンガの王道だ。技巧的に稚拙な部分もあるが、細かいことは気にせず勢いで突っ走って欲しいね。



技術者が、一般人に対してセキュリティについて説明するための「うまい説明のしかた」を学んだり(意外とこれ重要かも)するのには良いんじゃないかな。
一般に(と著者が考える)「セキュリティにまつわる常識」みたいな話の数々を、「神話にすぎない」と切って…



SFっぽい設定のハードボイルド小説として読めば楽しめるけど、本格SFとしての期待感はあまり持たない方がいいかも。
SFだと思って読んでみたらガッチガチのハードボイルド(ただし舞台は600年後)だった。ハードボイルド…