かもめのジョナサン
唯の童話だと思って読むと宗教の匂いがした。精神世界とか瞬間移動とか、タイトルから想像できない単語が本文中に並んでいます。「一番高くを飛ぶかもめが、一番遠くを見ることができる。」
唯の童話だと思って読むと宗教の匂いがした。精神世界とか瞬間移動とか、タイトルから想像できない単語が本文中に並んでいます。「一番高くを飛ぶかもめが、一番遠くを見ることができる。」
映画「ブレードランナー」原作。映画版(ファイナルカット)と結末が異なる(と思う)。チューリングテストの進化版みたいなのも出てきて、来るべくアンドロイドと人間の境界はどこか?考えさせられます。
外国人が日本の奇妙な風習に物申した一冊。昔話は合理性なさすぎだろとか、小学生の荷物多すぎだろとか、そういえばそうだな・・・と思うことが多々。英文は平易で英語の苦手な私でもスラスラ読めた。
大学は見識を広める場所。法学でもいいし、経済学でもいいし、古文でも、有機化学の知識でもいい。大量にストックしておけばいつか役に立つ時が来る。
とどーでもいいことに色々言及しており脱力系の文体。谷崎の拘りが垣間見えて、柿の葉寿司食べたいなぁとか、照明少し落としてみようかな、とか思いながら楽しく読める一冊。
クラークの最高傑作(らしい)。「2001年」シリーズのエネルギー生命体が出てくる。こんな形で幼年期が終わるのは嫌だな…
「理系という生き方」というよりは、「東大がいかに素晴らしいか」を長々と書き綴った本。博士の研究分野が偏っていた気も。
BOULE DE SUIFは醜悪だがその仇名から推測するほど印象の悪い人間ではない。自己犠牲の精神を発揮した彼女にここまでひどい仕打ちがよくできるものだなと、人間の性根の醜さに目を覆いたくなった。
奇抜な小説である。発想も、綴り方も。人間関係の難しさに落胆しつつ、最後に残るのはシャイフの格言「信じることを信じろ」のみである。
語り口が妙(youやweの直訳?は日本語にすると気持ち悪い)で、聖戦を肯定する思想には馴染めない。内容はさておき、巻末で繰り広げられている論争は一読の価値あり。