夏雪ランデブー 1




見守り続けるしかないっていうのは辛い。そういう人が見えてしまうひとはもっと辛い。
アニメ化もしたそうですが 全く知らない作品でした。 1~4巻一気読み。 そういう設定だと う…

本が好き! 1級
書評数:441 件
得票数:8385 票
実家の本棚の整理を兼ねて家族の残した本や自分の買ったはずだけど覚えていない本などを読んでいきます。今のところ昭和の本が中心です。平成にたどり着くのはいつのことやら…。




見守り続けるしかないっていうのは辛い。そういう人が見えてしまうひとはもっと辛い。
アニメ化もしたそうですが 全く知らない作品でした。 1~4巻一気読み。 そういう設定だと う…




ひとは何が怖いのかなぜ不安になるのか、と考えた。
「ホラー」とくくってしまうのは乱暴に過ぎるかもしれない。 恐怖感をあおりゾクゾクを求める読者を満足…





ひっそりと まっすぐに生きた チェスの詩人 リトル・アリョーヒン。 人形の指を介して指されるその一手は 美しい物語や音楽を紡ぎだすのだ。
不思議な物語だ。 キーワードを連ねると これは随分非現実的な 何かのたとえ話でけむに巻くようなもの…




千葉さんは比喩や俗な言い回しが解らない。だから本人は大まじめでも会話がちょっとズレてしまい、相手は面食らったり笑ったり。物事に動じない。渋滞が嫌いでミュージックが何より好き。
随分前に映画を先に観た。「死神」千葉さんを金城武が演じていた。 声が魅力的で見かけが地味なOL(「…





1968年生まれ、女子大生の間にデビュー 35歳の若さで逝ってしまった作家さん。 没後10年の今 再読。
写真を見るととてもきれいな人だ。女優さんみたい。 鷺沢萌 「めぐむ」と読むことを今更知りました。「…




恋愛も結婚も多種多様。結婚して子供作って一人前とか 跡取りだからきちんと身を固め・・・なんて言葉が何とそぐわない世の中になったのか。
実は昨日まで夏目漱石の「こころ」を時間をかけ延々と読んでおり、献本頂いたこの作品を「こころ」を読み終…




みんなで幸せになる方法って無いのだろうか。神様がアリサに「幸せにおなり」と声をかけてくれたら良かったのにね。
いとこ同士のジェロームとアリサ。 アリサは2つ上の美しく聡明な女性だ。 親戚づきあいをして何…





「音を楽しむ」、で「音楽」。だけど人と合わせてやっていくときには「楽しい」ばかりじゃいられない。小・中・高校生が主人公の、音楽に絡むひととのつながりをテーマにした4つの短編集。
「サマータイム」以来 久々に読む佐藤多佳子さんの作品。 4つの短編はそれぞれ、鼓笛隊でリコーダ…





ボス猫と泣き虫の女の子。春から冬の4章とおまけの4コマで もうすっかりこの町の 仲間になった気がします。一緒に泣いて一緒に笑って そして一緒に…。
作者 杉作さんの献本を以前一冊当選したので 今度はダメもとでお願いしてみました。(沢山の人が初めて手…




ほろ苦いけれどちょっと甘い。そんな誰にでもあるひと時。嫌だったことも悲しかったことも今ならくすりと笑って思い出せる そんな大人の短編集。
少年野球の練習を見守る母親たち、大学の時の友人たちの集まる「女子会」、早咲きの桜の前でカップルに写真…




自分は何者か?いろいろな生き物はいつそれを知るんだろう。
親が育児を放棄したり、その他実の親に育てられなかった動物が、人間の飼育員に育てられて大きくなる話は …




沢山の本を読みたくなる、美味しいものを大事に食べたくなる、そして… 大事なひとを見失わないようにしたくなる物語。
美味しいものをつくってくれる男のひとがいつも傍にいて 心の傷をさりげなく気遣ってくれる。飄々とした感…




裁かれるべき「罪」は「殺人」ではなかったっけ…?
「裁判」が怖い。「世間の良識」で人を断罪することが怖い。 でもやっぱり「無感動」で 生に執着の無い…



絵が十分にものを言う。
大判絵本で「子供向け」にした方が良いのでは?というのが私の感想です。 できるだけ 文は少なめにして。…





夏のひまわり、秋のコスモス、冬の椿、春はさくら。 それぞれの季節の花とその花の色のように鮮やかなひとつひとつの物語。
最近献本で感想を書かせて頂いた吉川トリコさんが解説しているように、豊島ミホさんも同じR-18文学賞出…





葬儀屋を若くして継いだ森野、文房具屋の息子神田。二人の過ぎた日々を垣間見る。「MOMENT」「WILL」の2編に続き、心をゆっくり包む優しい物語。
2編とも感想を書かせて頂いております。 森野と神田を知らない方、宜しかったら参考に。 「…





小劇場の芝居のテンションを感じつつ読む。 暴力的な行為も理不尽な態度も ほのぼのできない終わり方も 何だかこれはこれで落ち着きが良い。
基本、暴力的なシーンは苦手だ。映像でも本でも これでもかと傷めつけられるシーンは顔をゆがめ目を半分に…



表紙が素敵。高校生カップルがほほえましい。ふたつの母子関係もそれぞれ良く、ラストでは涙が…。だけど ここだけは、ということを書いていいのかどうなのか。
手放しで良かったよ、オススメ、と言いたい。 そしてこのもやもやを持て余して 色んなレビューを探して…




30代。独身。安定が欲しい、でも怖い。「ぶらり ぶらこ」のるり子の気持ちの揺れは 十分に伝わってくる。ラストはあの曲をぜひ聴きながら余韻にひたって欲しい。
帯の「二人の男を…」のうたい文句に騙されてしまった。 二股かけて遊ぶ女や それをぐだぐだ言い訳する…





イケメンが主人公じゃないなんて、と読まず嫌いはもったいないです。 騙されたと思って読んでみて。男子も女子も。!
折角少女漫画を読むのに 主人公がこれ?(表紙画像の背後霊のような方) えー 絶対読まない、と言って…