闇の妖精王




メリッサ・マールによる、現代のアメリカを舞台に繰り広げられる、妖精ファンタジーシリーズの第2弾。 妖精と人間の娘との奇妙な三角関係の愛情が絡んだファンタジーである。
メリッサ・マールによる、現代のアメリカを舞台に繰り広げられる、妖精ファンタジーシリーズの第2弾、 …

本が好き! 免許皆伝
書評数:2800 件
得票数:54476 票
昨年は2月に腎盂炎、6月に全身発疹と散々な1年でした。幸いどちらも、現在は完治しておりますが、皆様も健康にはお気をつけください。




メリッサ・マールによる、現代のアメリカを舞台に繰り広げられる、妖精ファンタジーシリーズの第2弾。 妖精と人間の娘との奇妙な三角関係の愛情が絡んだファンタジーである。
メリッサ・マールによる、現代のアメリカを舞台に繰り広げられる、妖精ファンタジーシリーズの第2弾、 …





第4回ダ・ヴィンチ文学賞大賞受賞作に加筆修正して単行本化されたものだ。 潔子と外来種の憑き物たちの、脱力系の戦い! 最高に面白い!
「マタタビ潔子の猫魂(ねこだま)」 (朱野帰子:メディアファクトリー)、第4回ダ・ヴィンチ文学賞…





老いに差し掛かってなお、ひと花咲かせたいという男のペーソスを感じさせてくれる作品。主人公の木野塚氏の妄想ぶりと助手の桃世の鋭どい推理の対比が面白い。
少し前に、本ブログで樋口有介の「誰もわたしを愛さない」を紹介した。樋口有介の作品はこれが初めてであ…




人は、みんなちがっているからこそ面白いのだ。ドンピンは、そのことに気づき、自分の意思でダイエットを成功させ自信をつける。 ドンピンの自信に満ちた叫びは、なんともすがすがしい。
韓国人気童話シリーズの第15弾、 「太ってたってぼくはぼく」 (イ・ミエ/チェ・チョルミン/吉田昌…



ピーターパンの「ネバーランド」は、大人にならない国であったが、彼らは、きっとネバーランドを出て、大人の世界に歩み出すことであろう。 でも、やはり、どちらかといえば、女子寮のお話を読みたかった。
「ネバーランド」 と言えば、「ピーターパン」を連想する人も多いと思うが、紹介するのは恩田陸の小説…




なんとも抱腹絶倒の一冊である。しかし、読んでいるうちに、次第に物悲しい気分になってくるのはどういう訳だろう(笑)。
うっかり本屋で目にした、土屋賢二の「貧相ですが何か?」(文芸春秋社)。この時点で、私には3つの選択…





ドラマの阿部寛の好演の印象が強かったため、読んでいる最中、頭の中を彼が動き回っていた(笑)。改めてこの原作を読んでみると、まさに彼のハマり役だったことが良く分かる。
「加賀さん、あんた、一体何者なんだ?」 ・ 「何物でもありません。この町では…





フィクションではあるが、何も特別な話ではない。「ヒロシマ」を経験した人々には同じような物語がいくつもあったはずである。「ヒロシマ」の物語を風化させてはならないだろう。ずっと後世に残したい1冊だ!
「ぜんたいこの街の人は不自然だ」 「誰もあのことを言わない いまだにわけが わからないのだ」 …





蒼き狼の裔として生きた成吉思汗の生涯を見後に描いた作品! たまには、大家と言えるような人の小説を読むのもいいものだ。
「上天より命あって生まれた蒼き狼があった。西方の大湖を渡って来た惨白(なまじろ)い女鹿があった。そ…





「通じるはずの心なんか、最初からどこにも存在しなかったんだ。」 超能力を御しきれなかった女性の悲劇。ラストは、あまりにも哀しい。
「あたしは、装填された銃だ。」 「鳩笛草」(宮部みゆき:光文社)を読んで以来、気になっ…




緒形拳主演のドラマが懐かしい「仕掛人」。表の顔は腕の良い針医である藤枝梅安が、必殺の仕掛針で、悪人を闇に葬る。
「必殺仕事人」を初めとする「必殺シリーズ」の中村主水がはまり役だった藤田まことが亡くなったのは記憶…



今の動物にも「変な」者は多い。どの「変さ」がどのような環境に適応するのに有利なのかは、なかなか興味深い話題である。できれば、この辺りをもっと深掘りして欲しかった。
長い地球の歴史の中で、様々な生物が進化し、滅んで行った。進化の過程の中では、かなり奇妙な生物も登場…




経済学の常識では、経済は成長しないといけないらしい。しかし、有限な資源を考えれば、どこかで破たんするのは明らかだろう。この「里山ビジネス」というコンセプトは、問題山積みの日本経済に対する処方箋の一つとなるのではないだろうか。
飲食関係のビジネスを行おうとすれば、どうしても、客の集まりやすいところを狙ってと考えがちである。し…



2010年は「遠野物語」が発行されてちょうど100年だ。その区切りの年に、ベストタイミングで発行された妖怪本である。
今、妖怪と言えば何と言っても水木しげるだろう。しかし、妖怪話は、水木しげる以前から、日本各地に存在…




現在の廃棄物処理法は、非常に分かりにくい法律であり、どんどん規制が厳しくなっているが、単に規制を厳しくするよりは、氏の主張するように、不法投棄の構造を解明し、それに対応した対策を行っていくことが重要であると思う。
「産廃ビジネスの経営学」(石渡正佳:ちくま新書)を読んだ。 著者の石渡氏は、千葉県庁で産業廃…





小市民を目指しても、どうしてもなりきれない二人をコミカルに描いた、とても面白い青春ミステリー。 表紙イラストの雰囲気が、とても作品に似合っている。
表紙イラストの感じが気になり買ってみた 「春期限定いちごタルト事件」 (米澤穂信:東京創元社)。 …




この作品を読んで感じたのは、原理主義とカルト宗教の怖さである。しかし、これは宗教だけの問題ではない。私たちは、特定のイデオロギーに洗脳されることなく、自分の頭で考えると言大切なのだ。
元英国陸軍特殊空挺部隊の隊員で、現在は、誘拐された子供専門の探索を専門としている主人公ベン・ホープ…




本来の讃岐うどんは一般に言われているような硬いものではなく、「歯でかまずに飲み込めるうどん」であるということなど、うどんに関する興味深い話に溢れている。
寒い日には、暖かいうどんが欲しくなる。うどんと言えば、有名なのは「讃岐うどん」であるが、日本全国に…





今世紀は、間違いなく「光」の時代である。このような本をきっかけに、この分野の研究者を目指す若者が増えることを願う次第である。
現在の我々の生活は、光技術によって支えられていると言っても過言ではない。例えば最近の通信技術を見る…



いわゆる知識人の書いたものなど読まなくても、人生に何の影響もないということに確信をもたせてくれる本である。
常々思うに、いわゆる(文科系)知識人たちの書くものは、どうしてあのような持って回った言い方をしてい…