いのちの姿 完全版




宮本輝さんの稀有な幼少期の経験と人との出会いが書かれたエッセイ。エッセイって面白いと初めて思えました。
自分はあまり好んでエッセイを読みません。なぜなら、最初に読んだ数冊は面白く感じなかったことや日記のよ…

本が好き! 1級
書評数:620 件
得票数:11719 票
コロナのため仕事が忙しく読書量が減ったのと、読書だけではストレス解消できなくなってきた今日このごろ。最近は、積読本の処理を中心にしています。何でもかんでも読むから厳選して読むに意識を変更しようと改革中。
★の数はその時の気分次第。




宮本輝さんの稀有な幼少期の経験と人との出会いが書かれたエッセイ。エッセイって面白いと初めて思えました。
自分はあまり好んでエッセイを読みません。なぜなら、最初に読んだ数冊は面白く感じなかったことや日記のよ…



SNSやネットの恐ろしさを改めて感じてしまう。
ある高校生の自殺から始まったSNSや掲示板での中傷。自殺した原因がいじめだと噂され、いじめた生徒の名…





「メリキャット お茶でもいかがと コニー姉さん とんでもない 毒入りでしょうと メリキャット」 すべてを読み終わった後に来たゾッとする感覚
最初に読み始めたときは設定や背景がよくわからなかったのですが、読みやすいこともあって読み続けられまし…



ゴーギャンもたぶんに漏れず、ちょっと変わった芸術家だったのだろうか。ゴーギャンをモデルに描いた一人の芸術家の話。
作家としてデビューした「私」が、ある一人の男性について語る形式で書かれた話でした。 「私」はロ…



ぽぎわん。怖いんだか可愛いんだかわからない名前だか、読んだが最後甘かった自分を反省。
ぼぎわんって何?ぼぎわんって響き、怖そうだけどちょっと笑える。"ぬりかべ"とか妖怪みたい。なんて、悠…




昭和の大家族。家族の繋がりや人の縁を感じることができる可笑しくて、ほんのり暖かくなる話でした。
大阪に住む家族が主人公のため、会話が全て関西弁。かえってそれが、とても身近で親しみやすく感じました。…




人生は森のよう。入口はひとつでも、歩く方向で景色(運命)は変わる。
500ページにわたる分厚い本。パラレルワールドで、ルツと留津という同じ日に生まれたそれぞれの60歳ま…



くまさんの次はだるまさん。話の展開がいいので、読みやすくて面白かったです。
前回堀内公太郎氏の作品「公開処刑人森のくまさん」を読んで、内容の展開が面白かったので違う作品も読んで…



初めて消化器内視鏡(ファイバースコープ)ができたのは日本!日本の技術は凄いんです。
この本は、現在の消化器内視鏡を初めて作成した日本のカメラメーカーと医師が完成までに試行錯誤した過程を…




宇宙飛行士、油井亀美也さんが宇宙から撮影した地球の姿や国際宇宙ステーションでの生活について書かれています。 日本が国際宇宙ステーション運営メンバー国にあることが嬉しく思えました。
月や木星の土地を購入したり、宇宙旅行をするためのチケットを予約したり、人の宇宙や惑星への憧れはつきな…





何年たってもいい本は、変わらずにいい。人に薦めたい本の中の片手には入る本です。
自分の周りの読書家と本についての話をするとき、この本の話がでるとたいてい感想の第一声は「ただ歩いてる…



漱石三部作の二作目。高学歴のお坊ちゃんで無職の主人公。しっかり考えているようでいて結構な無鉄砲。なかなか面白い主人公です。
長く手に付けずに放置していた本ですが、ようやく読むにいたりました。前回読んだ「三四郎」よりも内容がわ…





風にそよぐ梅の花の香り、草木のゆれる音や緑のにおい。野山の風景が目に浮かび癒しがある一方で、呪術という不思議な要素がストーリーを魅力的にしている。
梅の香りがほんのりと香ってきそうな道。草木がそよぎ自然の恵みが感じられる山奥の村。物語のあらすじはも…




金庫破りのストーリーなのに、何故かとてもおしゃれに感じられる。ストーリーの中に入ってしまうとワクワクしました。
一言で言ってしまうと金庫破り。だけど、主人公はまだ高校生で、しゃべることができない少年。聾唖ではなく…


1935年からずっと読み続けられている本であり、有名校でも三年間この本を学び続ける程。その興味から読んでみたが…。
東大進学率の高い灘校。そこで、三年をかけてこの本を学ぶということをとあるテレビ番組で知りました。そこ…




前回よりもパワーアップした森のくまさんこと森くま。ですが、二代目森くまなので前回よりも違った雰囲気で楽しめます。
これは、前回の作品「公開処刑人森のくまさん」の続編でもあります。法律では、充分に裁けない犯罪者や法律…



羽根藩シリーズ、第4段。武士の潔さと強さと優しさが分かりやすく伝わってくる作品。やはり葉室麟さんの作品は凄い。
「蜩ノ記」を最初に羽根藩シリーズを読み続けてきましたが、今回読んだのは「春雷」の続編と言うべきもので…




三人の女性が気高く生きていく姿がとても印象的。
冒頭部分の入口は、これから起こるであろう凄惨な出来事が記されていますが、読み始めた時はそれが何を意味…




シリーズ5作目ですが、変わらず厭きない。自分の初心を思い出させてくれる本です。
このシリーズの第一作目から読み続け、これで5作目となりました。毎回このシリーズは飽きることなく、読む…



日本の天然痘撲滅にはジェンナーではなく、 笠原良策の名前を知っておかなければならない。
天然痘撲滅のために奮闘した福井藩の町医・笠原良策の話です。 今ではすでに撲滅された天然痘。天然痘と…