銃・病原菌・鉄〈下巻〉―1万3000年にわたる人類史の謎



世界に存在する数多くの文化・社会。その差異を地理的・文化的な要因から考察していく。安易な人種の優劣に基づく考えを打ち砕く良書
多くのものを発達させたヨーロッパの文化がある一方、現在でも狩猟採集を続ける文化がある、なぜか? …

本が好き! 3級
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世界に存在する数多くの文化・社会。その差異を地理的・文化的な要因から考察していく。安易な人種の優劣に基づく考えを打ち砕く良書
多くのものを発達させたヨーロッパの文化がある一方、現在でも狩猟採集を続ける文化がある、なぜか? …

この世界には多様な社会・文明が存在しているのはなぜか? その要因・道筋を探っていく。この大きなテーマに取り組んだ意欲作
世界は不均衡なものとして私たちの前に存在している。ヨーロッパと東アジア、そしてアメリカとが富と権力支…

生物がいかに進化してきたのか。分子進化の中立説を提唱する著者による、進化論に関しての著書。専門的な知識がなくても読める入門的な位置づけ
世界の進化学の現状をまとめたもので、専門的な知識を持たない一般的な読書でもついて行けるよう配慮されて…

小説世界は時代の移り変わりと共にどのように変化してきたのか。作家・池澤夏樹が選んだ10の小説を時代を追って見ていく
元は京大で行なわれた授業の講義録。直でこの講義を聴けた学生がうらやましい 元が大学での講義、と…

生きるとは何か、死ぬとは何か。葬式という、人の生死に関する価値観が最も現れる場で、渡来人で陶工の親方という複雑な立場の男の弔い方をめぐひと騒動が起きる
![ブラック・スワン[下]―不確実性とリスクの本質](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41wvOZMTryL._SL160_.jpg)
ベル型カーブへの懐疑が投げかけられている。ベル型カーブが強いランダム性を持つ領域ではほとんど意味をなさない。銀行を信じられなくなりそう
![ブラック・スワン[上]―不確実性とリスクの本質](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/41TNK%2B8fr4L._SL160_.jpg)
ブラック・スワン。かつては白鳥はすべて白いものとされていた。だからこそ、黒い白鳥が見つかったときの影響は大きかった。予測できないものを、黒い白鳥に例えリスクの本質を論じていく。
ブラック・スワン。かつては白鳥はすべて白いものとされていた。だからこそ、黒い白鳥が見つかったときの影…





面白い。SFとしてでなく、普通の小説として読んでも十分面白い。このタイトルが秀逸。SFを読まず嫌いしてる人にもおすすめできる一冊



物語を書くことを一つの技術としてとらえ、その上でいかにして書くかを考え、解説していく実用的な本。作家である著者のオリジナリティへの立ち位置、考え方が意外ではあった
物語を書くことを一つの技術としてとらえ、その上でいかにして書くかを考え、解説していく実用的な本。作家…

ライトノベルにはちょっとめずらしい、奇をてらわない物語。童話的な語り口がちょっと新鮮。泣ける、といよりもしみじみといい話。

世界の文明を地理的な違いを元に比較し、論じている。ありがちな東と西の対比になってないのがいい。文明がいかにして発生・発展していくかを環境条件から論じる切り口が今でも十分おもしろい

いわゆる読書本。いかにして本を読むか、という実用の本。読書四つの段階に分け一つ一つについて説明していく。読み終わった後、今までの自分の読書体験を振り返ると思っていたよりも読めてないと気づき反省。これからに活かしたい一冊

宗教とか先進国に生きる現代の私たちの生活のあり方とか、そういった問題意識を持ちつつ物語が展開していく。おもしろい。ところどころに挟まってくる作者の声に時折考えさせられる

古典的名作。派手な出来事が起きるわけでもないのにおもしろい。手元において置き何度も読み返したくなる作品
舞台は古き善き英国。この作品が書かれたのは今から200年以上も前。それなのに何一つ色褪せない魅力があ…



池澤夏樹の読書録。一つ一つの作品についてはそれほど多くのことが書かれているわけではないが、小説家がどんな本を読み、どんなことを感じ、どんなことを考えたのかを想像すると面白くなってくる。読みたい本がまた増えてしまった