食の歴史




2018年は13億トンのも食糧がゴミとして捨てられた。これは地球で生産された食物の3分の1。フードロスの削減はSDGsでも掲げられている。持続可能な世界のために飽食の時代から脱却が必要である。
ジャック・アタリ著、林昌宏訳『食の歴史』(プレジデント社、2020年)は食の歴史と未来を語る書籍であ…

本が好き! 1級
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歴史小説、SF、漫画が好き。『東急不動産だまし売り裁判 こうして勝った』はマンションだまし売り被害を消費者契約法(不利益事実の不告知)で解決したノンフィクション。




2018年は13億トンのも食糧がゴミとして捨てられた。これは地球で生産された食物の3分の1。フードロスの削減はSDGsでも掲げられている。持続可能な世界のために飽食の時代から脱却が必要である。
ジャック・アタリ著、林昌宏訳『食の歴史』(プレジデント社、2020年)は食の歴史と未来を語る書籍であ…




おでんとの戦いで卑怯な手をつかった味方を抹殺し、おでんに詫びた。ボスキャラの美学がある。もっとも醜い存在は卑怯者である。卑怯者は勝利に貢献しても味方から抹殺されることが教育的である。
ゴール・D・ロジャーはワンピース(ひとつなぎの大秘宝)に到達する(尾田栄一郎『ONE PIECE 9…




日本のゲームのポケモンは人間に使役される存在であった。『名探偵ピカチュウ』にはポケモン愛護精神がある。このような作品が日本ではなく、アメリカで登場したことが興味深い。
『名探偵ピカチュウ』(Detective Pikachu)は『ポケットモンスター』の実写ハリウッド映…




志々雄一派に激しい憎しみを持つキャラクターを登場させた。志々雄に被害を受けた人々は存在する。それをなかったことにすることはできない。目の前の問題を解決するために一致団結して頑張ろうとはならない。
和月伸宏『るろうに剣心 明治剣客浪漫譚 北海道編 4』は、瀬田宗次郎ら十本刀らが登場し、「昨日の敵は…




第1巻で、かぐやは高級食材の弁当よりもタコさんウインナーが食べたくて仕方がなかった。値段と価値は比例しない。食べたいものを食べることが幸せである。自分に正直に生きられるようになるのだろうか。
赤坂アカ『かぐや様は告らせたい 天才たちの恋愛頭脳戦 4』は、四宮かぐやの抑圧されていた人格が描かれ…




重厚な『白日の鴉』に比べると、偶然で話が進む展開の粗さが目に付くものの、むしろ警察が雑な捜査で冤罪を作る現実味が増した。警察は見込み捜査で恫喝的な取り調べを行う。
『晩夏の向日葵 弁護人五味陣介』(光文社文庫、2020年)は冤罪と貧困ビジネスをテーマにした『白日の…




略奪に走る人々もいる。ペストを焼き殺せると妄想して自宅に火を放つ人々も出る。現実のコロナ禍のアメリカではコロナウイルス感染者と接触して免疫を得ようというコロナパーティーという愚行が起きている。
アルベール・カミュ著、宮崎嶺雄訳『ペスト』(新潮文庫、1969年)はアルジェリアのオラン市でのペスト…




フリーザは漫画の登場時は丁寧語を話すボスキャラとしてユニークな存在感を放った。ところが、『ドラゴンボール』の影響は圧倒的であり、逆にボスキャラのイメージになった。
『ドラゴンボール超 ブロリー』は2018年12月14日公開の『ドラゴンボール』のアニメ映画。フリーザ…




路地の下町的なつながりを重視している。超高層ビルをお洒落と思わなくなった社会意識の反映だろう。超高層ビルを憧れとするのは20世紀の土建国家的発想で、そこに生活の幸せはないと理解されてきたのだろう。
『劇場版シティーハンター 新宿プライベート・アイズ』は北条司『シティーハンター』(CITY HUNT…

立花さんはインターネットTVの日本海賊TVにも出演されており、私も共演させていただいたことがある。本書には立花さんの日本海賊TV出演時の写真も掲載されている。
立花孝志『NHKから国民を守る党 立花孝志 かく闘えり』(大洋図書、2020年)は著者が自らの活動を…




朱海平原の戦いで飛信隊ら秦軍の右翼は趙の左翼を突破した。これによって王翦が計画していた趙軍本陣への挟撃が遂に実現した。挟撃によって窮地に陥る李牧。ところが、李牧は鮮やかな手を用意していた
朱海平原の戦いで飛信隊ら秦軍の右翼は趙の左翼を突破した。これによって王翦が計画していた趙軍本陣への挟…





コールセンターのオペレーターなど人の話を聞く職業の人々に有益である。本書はセールストークについても触れられている。不動産投資の勧誘電話のように一方的なセールスが失策ということがよく理解できる。
渡辺直樹『1分で信頼を引き寄せる「魔法の聞き方」』(朝日新聞出版、2019年)は、聞き上手になる方法…





令和最初の年越し、西暦2020年代の幕開けは日産自動車のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)前代表取締役会長の出国が話題となりました。ゴーンさんは日本の司法制度の非人間性を指摘しました。
令和最初の年越し、西暦2020年代の幕開けは日産自動車のカルロス・ゴーン(Carlos Ghosn)…




おかしなキャラクターを紹介する話で終わらず、古見さんとの交流が物語になっている。古見さんが鬼ヶ島さんや佐藤さんの心を軽くする。コミュ症は克服するものではなく、コミュ症の視点が生き辛さを軽減する。
オダトモヒト『古見さんは、コミュ症です。9』はバレンタインデーやホワイトデーなどラブコメの定番行事が…




人体実験は誰がやっても残酷であり、許されないことである。それでもジオン公国の人体実験の被害者の方がまだ救いがある。官僚的で公務員感覚の連邦の方が人間性は欠如し、残酷になるのだろう。
『機動戦士ガンダム Twilight AXIS』は宇宙世紀ガンダムシリーズの一作品。『機動戦士ガンダ…





東ドイツ(ドイツ民主共和国)を舞台とした歴史漫画。反体制派の男性と軍人の女性が中心人物である。東ドイツは既に消滅した国家である。このような漫画が登場することに冷戦時代が過去の歴史になったことを実感する
宮下暁『東独にいた』(講談社)は東ドイツ(ドイツ民主共和国)を舞台とした歴史漫画。反体制派の男性と軍…




転生物であるが、転生者が破滅フラグを回避したいという消極的な設定が面白い。転生者がチート能力で無双するというマインドではない。昭和の右肩上がりの経済成長や明治の立身出世主義ではない。
山口悟『乙女ゲームの破滅フラグしかない悪役令嬢に転生してしまった』は女子高生が前世でプレイをしていた…




美味しさは値段で決まりません。値段と味や品質は比例しません。高かろうが安かろうが、チェーン店だろうが何だろうが、自分が気に入ったものを選択します。それが家計簿にも良いことです。
新型コロナウイルス(COVID-19; coronavirus disease 2019)の衝撃的な…




ドラえもんのキャラクターの魅力あっての人気だろう。問題解決のために便利なアイテムを出すというコンセプトは他作品でも容易にまねできるが、ドラえもんの人気は圧倒的である。
藤子・F・不二雄『ドラえもん 0巻』(小学館、2019年)は様々な雑誌に掲載されたドラえもんの第1話…




体育祭や文化祭が収録される。色々なキャラクターの色々な話がある。しかし、『古見さんは、コミュ症です。』の面白さは、やはり古見さんのコミュ症である。それ故に古見さんが演劇で主演する話が最も面白かった。
オダトモヒト『古見さんは、コミュ症です。16』は体育祭や文化祭が収録される。色々なキャラクターの色々…