ハードワーク~低賃金で働くということ





英ガーディアン紙の辣腕女性記者が、その身分を隠して様々な職について、その様子をドキュメントしたものです。この本が上梓されてからずいぶんたちますが、ますます日本がこうなりつつあります。
この本を読んだのは、ちょうど僕の人生でいうと札幌時代の最後の一年だったかと思うのですが、本当に読み終…
本が好き! 1級
書評数:2673 件
得票数:40314 票
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。





英ガーディアン紙の辣腕女性記者が、その身分を隠して様々な職について、その様子をドキュメントしたものです。この本が上梓されてからずいぶんたちますが、ますます日本がこうなりつつあります。
この本を読んだのは、ちょうど僕の人生でいうと札幌時代の最後の一年だったかと思うのですが、本当に読み終…




この本を読んでいると、サンデル教授の『前の世代が行った過ちを今の世代の人間が背負うべきか否か?』という命題が頭をよぎります。
この本は太平洋戦争ものです。舞台は太平洋戦争末期のフィリピン。主な登場人物は19歳の森武義二等兵と占…





ノルマンディー上陸、北朝鮮潜入、モザンビークPKO突撃!、CIA秘密訓練センター潜入など、日本はおろか世界をまたに駆けて活躍する不肖・宮嶋の獅子奮迅の記録です。
この本を最初に読んだのは大学時代のころの話です。われらが不肖・宮嶋こと宮嶋茂樹カメラマンが日本国内は…




世界史の闇を縦横無尽に次代を駆け巡って暴き立てるノンフィクションです。こういう話を読んでいると、残酷な世界でそれでも自分たちがこうして生きなくてはならないということにたまらなく悲哀を感じます。
この本はいわゆる、世界史の裏側を読み解いた本になるわけで、最初に読んだときには筆者の口語体を用いた文…





こちらは限られた命を本作りに捧げるテレニン晃子さんを二人三脚でサポートした編集者と病室で見守り続けた家族との感動ノンフィクションです。できれば2冊をいっぺんに読んでくれればいいなと思っています。
これは『ママからの伝言 ゆりちかへ』の著者であるテレニン晃子さんを支えた家族とこの本を出版にこぎつけ…





本書は作家、宮崎学先生の代表作である『突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年』(幻冬舎アウトロー文庫、上下巻)の続編に当たります。一読した後にあらためて宮崎先生の『突破者』ぶりには唖然とさせられました。
僕は宮崎学先生の代表作である『突破者―戦後史の陰を駆け抜けた50年』(幻冬舎アウトロー文庫、上下巻)…





漂白の歌人、若山牧水を歌人であり、また高校の教師である伊藤一彦氏と彼の高校時代の教え子で俳優の堺雅人が三日三晩にわたってその魅力を語りつくす対談集です。
ぼくは若山牧水と堺雅人が大好きで、あんまりこういうことばかりにつんのめっていると現実社会とのバランス…



本書は「今どき」の大学生である安藤光一が「key」という人間からのメールをきっかけに女装に目覚めていくという話を辻仁成先生が描いておられます。これを読んでいると新宿二丁目になぜか行きたくなりました。
本書は献本御礼。 本書を一読して言えることは、普段なら僕はあんまりこういう内容の本を選んで読む…





この本は著者が下獄していたときのノートや手紙を元に編みなおした記録です。今回この本を読むのは三度目になりますが、その圧倒的な思索の量と質に驚きをかくせません。
どうも最近、こういう本ばっか読んでます。僕がこの本を読むのは今回を含めてちょうど三回目のことになりま…





ノビー落合こと落合信彦さんが幼少期からアメリカの大学時代を回想した自叙伝です。僕がこの本の存在を知ったのは予備校の授業中のことで、大学に入ってからいの一番に読んだ本がこれでした。
僕がこの本のことを知るきっかけになったのは、この人のことはあとで書きますが予備校時代に日本史の講師の…





凄まじい死臭、蠢くウジ虫、黒い塊と化す銀バエ…。腐乱した死体があった部屋やゴミ屋敷の整理・撤去作業を行う著者が見たものは何か!? すさまじい描写で目をそむけてしまう方もいると思いますが、これが現実です。
この本を手にとったのは、まったくの偶然で、でも、内容を読んでいくうちに思わず考え込んでしまいました。…





この本のサブタイトルにある『むき出しの真実ほど恐ろしいものはない』という言葉が本当にぴったりと合っている本です。僕も最初にこれを読んだときはずいぶんショックを受けました。
この本は『悪魔の用語辞典』の続編になります。いやはや、この本もまたすさまじい内容で、読んだ後に頭がし…





いやはや…。こんなことをはいて本当に大丈夫かいな?という内容がてんこ盛りの辞典です。僕は原典となったアンブローズ・ビアスの書いた方は知りませんが、最近手に入って、今それを読んでおります。
僕はこの本を読むまでアンブローズ・ビアスの『悪魔の辞典』の存在は知りませんでしたが、先日、本家『悪魔…




この作品は三部作のうちの2番目に当たるものらしいのですが、僕はいきなりこれから読んだので、前後はわかりませんが、これだけ読んでも楽しめるといえば楽しめますよ。
この本は僕は頂き物で、面白そうだったから読んでみたんですが、この作品は第2弾なんですよね。いただいて…




貸し渋り・貸しはがし。密告者探し。情報操作…。欲望、嫉妬、裏切りが渦巻く世界が企業のリアルだとするのならばこういう人間たちが『エリート』として社会を牽引している事に違和感を覚えるのは僕だけでしょうか?
僕は前々から江上剛さんの本は気になっていたので、これがいい機会だなと思ったので読んでみることにしまし…




芥川賞作家・平野啓一郎氏による時事に関するエッセイです。この本を読んでいてとき、狂牛病の話が九州であって、 平野氏はそれより先にこの話題を書いていた箇所を読んで 平野氏の先見の鋭さに驚いたことがあります。
実のところを申し上げますと、僕が平野啓一郎氏の一連の作品を読もうと思ったのは、ツイッターで平野氏に送…





働くことや、生きることについて悩んでいる方は一度ぜひ、とってほしい本です。ここに書かれているようなことを高校の授業で教えてくれれば、もっと世の中はよくなっていくと思うのですが…。
最近ずいぶんこの人の本を読んでいるなぁ。この本はそんな彼女の生存のための『闘争』の記録です。派遣切り…





父は山口組三代目組長、田岡一雄。母はその妻にして後の三代目姐。それが本書の著者である田岡由伎さんの家庭でした。実の娘から見た『日本のドン』は彼女にしか知らないところがあって、非常に興味深いものでした。
本書の著者は『菱の軍団』の異名を持つ山口組で「中興の祖」といわれた三代目、田岡一雄組長の娘です。この…





こちらは山崎直子さん自身による手記です。彼女のほんわかした性格からくるのかどうかは知りませんが、夫の山崎大地さんと同じことを 書いていても、どこか楽観的なものがうかがえます。
この夫婦の本は同じ時期に読んでおりましたが、男と女の感じるところの違い、そして、大地さんと直子さんの…





時空を超えた「子育て」と「介護」!管制官として働く筑波宇宙センターで、著者は一人の女性と出会った―。彼のつづる手記を読んでいると、宇宙飛行士と生活を共にするのは大変なことだとつくづく思います。
僕はこの本を、山崎直子さんの『何とかなるさ』と同時に読んでいたことがあったので、こういう時代になった…