それでも世界は文学でできている 対話で学ぶ〈世界文学〉連続講義3




  

本書は東京大学の沼野充義教授が、文学界の第一線で活躍する作家や詩人。エッセイストに翻訳家たちと熱く語り合う人気対談集の第3弾です。僕もずっとこのシリーズを読み続けていますが今回も面白い!
本書は東京大学の沼野充義教授が、文学界の第一線で活躍する作家や詩人。エッセイストに翻訳家たちと熱く語…
					本が好き! 1級
					書評数:2673 件
					得票数:40314 票
					
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。




  

本書は東京大学の沼野充義教授が、文学界の第一線で活躍する作家や詩人。エッセイストに翻訳家たちと熱く語り合う人気対談集の第3弾です。僕もずっとこのシリーズを読み続けていますが今回も面白い!
本書は東京大学の沼野充義教授が、文学界の第一線で活躍する作家や詩人。エッセイストに翻訳家たちと熱く語…


  

花村萬月先生の『王国記』シリーズ第4弾です。本書には『雲の影』と『PANG PANG』の二編が収録されており、長崎・五島列島を訪れていた朧は、教子に「王国」を目指していることを告白します。
芥川賞作家、花村萬月先生の『王国記』シリーズ第4弾です。本書には『雲の影』と『PANG PANG』の…




  

文学のみならず、政治、宗教、映画などに多大な影響を与えたダンテの『神曲』。本書はその完結篇である『天国篇』です。すべて読了するのは都合2ヶ月以上の時間を要しましたが、その甲斐はありました。
政治、宗教、映画…。後の世に多大なる影響を与えたダンテの『神曲』。本書はその完結篇である『天国篇』で…


  

本書は有識者によるサブカル論評集です。宮澤賢治・村上春樹など文学作品からミステリ、ラノベ、百合小説、BL、アイドル、ゲーム…。改めてサブカルの持つ「生態系」の多様さに圧倒されてしまいました。
本書は有識者たちによるサブカルチャーを批評した論評集です。僕もまた、自分の精神形成にサブカルが大きく…
  


  

映画監督の押井守氏が、ニコニコチャンネルで配信されているメールマガジン『押井守の「世界の半分を怒らせる」』に掲載しているエッセイを書籍化したものです。押井監督の本をじっくり読んだのは初めてでした。
本書は献本御礼。 先日、ようやくのコトながら押井守監督の『機動警察パトレイバー the Mov…




  

この文学アルバムを読んで、僕は三鷹の地へと降り立った…。『新潮日本文学アルバム』の太宰治版です。これを初めて読んだのは中学時代のことでしたが、再読して僕がいかに太宰の影響を受けたかを思い知りました。
この書評投稿サイト『本が好き!』にて最近、太宰治ブームが起こっている…? そのような兆候を感じ取り、…


  

思想家、武道家の内田樹先生と、「オタキング」こと岡田斗司夫氏による対談です。岡田氏はかねてから内田氏のことを尊敬していることで、かなり異色の内容に仕上がっております。内容は賛否両論です。
本書は思想家、武道家の内田樹先生と、「オタキング」こと岡田斗司夫氏による対談です。本書が新書で刊行さ…




  

『ライ麦畑でつかまえて』の再来と評される書簡体小説です。著者によって映画化もされ、僕はそちらを先に読んだ上で原作を読んだのですが、映画ではカットされていることが記されており、相互補完がなされました。
本書はアメリカ人の作家、スティーブン・チョボスキーによって書かれ、後に映画化もされて大きな話題となっ…



  

堀江貴文氏による自叙伝です。常人の何倍もの密度と速度で人生を駆け抜け、塀の中へと落ちた後に社会復帰を果たし、再度走り始めるまでのことが率直に語られており、「人間」としての堀江氏の姿がうかがえました。
本書に記されているまでの堀江氏の生涯は主に幼少期から東大進学のために状況を果すまでが第1部。起業を果…




  

本書はレヴィナス研究の第一人者である内田樹先生と、レーニンの研究者であり、気鋭の若手論客でもある白井聡先生との対談本です。自分の中にもあるかもしれない『自滅衝動』について考えてしまいました。
本書は合気道を能くする武道家の顔を持ちながら、レヴィナス研究で知られる内田樹先生と、レーニンの研究者…


  

カリスマ現代文講師、出口汪先生が生徒の「あいか」と共に日本の名作文学を講義形式で解説し、その中に隠されている「メッセージ」を読み解く一冊です。ただ、「あいか」のような女子高生は「絶滅危惧種」でしょう。
本書はカリスマ現代文講師。出口汪先生が、架空の女子生徒「あいか」に対して講義をする形式で日本文学の名…




  

本書は堀江貴文氏の獄中記である単行本『刑務所なう。』と『刑務所なう。シーズン2』(ともに文藝春秋)の2冊分を1冊にまとめ、文庫化したものです。「文庫版のためのあとがき」が追加収録されております。
正直なところ、僕は本書の元となっている単行本『刑務所なう。』と『刑務所なう。シーズン2』(ともに文藝…


  

本書は1940(昭和15)年に発生した、綴方指導に熱心な北海道の教員が治安維持法違反容疑で大勢逮捕された「北海道綴方教育連盟事件」について、取材の上に書かれたルポルタージュです。執念を感じました。
今でこそいろいろなところで駄文を書いている僕ですが、学生時代、特に小学校のころには作文が苦手でありま…




  

作家、佐藤優先生が『週刊SPA!』(扶桑社)にて連載されている「インテリジェンス人生相談」を書籍化したものです。本書の他にも3冊今までの刊行されておりますが、読むたびに勇気を貰います。
本書は作家であり元外務省主任分析官であった、佐藤優氏が『週刊SPA!』(扶桑社)の人気コーナー。「イ…




  

芥川賞作家、西村賢太先生によるデビュー10年を迎えた短篇集です。田中英光の作に出会い、耽溺していく19歳から20歳にかけての日々。不払いの家賃をため、家主とのやり取りを私小説へと昇華させていきます。
本書は 『無頼の芥川賞作家』 の称号をほしいままにする西村賢太先生による短編集です。もはや「怨念…



  

ジャック・ケルアック。アレン・ギンズバーグらと共に『ビートニク・ジェネレーション』の旗手であるウィリアム・バロウズの最高傑作であり、映画化もされた一冊です。ただ、万人受けはしませんが…。
僕が本書を読んだのは確か20代の半ばのことで、存在そのものを知ったのは尾崎豊の音楽、並びに人生のおい…


  

漫画家、イラストレーター、タレント、俳優、映画監督など、多彩な経歴を持つ蛭子能収氏による『蛭子流・内向的人間のための幸福論』が本書であります。蛭子さん独特の倫理観が全編にわたって綴られております。
実をいうと僕は蛭子能収さんの漫画をほとんど読んだこともなければ、出演されているテレビ番組もそんなに熱…




  

ウクライナ危機、イスラム国、スコットランド問題…。作家、佐藤優が語る世界史のエッセンス。それが凝縮した一冊です。本書を読んであらためて過去と現在はつながっていると実感した次第です。
先の見えない宗教。民族に根差した問題であるウクライナ危機・スコットランド・シリア世界情勢…。それらの…




  

中東地域研究、イスラーム政治思想を専門とする研究者、池内恵先生による「イスラーム国(「IS」)」の解説書であります。組織原理、根本思想、資金源、メディア戦略等を、感情を拝した文体で綴っております。
正直なところを申しますと、本書について書いていくにはとても気が重い…。実は、この文章を書く前日に2部…




  

本書は思想家で武道家でもある内田樹先生が雑誌「AERA」で2008年から連載していた900字の時事評6年半分をまとめた一冊です。「鮮度」からいえば古びた物もありますが、全体を通せばその鋭さが判ります。
本書は思想家で武道家でもある内田樹先生が雑誌「AERA」で2008年から連載していた900字の時事評…