不良少年の夢

「ヤンキー先生、さようなら」これは現在政治家「センセイ」としてご活躍する義家弘介氏の自伝です。僕は彼と精神的に訣別することで、「大人」になることができたのかもしれないと、現在では思っています。
僕が本書を最初に読んだのは20歳前後の事で、俳優の竹野内豊氏が主演でドラマ化された『ヤンキー母校に帰…
本が好き! 1級
書評数:2673 件
得票数:40314 票
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。

「ヤンキー先生、さようなら」これは現在政治家「センセイ」としてご活躍する義家弘介氏の自伝です。僕は彼と精神的に訣別することで、「大人」になることができたのかもしれないと、現在では思っています。
僕が本書を最初に読んだのは20歳前後の事で、俳優の竹野内豊氏が主演でドラマ化された『ヤンキー母校に帰…




哲学者・中島義道先生が七転八倒のウィーン留学より10年。大学教授となって妻子にも恵まれ、功成り名を遂げた中島先生が再度訪れたウィーンで目の当たりにした「変化」とは…。しみじみとしてしまいました。
本書は哲学者・中島義道先生は『ウィーン愛憎―ヨーロッパ精神との格闘 (中公新書)』で、「ヨーロッパ中…




ホリエモンとオタキング。このぶっ飛んだ組み合わせが縦横無尽に語りつくす現状を打破するための「考え方」を提示する対談であります。動画で見るか、活字で見るのかは受け手の判断によるかと思われますが…。
本書の基となっているのは2010年5月12日、2011年4月5日、2013年6月18日に都内で行われ…





恥ずかしい話ですが。僕は本書を読むまで、一説には公式ならぬ軟式と呼ばれる「NHK広報」のツイートをまったく読んだ事がありませんでした。どんな事があっても「ゆるい」ツイートをつぶやくのは「信念」だなと。
及ばずながら僕自身もまた、会社や団体のツイッターアカウントを運用したことがあり、残念ながらあまりよい…




本書は進化生物学の卓越した知識を持つ唯一のセックス・コラムニスト「タチアナ先生」にあらゆる動物たちが「身の下相談」の手紙を書き、タチアナ先生がそれらに答える形式で綴られる「性のワンダーランド」です。
この本を読んだときに思わず涙ぐみそうになりました。 「そうか、そうだよなぁ。悩んでるのは俺ひとりじ…





ガンによって42歳で逝去した鴨志田穣氏がウェブサイトや雑誌に生前連載し、単行本化されていなかった文章を一挙収録し、単行本化したものです。何度読んでも読後には切なさが残り、彼がもういない事を痛感します。
『カモちゃん』の愛称で知られ、漫画家・西原理恵子女史の夫であった故・鴨志田氏が、生前Webサイトや雑…

本書はワタミグループの創業者である渡邉美樹氏が「いつか、世界でたったひとつの教科書を作りたい」と言う積年の夢を形にしたものですが、今読むと流石に複雑なものを感じます。毀誉褒貶は世の常ですが…。
僕もまた、かつて渡邉美樹氏に心酔していた人間であり、渡邉氏に手紙を書いて返事を貰ったこともあるわけで…





本書はノンフィクション作家・門田隆将氏による戦争ノンフィクションの決定版三部作の完結編です。ここで扱われるのは、今もわれわれ日本人を魅了してやまない栄光と悲劇の巨大戦艦、大和。壮絶の一語です。
ノンフィクション作家、門田隆将氏による『太平洋戦争 最後の証言』三部作の完結編が本書であります。サブ…





『愚連隊の神様』を異名を持った万年東一の生涯を描いた「実録小説」の下巻です。帰国した万年を待っていたのは赤紙で戦場へ行き、復員して新宿の街を中心に暴れ回ります。こういう「漢」はもう、出てこない…。
本書は作家・宮崎学先生が『愚連隊の神様』という異名を持つ万年東一の生涯を描いた「実録小説」の下巻です…




本書は「愚連隊の神様」と異名を持った万年東一の生涯を描いた「実録小説」です。ここでは『魔都』と呼ばれた上海を舞台に大活躍する話で、アウトロー・ロマンとして血沸き肉踊る展開であります。
本書を初めて読んだのはちょうど2010年位のことで、当時の記憶を辿ってみると、宮崎学先生の著作を相当…




アメリカを代表するノンフィクション作家の一人である筆者がソロモン・ブラザーズでの日々を記したデビュー作です。「実録・ウォール街」の世界を活写した本書は大学時代の僕を深く魅了しました。
「ウォール街に、あるいは株式投資、株式投機において新しいことは何一つない。ここで過去に起こったことは…





29歳と言う生涯を駆け抜けていった棋士・村山聖。本書はそんな村山の生涯を描いたノンフィクションです。マンガ『三月のライオン』になぜ二階堂晴信くんが描かれているのかを知ってジンと来てしまいました。
実のところを申しますと、本書はハードカバーで刊行されたころ、手にとってパラパラと読んでは見たものの、…




芥川賞作家、西村賢太先生によるエッセイ集の第3弾です。西村先生曰く「例によって例のごとくのゴッタ煮風だ。」とのことですが、それが彼の作品を読んで来た人間にはたまらなく、また違った「味わい」があります。
本書は新世代の無頼派芥川賞作家、西村賢太先生によるエッセイ集の第3弾になります。西村先生いわく 「…




本書はアフリカ系アメリカ人で初のアメリカ大統領となったバラク・オバマ氏の自伝です。内容はすごく分厚いものでしたが、オバマ氏の歩んだ人生が波乱万丈であるがゆえに、とても面白く読めました。
本書はアフリカ系アメリカ人で初の合衆国大統領となったバラク・オバマ氏の自伝です。僕がこの本を読んだの…





自らの壮絶な人生体験を盛り込んだ私小説を書く芥川賞作家、西村賢太先生が8人人間と対談をしたものを書籍化した対談集です。西村先生と対談相手の生み出す「ケミストリー」が読んでいて癖になってしまいそうです。
本書は無頼派芥川賞作家、西村賢太先生が多士済々な8人との対談をまとめ、書籍化した対談集であります。対…





ノンフィクション作家、門田隆将氏による生存者からの証言で浮かび上がらせる太平洋戦争三部作の第二弾です。戦争の最前線とは何か、さらにいうなれば戦争に負けるということはどういうことかを教えてくれます。
本書はノンフィクション作家、門田隆将氏による太平洋戦争(大東亜戦争)三部作の第二弾であります。僕もま…



本書は「戦う哲学者」の異名を持つ中島義道先生が10のタイプの「善人」を片っ端からバッサバッサと斬っていくものです。こういう孤独な戦いを続けている方は非常に気高いわけですが、近くにはいて欲しくない…。
世の中には 『セレンディピティ』 という言葉がありまして、辞書で意味を引いてみると、 『何かを…



本書は漫画家・吾妻ひでお先生が2006年12月以降から、ほぼ毎日ノートに書き溜めてきた日記とイラストを収録したイラストエッセイでありまして、淡々とした日常を送っていらっしゃるあじま先生の姿が愛おしい。
本書は漫画家・吾妻ひでお先生のプライベート日記そのものです。読書。テレビ、薬。図書館。このルーティン…





爆笑問題の太田光氏の妻にして、彼らが所属する芸能事務所『タイタン』の社長である太田光代女史による手記です。僕もツイッター上で光代女史とお話をさせていただいたときに本書を読んだことが役立ちました。
爆笑問題・太田光氏と、その妻であり彼らが所属する芸能事務所『タイタン』の代表取締役でもある太田光代女…





タレントの伊集院光さんが携帯電話向けのメルマガに書いていたことに大幅な加筆訂正を施し、さらに書き下ろしを加えて上梓した大人気エッセイの第4弾です。笑いあり、涙あり、感動ありの内容でありました。
タレントの伊集院光さんが世に送り出す人気エッセイ『のはなし』シリーズの第4弾であります。 本書…