メメント・モリ





私の人生の中で最初に大きな影響を与えた本です。「ニンゲンは犬に喰われるほど自由だ」というフレーズがものすごく印象に残っております。
「契り一秒、離別一生。この世は誰もが不如帰。」 はじめてこの本を読んだのは、確か小学校6年生だ…
本が好き! 1級
書評数:2673 件
得票数:40314 票
有坂汀です。偶然立ち寄ったので始めてみることにしました。ここでは私が現在メインで運営しているブログ『誇りを失った豚は、喰われるしかない。』であげた書評をさらにアレンジしてアップしております。





私の人生の中で最初に大きな影響を与えた本です。「ニンゲンは犬に喰われるほど自由だ」というフレーズがものすごく印象に残っております。
「契り一秒、離別一生。この世は誰もが不如帰。」 はじめてこの本を読んだのは、確か小学校6年生だ…




著者の壮絶な人生体験を潜り抜けて獲得された言葉の数々はいまの自分を救ってくれました。本当に「人に定めなし」です。
「オマエ、○○(地元一番の進学校)か?」 「いいえ、ちがいますよ。」 とある人と会話になったとき…




彼女はかつて「ダッカ闘争」や「リッダ闘争」で世界を震撼させた日本赤軍のリーダー、といえばお分かりいただける方もいらっしゃると思います。彼女が娘である重信メイとのことを獄中で書いた手記です。
この間、日本赤軍のリーダー、重信房子とその娘である重信メイの本を読んでいた。僕が重信房子について覚え…





ホールデン・コールフィールドはやっぱり僕の永遠の少年像です。実際にこの本と同じシーンを私自身体験して、「あぁ、彼が言いたいことはこういうことだったんだなぁ」と思ったことがありました。
僕の高校生活は彼の小説とともにあったといっても過言じゃあない。それくらい影響を受けた。特に「ライ麦畑…




『匂い』というものに取り付かれたある1人の香水師の数奇な一生。ひとつのことに取り付かれるように夢中になる主人公の純粋さには、ある意味狂気すら感じさせました。
ずっと気になって、読まずじまいだった本があった。ニルヴァーナのカート・コバーンが愛読していた本で、「…




![二十歳の原点 [新装版]](https://images-fe.ssl-images-amazon.com/images/I/51X6peKCOHL._SL160_.jpg)
「独りであること、未熟であること、それが私の『二十歳の原点』である」この言葉を残して、貨物列車に飛び込んだ女子大生、高野悦子の手記です。読んでいてあまりにも純粋で、そして痛々しかったです。
「独りであること、未熟であること、それが私の『二十歳の原点』である」 …





派手な日常とはうらはらに、何か満たされない30歳の女性と、異性からあえて目をそらし、趣味の世界に没入するオタク男性という現代社会を象徴するキャラクターどうしの、一見ちぐはぐなカップルの物語。
僕は基本的に恋愛本は読まないですが、この人の本だけは別です。 少し内容説明すると、著者のアルテ…




かつて北海道で「丸井さん」と呼ばれ親しまれてきた老舗百貨店が凋落していくさまを書いた本です。ねがわくばこれを教訓としていただきたいところです。
僕の町には「丸井今井」という百貨店があった。「丸井さん」という愛称で親しまれていたと知ったのは、つい…





「最後の相場師」の異名をとった是川銀蔵氏の自叙伝です。今読んでもまったく内容に古さは感じません。壮絶な人生をたどっています。
もし誰かに 「あなたの座右の書はなんですか?」 と聞かれたら、迷わずこの本を挙げるだろう。簡単に…




ビジネスの世界で有名なエッセイストがつづるエッジの効いたエッセイ集の第一巻です。です。僕がこの本で感動したのはケチャップの謎と、オプション取引の攻防です。
この本は勝間和代さんの本でたびたび取り上げられることでおなじみのマルコム・グラッドウェル氏がニュー・…





この人がギャンブルで失ったお金は競輪だけでも10億近くに上るそうですが、それと引き換えにして得たものはこういう『男の矜持』や哲学なんだと思うと、感慨深いものを感じます。
正直、何回も笑いが止まらなかった。どうも、僕の笑いのツボは、 「カネによって炙り出される『人間の本…