広重ぶるう

歌川広重の後半生を描いている。 遅咲きの浮世絵師が、新しい藍色に出会う瞬間とひらめき。 そして人生にドライブをかけていく様子が、良く表されていた。
568 梶よう子 「広重ぶるう」 歌川広重の後半生を描いている。 遅咲きの浮世絵師が、新しい…

本が好き! 1級
書評数:668 件
得票数:11766 票
語りかける書評ブログ「人生は短く、読むべき本は多い」からの転記になります。
殆どが小説で、児童書、マンガ、新書が少々です。
評点やジャンルはつけないこととします。
ブログは「今はなかなか会う機会がとれない、本読みの友人たちへ語る」調子を心がけています。
従い、私の記憶や思い出が入り込み、エッセイ調にもなっています。
主要六紙の書評や好きな作家へのインタビュー、注目している文学賞の受賞や出版各社PR誌の書きっぷりなどから、自分なりの法則を作って、新しい作家を積極的に選んでいます(好きな作家へのインタビュー、から広げる手法は確度がとても高く、お勧めします)。
また、著作で前向きに感じられるところを、取り上げていくように心がけています。
「推し」の度合いは、幾つか本文を読んで頂ければわかるように、仕組んでいる積りです。
PS 1965年生まれ。働いています。

歌川広重の後半生を描いている。 遅咲きの浮世絵師が、新しい藍色に出会う瞬間とひらめき。 そして人生にドライブをかけていく様子が、良く表されていた。
568 梶よう子 「広重ぶるう」 歌川広重の後半生を描いている。 遅咲きの浮世絵師が、新しい…

高校バレーの6人が、41歳になる年に起こった出来事。 ミステリー仕立てのところも楽しめた。
569 平岡陽明 「素数とバレーボール」 高校バレーの6人が、41歳になる年に起こった出来事。…

全世界の人たちに通じるであろう、「ズルい奴ら」との戦いを描いている。 書かれている「ズルい奴ら」は、決して個々の人だけではない。 そんなところが、「今の全世界」のような気がした。
570 ソン・ウォンピョン 「三十の反撃」 全世界の人たちに通じるであろう、「ズルい奴ら」との…

御二人による、対談、相互批評に、往復書簡。 「ぃやだ。おじいちゃんは、あれでも笑ってるのよ」と、幼い私に叔母が、そっと説明してくれたことを思い出した。
571 筒井康隆、 蓮實重彦 「笑犬楼vs.偽伯爵」 御二人による、対談、相互批評に、往復書簡…

結珠(ゆず)と果遠(かのん)の二人の、小学校2年生から29歳までのお話。
572 一穂ミチ 「光のとこにいてね」 結珠(ゆず)と果遠(かのん)の二人の、小学校2年生から…

仕掛けられた爆弾をめぐる、力強いミステリーであり、コンゲーム(取り込み詐欺)。 コンゲームは、物語の中はもちろん、作者と読者の間でも行われていたようだ。
573 呉勝浩 「爆弾」 仕掛けられた爆弾をめぐる、力強いミステリーであり、コンゲーム(取り込…

二人が出会うお話。 世の中の人でも、大海のクジラでも、二人や二頭が「出会う」ということは、稀で貴重なことだと思い至った。
574 町田そのこ 「52ヘルツのクジラたち」 二人が出会うお話。 世の中の人でも、大海のク…

事故に巻き込まれて、体の大半が自分では無くなった男のお話。
575 アルジス・バドリス 「誰?」 事故に巻き込まれて、体の大半が自分では無くなった男のお話…