劉邦(下)
中国歴史小説で定評のある宮城谷昌光氏が、劉邦と項羽の楚漢戦争を(劉邦を主人公にして)描いた小説。(下巻)
上巻を読んでいた時は、これはちょっと今までにない楚漢戦争(項羽と劉邦の争い)の本のような気がした…
本が好き! 1級
書評数:1159 件
得票数:3317 票
能登をこよなく愛する好奇心旺盛な50代のブルーカラーのオヤジ(源さん)です。2005年から趣味の1つ読書(本の紹介・書評中心)のブログを続けてます。1年に大体150冊前後読んでます。得票数は気にせず、自分らしいレビューを書いていきたいと思います。
中国歴史小説で定評のある宮城谷昌光氏が、劉邦と項羽の楚漢戦争を(劉邦を主人公にして)描いた小説。(下巻)
上巻を読んでいた時は、これはちょっと今までにない楚漢戦争(項羽と劉邦の争い)の本のような気がした…
中国歴史小説で定評のある宮城谷昌光氏が、劉邦と項羽の楚漢戦争を(劉邦を主人公にして)描いた小説。(中巻)
この中巻でようやく秦末の騒乱に欠かせない英雄たちが続々と登場してくる。 一応、上巻でも雍歯、蕭…
中国歴史小説で定評のある宮城谷昌光氏が、劉邦と項羽の楚漢戦争を(劉邦を主人公にして)描いた小説。(上巻)
小学校の時、現代教養文庫の『水滸伝』と『物語三国志』に接して中国の歴史物語ファンとなった。 中…
原題は『How To Be Creative』だから「いかに創造的な生き方をするか」とでも訳されるタイトルの本。著者は、月間ビジター数200万を越える超人気ブログ『Gapingvoid.com』を主宰する。
著者は、月間ビジター数200万を越える超人気ブログ『Gapingvoid.com』の主宰。広告代理…
「二つの山河」「臥牛城の虜」「甘利源治の潜入」の3作品収録。
収録作品 「二つの山河」「臥牛城の虜」「甘利源治の潜入」の3作品収録。 第一話「二つの山河」 …
昨年(2015年)1月に亡くなった、中国・西域の歴史小説に定評のあった陳舜臣さんの西域関係の列伝である。法顯、宗雲、張騫、スウェン・ヘディン、ヤクブ・ベクの5人を採り上げている。
陳舜臣さんは、1年前(2015年1月21日)に惜しくも亡くなられたが、私が中学生の頃から好きだ。つ…
<高瀬川女船歌>シリーズの第9弾。
私は澤田ふじ子さんも同様シリーズものは殆ど読んでいるし、単独の作品など他の作品も半数以上読んでいる…
佐藤雅美氏の大人気の<物書同心居眠り紋蔵>シリーズ第14弾である。著者の<半次捕物控>シリーズに出てくる蟋蟀小三郎が何とこちらにも登場、彼が紋蔵に相談した事件が奉行を怒らせ、紋蔵は失職しかけるが...
男の現役時代小説作家の中では私が一番な佐藤雅美氏の<物書同心居眠り紋蔵>シリーズの最新作である。 …
以前NHKで放映されたの時代劇ドラマ『塚原卜伝』の原作だ。卜伝の真剣勝負は実際には何百回もあったようだが、この作品では12回の真剣勝負を採り上げ、彼の凄まじき程までに剣に生きた生涯を活々と描いた傑作。
1月程前に風野真知雄氏の『卜伝飄々』を読んで塚原卜伝に非常に興味を持ったが、こちらの津本陽氏の『塚原…
この本は石川県内各地の昔話を収録し、TBSで以前アニメ番組「まんが日本昔はなし」のナレーターをしていた常田富士男さんが、実際はなしの舞台となった地域を歩いて撮った写真や感想、コラムなども収めた本です。
私の精神年齢低いんでしょうか 子供の頃からTBSの「まんか日本昔ばなし」の大ファンです。 …
歴史時代小説の気鋭・風野真知雄氏が、戦国時代の無敗の剣聖・塚原卜伝の60歳の坂を越えてからの姿を数々の伝承から着想を得て軽やかに等身大の人間として飄々とした姿でユーモアたっぷりに描いて見せた傑作です。
風野真知雄氏、近年になってからよく読むようになった作家だ。 最近好きな時代・歴史小説作家の1人…
平安中期を代表する仏師・定朝を主人公とした歴史小説である。彼の才能を見出した比叡山内供奉・隆範と定朝が色々な事件等を通して絆を深め、定朝が追求する理想の仏の姿に至り、平等院の本尊を造り上げる迄を描く。
私事でバタバタしていた為に読み終えるのに11日間もかかってしまった。 とは言え途中断念しなくて良…
江戸時代の絵師・伊藤若冲を主人公とした歴史小説である。若冲は何派に属さない町絵師だ。緻密な絵を描いたかと思えばユーモアな妖怪・付喪神などの水墨画を描くなど、江戸時代、彼ほどユニークな画家はいなかった。
表紙にまず惹かれた。 タイトルに『若冲』とあり、あぁ成程なぁと思った。 私が彼を初めて知った…
奈良時代の一時期権勢を誇った藤原仲麻呂(後の恵美押勝)と確執の仲にあった橘奈良麻呂を主人公に描いた歴史小説。彼はクーデターを企てるが未遂に終わる。平安初期の政治状況を作者独自の解釈も交え興味深く描く。
梓澤要さんの小説は、以前『捨ててこそ空也』を読んだことはあるが多分それだけだ。よって2冊目である。…
吉村昭氏の敵討に関わる2編の中編小説である。 個人の仇討であるが、2篇とも意外な(歴史上の)人物や事件が絡み、又単なる仇討の事件を扱った小説とは別の驚きや興味が湧く事実も出てきたりして非常に面白かった。
収録作品は中編の『敵討』と『最後の仇討』の2編。 第1話『敵討』 前半の粗筋紹介にて紹…
幕末明治維新期に、その後の日本を形作ったともいえるニッポンの創業者5人、渋沢栄一、五代友厚、川田小一郎、根津嘉一郎、岩崎弥太郎について書かれた本である。
副題は「大変革に求められるリーダーの生き方」となっている。 ここに採り上げられた5人の人物は、い…
仕事が上手く運ばないのは能力のせいではなく、段取り力が上手く発揮されていないからだというこの本の指摘はその通りだ。自分に合った段取りスタイルで仕事(問題)を見直し対処すると、流れがいい方向に変化する。
この本を目にした途端、すぐ手にして(中身もろくに見ずに)図書館のカウンターに持っていった。 タ…
幕末に越後高田藩の藩士中島兼吉は幕府の命で、西洋の最新の鋳造技術を学ばせるためにオランダに留学した。兼吉の目を通して、同時に渡航した榎本武揚や西周など若き留学生の姿も描く。兼吉の蘭人との恋物語も見所!
主人公は、幕末にオランダに鋳造技術の職方の留学生として渡ったが殆ど無名に近い中島兼吉である。 …
史上最後の仇討を取扱った小説。主人公は秋月藩の臼井六郎。藩執政で他藩にも能吏で有名な臼井亘理は、その活躍から妬まれ妻と共に惨殺されるが犯人はお咎めなし。復讐を誓った息子六郎は山岡鉄舟に弟子入りし...
ここでの私の紹介文で、最近葉室麟氏の作品が非常に多くなっているが、個人的にかなりハマってしまってい…
稲盛和夫氏の平易明瞭な言葉で書かれた人生訓的な1冊。京セラという会社を苦労しながらも立ち上げ成功し、その叩き上げの経験や、その後KDDIの設立やJALの再建にも成功しその経験から滲みでた言葉が奥深い!
稲盛氏の本は初めて読む。 京セラの会長やJALの再建の際、会長として采配した話はニュースなどで見聞…