忘れることができない歴史、言葉が頭に残り続ける。それ自体が「ゲームの王国」の一部なのかもしれません。 全く行き先の見えない、ドキドキ（むしろこわくてバクバク）するSF小説です。

まず一言、感想を記すとすると「全く行き先の見えない、ドキドキ（むしろこわくてバクバク）するSF小説」…

この題名はディックがつけたのだろうか？ゲームで人生が変わっていくとき、何を思うだろうか。

読了するまでにこの題名がとてもしっくりくるようになります。 ディックを数冊読んでいる方はご存知の通…

ホーガンの文学宇宙がそこにあった。火星での生活、ビジネスの「もしも」を想像してしまった。

ホーガン作品の中で個人的に好きな点は、主人公が古典的なヒーロー像に近しい人物で博識な点です。 SF…

「書店員のおっさんが泣いた」という帯がかかっていました。おっさんじゃないけど、本を読んで泣くという体験をはじめてしました。

いわゆる青春ものです。 設定などの部分で昨今は、大人としての意見で賛否が分かれてしまっております……

平凡そうに語られる「壺なおし」って、非凡なお仕事なのではないだろうか？

私は個人的に神社仏閣や芸術作品などの、修復過程のドキュメンタリーなどが好きで、そのことを思い返しまし…

あのときの「あの子たち」とまた、大きな事件へ

ふわふわっとした表紙とは異なる。読み始めてすぐに思った。やはり辻村ワールドでした（笑） 20歳頃に…

夏休みの課題の中に一説がありそれを読み、続きが気になった一冊。今の私が読んだらどんな風に思うのか

15歳。初めて読んだときの私の年齢もそのくらいだった。 夏休み、国語の課題。その中の一つ。そのペー…

一家に１つ、ユービックを！この時代のユービックはどんなものでしょうか？

きっとユービックを執筆中のディックはそこそこいい状態だったのはないかと思う。 宇宙人や超能力系の作…

彼女に恋をしてしまった。それは決まっていたことなのかもしれない

表題作「たんぽぽ娘」は10代のうちに読んでおきたかったなと、読み終わって一番に思った。 表紙そのま…

人間とアンドロイドの差はあるのだろうか？どちらも眠るときにはいい夢をみるのでしょう

ディックという人物はとても波のある私生活を送っていたようです。 妻や薬、自身の精神状態が色濃く作品…