いまかこ (イブニングKC)





犬木加奈子と同じく名前が怖い作者の、一巻完結作品。
犬木加奈子と同じく名前が怖い作者の、一巻完結作品。 続けられなくはないけど、雑誌も潰れたので、脇役…
本が好き! 1級
書評数:758 件
得票数:7806 票
感想はできるだけ一息に書きたいです。





犬木加奈子と同じく名前が怖い作者の、一巻完結作品。
犬木加奈子と同じく名前が怖い作者の、一巻完結作品。 続けられなくはないけど、雑誌も潰れたので、脇役…

少年サンデーと別冊少年サンデー、学年誌に掲載された作品を収める。
紙芝居に始まり、何度もリライトしてきたにもかかわらず、物語的には行き当たりばったりで、忙しくなり始め…





水木代表作の一つ、『河童の三平』関連ですが、これまでは入手困難な作品たちです。 カラー原稿もふんだんで、全集は良いなと思ってしまう。
『ぼくら』『もうすぐ小学一年生・小学一年生』『少年キャプテン』『月刊!スピリッツ』など、時代も版元も…





沼だ。困った。日本漫画の歴史よりも深い沼だ。 タイトルはゴリラズのアルバムと同じだし、麻宮サキもどきは出てくるし。
ピーチももこと読むらしい。 ヴァリアントカヴァーを多数手がけてきた作者の初単行本であり、作…





色々と復刊されますように。
水野純子初期?作品集。 2022年だったと思いますが、漫画も書くとTwitterで明言してたので、…

ファム・ファタルは関係性の中にしか存在し得ず、それゆえ、妖婦は男の中に宿る、何かの名前だ。
宿命の女と訳されてきたけど、これって男視点の言葉ですよね。 作者が女性だからか、文化の違いか、サブ…





黄金時代の英国挿絵画家
エディション・トレヴィルから出た、挿画集。 英国黄金期の挿絵本は、豪華な作りであったようだから、も…





不気味なものは、科学の発達がオカルティズムに新たな命を吹き込んだように、近代にメディアとの関係を取り結びます。
ちょっと文体が読みづらいとこがあるのですが、これは作者の母語が日本語ではないっぽいことと関係するのか…





マニエリスムということばがほとんど日本に知られていない頃、ヨーロッパで評価の変換が起きたさまを紹介してきた作者による、マニエリスム入門書。
高度の技法と寓意の組み合わせは、装飾的であり、カトリックの神学体制に生じたひび割れのようなものである…





この本は春画を「芸術」ではなく、エロ本として扱う。 芸術は商売の口実に過ぎず、戦地や、お店などに持ち込む縁起物も同じようなものだろう。 春画は片手で抑え、もう片方は別のところにあてがわれる。
エロ「商品」を通してみた、日本文化史は、ほぼ江戸の話題である。 江戸は一時期、三分の二を男が占める…





翻訳は注の方が読みやすいです。
何度かの訳文見直しを経ての文庫版ですが、補足などは少しやりすぎかも。 本文は少し読みづらい。 そ…





妖精写真から、ダウンジングまで、この世界に動く何かの力についての想像力と、山師たちと、信じたい人。 ここには大きな鉱脈が埋まってる。
青弓社『写真叢書』の一冊。 筆者は、パラノーマルな文化史の研究家で、博士論文やあちこちに発表し…





ときわ荘世代としては、いち早く劇画に順応した石森だが、本来の作風はこのようなファンタジーだろう。 石森が生み出した独自の絵物語は、少女漫画に多大な影響を与えた。
全編を通し、御伽噺モチーフであり、継母にいじめられる、幼い少年ジュンの、夢の世界での冒険と、現実世…

いち早く海外の漫画に親しみ、絵画の専門教育を受け、日本の絵物語にも親しんできた、ハイブリットな画風は、プレサイバーパンクな混沌の宇宙。
『柔俠伝』などで知られる漫画家にして画家でもあるバロン吉本の画集。 マンガの一部なども収められてい…





しかしこの本の作者は、裏切りを言いたてているのだ。 立て前としてあったはずの、シュルレアリスムの理想には魅了されていたのだとおもう。 それが、まぼろしであったとしても。
高くなるのは承知の上で、語られる作品全ての、大きなカラー図版が欲しくなる。 シュルレアリスムが掲げ…





ユングの手法と、ボッスの絵画から、樹木をめぐる創造力の海へ。
訳者ものべているが、ボッスを起点とすることの意味が見えづらい。 ここに描かれた事柄の次の段階として…

業の強さゆえに、中有において澱のようになったモノは、人の形をしてないだろうと仏教的には考えられてるようです。
宗教あるいは民俗的なものとして、幽霊画を見ていく本。 ちょっと小さいですが、図版も結構載ってます。…





猫の図像に秘められた日本人と猫の関係の変化を、膨大な資料を駆使して読み解いていく、日本史の本。
歴史系の薄い本として名高い、山川書店日本史リブレットの79。 描かれた猫を通して、日本での猫の…





読書家のアイドル荒俣宏、この本では後書き以外は荒俣キャラとして語らず、博物学の案内に徹している。 すべてがカラーではないものの、カラーも含めて、博物図譜も豊富。
角川選書って、読んだ記憶がなく、角川源義の寺田寅彦を引用した言葉も初めて読む。 荒俣宏の本を、杉浦…




20世紀の経済大国の残光。日本の終わりのはじまり、1995年。
1995年に高校生向けに書かれた、身体論。 なんだかんだ言っても、まだ将来に可能性を感じていた、遠…