象の背中
一見すると泣かせるだけの映画用小説ですが、その奥には世代間ギャップや死生観といった深いテーマがどっしりと横たわっており、それらをさすが巨匠といったポジショニングがなされている。印象に残る一冊です。
一見すると泣かせるだけの映画用小説ですが、その奥には世代間ギャップや死生観といった深いテーマがどっしりと横たわっており、それらをさすが巨匠といったポジショニングがなされている。印象に残る一冊です。
「せっかくの美味しい野菜を料理できないばっかりに塩だけ振って食べる」ような本ですね。もったいない。
この本は全ての消費者に読んでもらいたいくらいの価値のある本です。そして、ここに書かれてあることも含め、情報を鵜呑みにしないでできる限り自らで判断できるようにしてもらいたいと心底思います。
良書なのにお勧めする相手を選んでしまう。そんな難しい一冊でした。
この本はマーケティングへの入り口としては、最適書かもしれません。ボリュームはないけどシンプルでわかりやすい。なので、就職活動中の大学生なんかにオススメかな?
これ、読む前と読んだ後では世界の見え方が変わります。それぐらいの衝撃!
この本、ブログ書き始めて半年以内の方にオススメかも? まったくブログ書いてない人にも、かなりのブログリテラシーを身に付けてる人にも向かない、ちょっとスキマ狙いな一冊のように思えました。まぁ、この層が大事なんだっていう著者の意識の表れかもしれません。
ひまわり学級(養護学級)にいた著者(テレビ等の構成作家として活躍されているらしい)が小学五年生で出会った一人の先生がきっかけになってぐんぐん成長し、最後は卒業式で答辞を読むまでになる、という中身はものすごくベタなんですけど、でも泣いちゃうお話。やっぱ本当にあったことっていうのは、もうそれだけで心をわしづかみされちゃいます。北海道の方言が、何故か鹿児島と似てるってのもあってリアルに読めました。
このマンガは、ゆっくりと音楽を楽しむように時間軸を本にあわせて読むべき一冊のように思います。でないと、この優しい空気感に浸れないかも?
どうしてもこういったネットの使い方なんて立ち位置の本は寿命が短いもの。でも今の時点で前のほう走るには持って来いな一冊ですし、これをある程度マスターすればあとは流れに身を任せる感じで前方集団にいられるのもわかります。なので今この本は買いですよ。特にネットがらみにちと劣等感感じてる人に。
この本、思ってたよりもずっと本気度高いっす。人生に迷ってる20〜35歳くらいの人にかなりオススメの一冊。リクナビNEXTという転職サイトが出版しているのにも関わらず、転職しないほうがいいよ、人生は持続が大事なんだよ、なんてポジション関係なしの声があったりするのが面白い。 まぁ、一芸に秀でている人たちの助言だけあって、聞く耳もてない人にはしんどい内容もあるのですが、それでも読むに越したことは無いですね。
この事件はITからでも経済からでも世代論からでも論じることのできるが故にぼんやりとしてしまっていて、尚且つ感情が論理に先走ってしまっている問題でもあるので、読み手に相応のリテラシーを求める内容になっています。
冒頭の確率の解説は高校の参考書みたいでいいのですが、自己啓発的な内容に確率を利用したり、はたまたギャンブルを確率の観点から捉えたりなどというこのまとまりきれなさが中途半端感を生み出してしまっている気もしますね。
現在いじめられてる人も、そういう子供を持つ親も、そしていじめなんて関係ないって思ってる人も読むべき一冊。優しさあふれる子供が陥っている現実がここにはあります。 特にいじめなんて自分には関係ないって思ってる人にこそ読んでもらいたいのです。
ライブドアの伊地知氏がソフトバンククリエイティブから発行しているこの本、なのにポジショントークでないのがいいですね。CGMの流れを俯瞰しようとしている姿勢が好感を持てます。 2.0的メディア(本書内での定義は「消費者間で双方向に配信されるメディア(ブログ・SNSなど、消費者間で双方向にCGMが生成され、集合体となったもの)」)を解説するというのは、その性質からどうしても皮膚感覚に頼らざるを得ず、公平性というかそういうバランスのいい状態での情報を発信するのは難しいものだと思いますが、それでもそこを意図しているところがいいんですよねぇ。
この本、感動という心理のメカニズムについて書かれた本ではありませんので。 むしろこの本の著者である八柏氏のここでの主旨は「なんでもかんでも貨幣価値がつけられるようになってきた(つまり消費社会の膨張)時代の変遷を追うことで、その時代に生きる人間が貨幣以外の価値判断ができなくなってしまう(つまりカラッポ人間)ことへの警鐘」というところにあったんじゃないだろうか? そしてその点を哲学者的観点から突っ込んでいるのはなるほど興味深い。