タコの心身問題――頭足類から考える意識の起源




原題は "OTHER MINDS"。いったい mind って何だ? 脳科学に興味ある方にも一読をお勧めします。
筆者はもちろんタコの研究をしていますが、生物学者ではなく哲学者です。 これはあくまで哲学の手がかり…

本が好き! 1級
書評数:53 件
得票数:719 票
びびりで怖いもの見たい派です。
記憶に残る言葉と出会いたい。
かつては英米文学系の編集者的な。




原題は "OTHER MINDS"。いったい mind って何だ? 脳科学に興味ある方にも一読をお勧めします。
筆者はもちろんタコの研究をしていますが、生物学者ではなく哲学者です。 これはあくまで哲学の手がかり…





穢れなき世界から抜けだそうともがく少女の軌跡を追ったYA小説。 ひとつ屋根の下にはらむ謎を知ったとき、マリンは自分を見つめなおす旅に出た。
ニューヨークの大学に進んだマリンは、雪が降りしきるなか無人の学生寮に残っていた。ひとりきりで思い浮か…




アフリカ育ちの作家がすくいあげる、かつてドイツで働いていたモザンビーク人の声、声、声。 日本の移民問題を考える入り口にもなるグラフィックノベル。
マッドジャーマンズとは――出稼ぎ先の東ドイツでも母国でもよそ者扱いにあって、仲間どうし集まってはドイ…





デジタルネイティブが描ききったネット社会の「いま」。勇気をもってこの不安、孤独、見えない圧力、恐怖に直面してほしい。これは私たちの物語。
空軍基地勤めのカルヴィンは、妻子に出ていかれて、散らかった家と職場を往復する生活。近く妻を追って引越…




すべての単語を収録する目的で作られた、唯一無二の辞書、オックスフォード英語辞典(OED)。その気の遠くなるような編纂作業を陰で支えた、ひとりの男がいた。
言葉は時代によって意味や形が変わりゆくもの。OEDのすごいところは、そのすべてを時代順に収録しようと…




男女平等で先端をいく北欧。その意識をグラフィックノベルでおすそ分け。どこも工夫がいっぱいで、ページをめくるのが楽しい。思春期の子たちも、初恋のヒントにどうぞ。
縦書き・右開きの漫画形式が染みついた読者は、はじめ違和感を覚えるかも? この作品はさらに変則的な、両…





主演リース・ウィザースプーンで映画化!『エレノア・オリファントは今日も元気です 』の原書。堅いのから柔らかいのまで、幅広い英語表現が楽しめる。
見かけない表紙かと思いますが、ラージプリント版です。これが英語学習者にはありがたい。繰り返し同じ行に…





世界史の「狂気」の文脈を、現在までいっき読み。 書いた人も、訳した人もすごすぎる、超・力作。130点もの図版(カラー44点)を収録。
精神疾患は、国や時代によってさまざまに解釈されてきた。 キリスト教国において、狂気とは悪魔憑きであ…





伝説のBBC版「高慢と偏見」のメイキング。名作ドラマが生まれた理由がここに。
オールカラー。キャストのオフショットを交えつつ、ドラマ「高慢と偏見」の撮影前から編集までを追いかける…




"永遠の童貞"ヴィヴェスらしさ満載のバンド・デシネ。 青くて、酸っぱいよね。
バンド・デシネとは、日本の漫画ともアメコミとも異なる、フランスの伝統的なコミック。 バスティアン・…




世界文学ねえ…… ちょっと敷居が高いかなあ。 と、おそるおそるページを開いてみました。
冒頭を飾るのはエミリー・ディキンスン。 生前は世間とほぼ没交渉、死後に作品が発見された、アメリカの…




登場人物に名も与えられない「日系人」の物語。どう読めばいいかもわからず読んでいくと、その先に待っていたもの。
はずかしいことに、私は日本文学をほとんど知らない。 幼少期は、日本も外国も区別はなかった。 ファ…





こんなに美味しいって、知ってた?
捨てるところはなんにもないはず(「詩の食べ方」より) とあるとおり、詩って、というかこの本って、旨…