ほとんど記憶のない女

どことなくブローティガンを連想させるが、もっとクールでもっと知的、もっとシュール
図書館で本を返却して予約の本を借りてついでに外国文学コーナーをのぞく。すると、本がおいでおいでをして…

本が好き! 1級
書評数:2209 件
得票数:39565 票
女子柔道選手ではありません。開店休業状態のフリーランスコピーライター。暴飲、暴食、暴読の非暴力主義者。東京ヤクルトスワローズファン。こちらでもささやかに囁いています。
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どことなくブローティガンを連想させるが、もっとクールでもっと知的、もっとシュール
図書館で本を返却して予約の本を借りてついでに外国文学コーナーをのぞく。すると、本がおいでおいでをして…

華文ミステリーならぬ華文マジックリアリズム
『ハリネズミ・モンテカルロ食人記・森の中の林』 鄭執著 関根謙訳を読む。 華文ミステリーなら…

影男伝説―トラウマが劇画のテーマを復讐に向かわせた
佐藤まさあきってとっくに亡くなっていたんだ、知らなかった。 彼の代表的キャラクター「影男」をい…

再就活ブートキャンプ、きついですぜ、中高年には
『捨てられるホワイトカラー―格差社会アメリカで仕事を探すということ』バーバラ・エーレンライク著を読む…

ツブシが利くのは「ジェネラリストかスペシャリストか」
『雇用社会の25の疑問』大内伸哉著をちょっとずつ読む。 「どうして、社員は就業規則に従わなけれ…

「俺の話を聞け」、「俺の話も」、「俺の話も」
『失われたスクラップブック』エヴァン・ダーラ著 木原善彦訳を読む。「ポスト・ポストモダン作家」らしい…

新たな小説の井戸を掘り続けた著者の10の短篇集
『無関係な死・時の崖 改版』安部公房著を読む。 新たな小説の井戸を掘り続けた著者の10の短篇集…

われわれはなぜ映画館にいるのか
『金井美恵子エッセイ・コレクション4 映画、柔らかい肌。映画にさわる』を読む。 作者は映画好き…

元祖喪色系男子―代表作『蒲団』につながる作品
『少女病』田山花袋著 藤牧徹也 写真 を読む。タイトルが秀逸。 著者の分身と思われる作家・杉田…

メディア・リテラシーとは、民度だと言うが
『自由を考える―9・11以降の現代思想』東浩紀・大澤真幸著を読む。 このところ、メディア・リテ…

アウシュヴィッツの『回教徒』
昔、書いたブログから。 『アウシュヴィッツの残りのもの-アルシーヴと証人』ジョルジョ・アガンベ…

「民族と人種の戦い」が凄惨なホロコーストをもたらせた
NHKの『映像の世紀 バタフライエフェクト』などでナチや第二次世界大戦を見ていたが、改めて本で読みた…

「サイバー・カウボーイ」か、ITの奴隷か
『情報化と経済システムの転換』奥野 正寛 池田信夫 編著を読む。 モジュールとオープンアーキテ…

『広告批評』の創刊編集長だった著者は、座談の名手でもあった
図書館で借りてきた『広告も変わったねぇ』天野祐吉著を楽しく読む。 終刊となる『広告批評』の創刊…

さあて、窮極の選択です。監視国家か、世界開放国家か
『世界リスク社会論 テロ、戦争、自然破壊』ウルリッヒ・ベック著を読む。講演録の原稿だから、話し言葉で…

センスのあるナンセンス。奇妙な味わいのポップ文学
『缶詰サーディンの謎』(DALKEY ARCHIVE)ステファン・テメルソン著 大久保譲訳を読む。…

伝説のラジオショー「スネークマンショー」、わかるかな?
伝説のラジオショー「スネークマンショー」は、当初、ひっそりとラジオ大阪でオンエアされていた。「POP…

ヒトと人のあいだ 動物と機械のあいだ
『ヒトと人のあいだ (シリーズ ヒトの科学 6) 』野家啓一編を読む。 執筆者の論考よりも、最…

1911年と1991年、時を越えた2つの事件の糸をほぐす
『金時計』ポール・アルテ著 平岡敦訳を読む。 1911年の冬、貿易会社の社長ヴィクトリアが…

新訳『大鴉』を音読、うちの黒猫が目を丸くした
今週の通勤本は集英社文庫ヘリテージシリーズの『ポケットマスターピース09 E・A・ポー』鴻巣友季子 …